26 / 35
第26話
レモノ視点
アニカとジェイドを失墜させると、ガイスが言ってから数日が経っている。
屋敷にガイスが来てくれて、私は期待していた。
部屋で計画を聞き、ガイスに尋ねたいことがある。
「魔物の群れが発生している理由を、お姉様のせいにするのですか?」
「はい。最近この国では魔物が多く発生していて、アニカ様は魔物の群れを1人で倒せる程に強い……全て、アニカ様のせいにできそうです」
今まで魔物の群れの元に1人で行くよう、家族がアニカに命令していた。
ガイスは家族を納得させて、アニカが自分の意思で行ったことにするようだ。
「お姉様が1人で魔物の群れを倒したことは知られているので、異質だと思われているようです」
「そして私は計画のために、魔物の群れをニールド領に向かせています」
「えっ?」
私はガイスの発言に、驚くしかない。
発覚したら処罰されるけど、そこまで私のために動いてくれたようだ。
「今まで魔物の群れを1人で対処していたアニカ様が、ニールド領に行った途端に魔物の群れが現れる――こうなれば、アニカ様のせいだと思う人も出るでしょう」
そして今、ガイスは貴族達にそんな噂を流しているようだ。
数週間後には魔物の群れがニールド領に発生して、噂が事実だと思わせようとしている。
これなら問題ないと考えて、私も協力するために動こうとしていた。
ジェイドが魔物の研究長をしていることは知っていたけど、どこまで詳しいのかは知らない。
計画に協力して――私は、ガイスが婚約者になったことを後悔することになる。
アニカとジェイドを失墜させると、ガイスが言ってから数日が経っている。
屋敷にガイスが来てくれて、私は期待していた。
部屋で計画を聞き、ガイスに尋ねたいことがある。
「魔物の群れが発生している理由を、お姉様のせいにするのですか?」
「はい。最近この国では魔物が多く発生していて、アニカ様は魔物の群れを1人で倒せる程に強い……全て、アニカ様のせいにできそうです」
今まで魔物の群れの元に1人で行くよう、家族がアニカに命令していた。
ガイスは家族を納得させて、アニカが自分の意思で行ったことにするようだ。
「お姉様が1人で魔物の群れを倒したことは知られているので、異質だと思われているようです」
「そして私は計画のために、魔物の群れをニールド領に向かせています」
「えっ?」
私はガイスの発言に、驚くしかない。
発覚したら処罰されるけど、そこまで私のために動いてくれたようだ。
「今まで魔物の群れを1人で対処していたアニカ様が、ニールド領に行った途端に魔物の群れが現れる――こうなれば、アニカ様のせいだと思う人も出るでしょう」
そして今、ガイスは貴族達にそんな噂を流しているようだ。
数週間後には魔物の群れがニールド領に発生して、噂が事実だと思わせようとしている。
これなら問題ないと考えて、私も協力するために動こうとしていた。
ジェイドが魔物の研究長をしていることは知っていたけど、どこまで詳しいのかは知らない。
計画に協力して――私は、ガイスが婚約者になったことを後悔することになる。
あなたにおすすめの小説
【完結】「政略結婚ですのでお構いなく!」
仙冬可律
恋愛
文官の妹が王子に見初められたことで、派閥間の勢力図が変わった。
「で、政略結婚って言われましてもお父様……」
優秀な兄と妹に挟まれて、何事もほどほどにこなしてきたミランダ。代々優秀な文官を輩出してきたシューゼル伯爵家は良縁に恵まれるそうだ。
適齢期になったら適当に釣り合う方と適当にお付き合いをして適当な時期に結婚したいと思っていた。
それなのに代々武官の家柄で有名なリッキー家と結婚だなんて。
のんびりに見えて豪胆な令嬢と
体力系にしか自信がないワンコ令息
24.4.87 本編完結
以降不定期で番外編予定
【今さら遅い】毒で声を失い公爵に捨てられた私。妹では精霊が応えず国は滅びへ。ですが隣国皇帝に溺愛される私に、今さら縋ってきても遅いです
唯崎りいち
恋愛
国一番の歌姫だった私は、妹に毒を盛られ声を失い、婚約者に捨てられた。
