待ってました。婚約破棄

キルア犬

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夜会から2日後

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昨日の手紙の確認をしていたスウェーン侯爵夫

人にマリーアナ、ユリシアの3人は、、、


ユリシア「終わりが見えませーーん」


夫人「やっぱり、お義母様達に手伝って欲しか

ったわ、、、頼むべきでしたね、、、」


ユリシア「そうですよー、お母様!」


マリーアナ「うふふっ、無理ですわよ、頼んで

も断られますよ」


夫人「そうね、、、貴方達が泣きながら頼んだ

としてもお義母様達には通用しないわねー」


ユリシア「そんなー、、、、」


夫人「マリーアナ、、狙っている方をすぐにで

も、、、とは駄目かしら?」


ユリシア「そうですよ!お姉様」


マリーアナ「それは駄目ですわ、、私がすぐに

相手を選ぶのは、、陛下の罪悪感が和らぎます

でしょう?」


夫人「そうね、、色々と配慮して優遇して頂か

ないとね!」


ユリシア「流石ですわ!お姉様!でも、、、

この手紙は、、、もう嫌です~」


夫人「頑張りなさい!、、でも、、新たに届い

た手紙もあるのよね、、、この後も届くでしょ

うし、、、」


ユリシア「そんなー、、」


コンコン  ガチャ


執事「失礼します。お客様がお越しになられて

おられますが、、」


夫人「今日はどなたが?」


執事「オスカー公爵令嬢ロザリア様とキレース

伯爵令嬢ライラ様です」


夫人「なら、こちらにご案内を」

執事「はい、では、失礼します」



暫くして、執事に案内されて2人の令嬢が現れた。


オスカー公爵令嬢ロザリアはマリーアナの従姉

妹であり、キレース伯爵令嬢ライラはオスカー

公爵の嫡男の婚約者であった。


2人はマリーアナと同年だが学園は5年で卒業

していた。


ロザリアは王太子の婚約者で王妃教育を受け、

3ヶ月後に挙式予定であった。


ライラは半年後の挙式が決まっていた。


「「ごきげんよう」」


ロザリア「お祖母様の指示で来ましたわ」


ライラ「私もですわ」


夫人「まぁ、お二方とも挙式の準備に忙しいで

しょうに、、、」


マリーアナ「夜会では挨拶しか出来なかったか

ら嬉しいわ」


ロザリア「お祖母様に指示されたから来れたの

よ!最近は会えなかったし、、、」


ライラ「私もよ、感謝してますわ」


ユリシア「凄いわ!お祖母様!ロザリア様と

ライラ様を助っ人にされるなんて」


「「えっ?」」


ロザリアとライラはテーブルにある大量の手紙

に気付いた。


ロザリア「凄いですわねー」


ライラ「本当に、、、」


夫人「男爵家からも来てますからねー」


ロザリア「まぁ、婚約破棄だから自分達にも

好機だと思ったのかしら?」


ライラ「そうでしょうねー」


ユリシア「助けて下さーい」


夫人「ユリシア!将来の王妃と公爵夫人に何て

頼みかたをしているのです」


ユリシア「だって、お祖母様達に断られました

し、私達では明日もですよー」


ロザリア「うふふっ、助っ人になりましてよ」


ライラ「私も助っ人になりましょう」


ユリシア「嬉しいですわー、ロザリア様とライ

ラ様が作業に加わって頂けると今日で終わりま

すわ~」


夫人「ユリシア!もう、ごめんなさいね、、、

でも、ありがとう」


マリーアナ「ロザリアもライラもありがとう」


2人が加わり、確認作業を5人で進める。







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