花詞復讐屋

七瀬蓮

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コスモス

病室へ

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「本橋さん。今日は、病院の出入り、手伝ってくれてありがとうございました。…。夏美さんにもお礼の気持ちを伝えてくださいますか?ワンピースもぴったりサイズなものを用意してもらったり…想いを伝える術を教えてもらえたので、、、桃ちゃん先生の鼻にチュッとキスしちゃいました。鼻に口付けするのは、その相手を大切に思ってるからって意味だって、、、夏美さんがくれた資料に書いてあったから…。伝わったかは、分からないけど、実践してみました!」

といたずらっ子のように笑っていう京香に

「夏美さんから、もらった資料が役立ったのなら良かったです…。差し出がましきことをお尋ねしますが、1番代表的な唇ではなくて良かったんですか?唇にキスは、相手への深い愛情という意味があるので、そちらの方がぴったりだったのではないでしょうか?」

と本橋が尋ねると、

「…だってそこは…相手への深い愛情という意味だから…。そこは梅野さんだけの場所だと思うから…そこは余命宣告されてる先が短い私が…残していってはいけない痕だと思うの。私が奪っていけない場所だと思うんだ。」

ときっぱり言う京香を逞しく思った。

「京香さんは、奥ゆかしいんですね。そう言った考えも、素敵だと思います。…ちなみに今日もしものことがあった時の為に、京香さんと桃園先生を尾行してました。…隠れて写真も撮ったのですが、よろしければ、お渡しさせていただきます。今日の思い出が色褪せないようにアルバムにしてみましたが…持っておきませんか?」

と聞かれて京香は戸惑った顔をしながら、

「そんなことしてたんですね…。欲しくなっちゃう…。桃ちゃん先生には内緒にしておくので…もらってもいいですか?今日という日をいつまでも忘れない為に…。」

と寂しそうな表情の京香に

「くれぐれも、他の方には内緒でお願いしますね。」

と言いながら、アルバムを手渡した。
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