愛情が不足しております

七瀬蓮

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1人の時間

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パパもママもいなくなっちゃった……。寂しいな……。


とももなは思ったが、


帰ってきた時パパにもママにも喜んでもらえるように、いい子でいないと!

と思いなおして、小さな体で掃除機をかけたり、床拭きをしたり家事をしたけど、待てど暮らせどパパもママも帰ってこなかった。


……お腹すいたな。


と思ったが、すぐに食べられそうなものはなかったし、パパかママが帰ってきてご飯を一緒に食べられないのも寂しいと思い、空腹を紛らわせるためにその後は寝て過ごした。


ガチャガチャ


パパ……? それとも……ママ?


扉が開く音を聞いたがなぜだか体が動かない。


「きみ!大丈夫か?」


と知らない男の人の声を聞きながら意識は遠のいて行った。
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