公爵家三男に転生しましたが・・・

キルア犬

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国王執務室

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国王執務室には国王、王太子、ロイドに宰相が

いた。

宰相は前侯爵だが王妃の父親でもあるので、

王女の祖父でもある。


宰相も王女の失態を知っていた、自分の孫でも

ある王女だが、助けることは出来ない。だが、


国王「小国に手紙を送ろう。王国から遠いのは

オゼア国だな」

宰相「陛下、聖国では無理なのでしょうか?」

国王「宰相の気持ちもわかるが、、無理だ。

デュート伯爵家を次男に継がせ、レティシアと

ルイスには新たな侯爵家を授けるつもりだった

が、、、」

国王はチラッとロイドを見る。

ロイドは無表情だった。


国王「打診と説得をするが、ダマネード侯爵と

伯爵家の2家の領地もすでに危うい、もう、、

見過ごすことは出来ないが、、、アレクの姉で

ある、レティシアとルイスが新たに領主となっ

てくれたら、2人の才覚とアレクの存在で領民

は期待し、発展に協力するだろう。」


宰相「そうですな」

王太子「受けてくれるでしょうか?」

国王「どうだろうな、、領民は税に苦しみ、

疲弊しているし、、、領地の整備などもして

はいないからな」


国王、王太子、宰相はロイドを見る。

ロイド「あの地を学校を卒業したばかりの2人

に任せるつもりとは驚きですね、アレクの存在

まで使うおつもりとは、、、まかさ本気ではな

いですよね?姪と甥を利用されるなど、、、

父上と兄上が許すとは思いませんが、、、、」


国王「すぐにではない。王宮も協力を惜しまな

い。アレクの存在は領民には希望にもなる、レ

ティシアは姉でもあるから領民にとって、、」

ロイド「アレクの存在が王国にとって、特別な

のはわかっていますよ。ですが、利用するなど

父上と兄上が認めませんよ!」

国王「他にはいないからだ!」

ロイド「王家直轄にして、アイラス王子の卒業

まで待たれては?」

国王「それも、、考えた。だが、領民の支持を

得やすいのはアイラスではないだろう。」

ロイド「アレクの姉だからと言って、領民から

支持される保障などありません。」


話しはなぜか王女からダマネード侯爵領などの

問題になり、この後も解決策が決まらない。


アレクは知ること想像も出来なかったが、周り

の家族などは巻き込まれて行く。


家族から愛され、守られていたからだが、、、


1番、巻き込まれたのは姉のレティシアかも知

れないが、、王女と同年に生まれた時点で、、

どの道、同じだったかも、、、、しれない


王太子と宰相は黙っていた。

意見も良案もないからだった。

迂闊に口を開けば、、、自分に返ってくる。


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