すべてを奪われた私を救ったのは、隣国の皇帝。
「お前の歌がなければ国は滅びる」と言われた私の歌は、精霊に届く“本物”の力を持っていて――
一方、私を追放した国は偽物の歌では加護を失い衰退。
今さら元婚約者が縋ってきても、もう遅い。
【完結】婚約破棄?勘当?私を嘲笑う人達は私が不幸になる事を望んでいましたが、残念ながら不幸になるのは貴方達ですよ♪
山葵
恋愛
「シンシア、君との婚約は破棄させてもらう。君の代わりにマリアーナと婚約する。これはジラルダ侯爵も了承している。姉妹での婚約者の交代、慰謝料は無しだ。」
「マリアーナとランバルド殿下が婚約するのだ。お前は不要、勘当とする。」
「国王陛下は承諾されているのですか?本当に良いのですか?」
「別に姉から妹に婚約者が変わっただけでジラルダ侯爵家との縁が切れたわけではない。父上も承諾するさっ。」
「お前がジラルダ侯爵家に居る事が、婿入りされるランバルド殿下を不快にするのだ。」
そう言うとお父様、いえジラルダ侯爵は、除籍届けと婚約解消届け、そしてマリアーナとランバルド殿下の婚約届けにサインした。
私を嘲笑って喜んでいる4人の声が可笑しくて笑いを堪えた。
さぁて貴方達はいつまで笑っていられるのかしらね♪
本物の公爵令嬢
Na20
恋愛
幼い頃に交わした、大切な友達との約束。
その約束を胸に、ミレイアはつらい日々を過ごしていた。
公爵家の養子に迎え入れられたものの、家族からも婚約者からも受け入れられることはなかった。
そんなある日、学園に大国であるランカ帝国から一人の留学生がやってきて――
一話1~2千文字程度になります。
一日二回更新予定です。
この作品は以前投稿した【偽物と呼ばれた公爵令嬢は正真正銘の本物でした~私は不要とのことなのでこの国から出ていきます~】を加筆・修正したものです。
この作品の投稿後、以前の作品は取り下げ予定です。
お姉様。ずっと隠していたことをお伝えしますね ~私は不幸ではなく幸せですよ~
柚木ゆず
恋愛
今日は私が、ラファオール伯爵家に嫁ぐ日。ついにハーオット子爵邸を出られる時が訪れましたので、これまで隠していたことをお伝えします。
お姉様たちは私を苦しめるために、私が苦手にしていたクロード様と政略結婚をさせましたよね?
ですがそれは大きな間違いで、私はずっとクロード様のことが――
完璧な妹に全てを奪われた私に微笑んでくれたのは
今川幸乃
恋愛
ファーレン王国の大貴族、エルガルド公爵家には二人の姉妹がいた。
長女セシルは真面目だったが、何をやっても人並ぐらいの出来にしかならなかった。
次女リリーは逆に学問も手習いも容姿も図抜けていた。
リリー、両親、学問の先生などセシルに関わる人たちは皆彼女を「出来損ない」と蔑み、いじめを行う。
そんな時、王太子のクリストフと公爵家の縁談が持ち上がる。
父はリリーを推薦するが、クリストフは「二人に会って判断したい」と言った。
「どうせ会ってもリリーが選ばれる」と思ったセシルだったが、思わぬ方法でクリストフはリリーの本性を見抜くのだった。
妹に一度殺された。明日結婚するはずの死に戻り公爵令嬢は、もう二度と死にたくない。
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
恋愛
婚約者アルフレッドとの結婚を明日に控えた、公爵令嬢のバレッタ。
しかしその夜、無惨にも殺害されてしまう。
それを指示したのは、妹であるエライザであった。
姉が幸せになることを憎んだのだ。
容姿が整っていることから皆や父に気に入られてきた妹と、
顔が醜いことから蔑まされてきた自分。
やっとそのしがらみから逃れられる、そう思った矢先の突然の死だった。
しかし、バレッタは甦る。死に戻りにより、殺される数時間前へと時間を遡ったのだ。
幸せな結婚式を迎えるため、己のこれまでを精算するため、バレッタは妹、協力者である父を捕まえ処罰するべく動き出す。
もう二度と死なない。
そう、心に決めて。