不良の僕の生徒会計くん

七瀬蓮

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家族会議

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「失礼致します。浦田秀馬様が、回復されましたので、お連れしました。」

と三矢が、浦田を連れて部屋に入ってきた。

「浦田君大丈夫?」

と三兄弟が口々に浦田の容態の心配をした。

「浦田秀馬。君は考えすぎてるだろうが、心はすでに決まっておるのだろう?これ以上体調を崩されたらこっちも困る。みんな…まだシェアハウス始めたばかりだが、答えを聞かないか?」

と三兄弟の父は言うと、

「分かりました。」

と全員従った。

「さぁ。皆から同意が取れた。浦田。遠慮せずに心の想い人の名前をあげてみろ。」

と三兄弟の父に言われて、

「僕の…想い人は、、、赤間君です。望月先生。壬生臣会長。優しくしてくださったのに期待に添えず申し訳ございません。」

と頭を深く下げる浦田に、

「浦田君。頭を上げて…?そんなこと分かりきってたわ。それなのに…私たちの欲望で振り回してごめんね。」

と波瑠は言い、

「まさか君が不良のアニキを選ぶとは思わなかったよ。…でも、生徒会メンバーとしてはこれからも仲良くしてね。」

と晴翔が言うと、

「はい…!ありがとうございます。」

と涙を流しながら、何度も頭を下げる浦田であった。
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