部内恋愛はご法度です！

行き先変更

「服部は、、、、涼子副部長が亡くなった交通事故を目撃してしまったようなんです。それがきっかけで、、、PTSDになってしまったみたいで…副部長が亡くなられたのって俺と服部に部を任せられたちょうど一週間後で、、、主役の男女は赤い糸で結ばれるって、毎年主役は部長と副部長って決まってるから、、、俺は、服部の事を好きです！！部長になる前からです。でも、服部は俺のことじゃなくて、、、副部長が好きと断られました。その副部長が、亡くなって、部のジンクスにあいつ服部は縛られている状態です…どうしたらいいか…俺には分かんなくて…悟部長…俺はどうしたらいいですか？」

と今まで、仏頂面をしていつもクールな瀬良が子供のように泣きじゃくった。

「瀬良…もう少し時間をもらえるか？今からお前を連れていきたいところができた。」

と言うと、どこかに連絡をしていた。

「もしもし。今日連絡先もらったばっかで悪いんだけど、今から、家行っていい？おぅ！頼むわ！後10分ぐらいで着くと思うで！じゃあ、よろしくなー」

と連絡を終えた悟に

「先輩…これからどちらに行くんですか？」

と聞くと、

「涼子の家！上がりこめるように、今アポとってもらってる。親御さんに話しておくって、言ってくれたから、行ったらちゃんと挨拶しようなー！」

と言う悟に、疑問を持った瀬良は、

「誰にアポ取ったんですか？」

と聞いた。そしたら、

「ヒ・ミ・ツ！でも、瀬良も知ってる奴だから安心してな」

と言われ，車が動き出した。

着いた先は涼子先輩の家だった。そこに一つの人影があった。

悟はその影に、駆け寄っていき

「外で待っててくれたのか！ありがとう！親御さんの許可は取ってくれた？」

と問いかけた悟に応じた声は瀬良も知っている人のだった。

「もちろん！親の許可はバッチリだよ！悟来るって言ったらお母さん張り切って料理作り始めて、随分と悟くん来てないから、分かるように外に立ってて！って言われて10分立ってたよー！」

と答える声に瀬良も近寄った。

「あ、、、瀬良副部長も、ご一緒だったんですね…さぁ、上がってください！涼子姉も喜ぶと思うんで！」

と家へ招き入れられた。