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少年は桃太郎と対峙する4(過去編①)
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それからしばらくして、小太郎が村で畑仕事を手伝っていると、小太郎の名前を呼ぶ声が聞こえた。
聞き覚えのある声に振り向くと、朱丸が手を振っていた。
「朱丸⁉︎」
「えへへ…来ちゃった」
「大丈夫なのか、他の人間に見られても…」
「オイラ、角小さいから髪に隠れて見えないし、大丈夫」
「けど…」
小太郎は、朱丸の頭に手ぬぐいをかぶせた。
「小太郎?」
「おまえの髪色、珍しいんだよ。かぶっておけ…」
「うん」
少し離れたところで作業していた母親が、こちらへきた。
「小太郎? その子見かけない子だね…」
「学校の友達だよ。夏休みの間会えないの寂しいって、隣の村から来たんだよ」
「まあ! 小太郎ったら、もう恋人ができたの? お父ちゃんに似てモテるのね」
「え⁉︎ ち、違…」
「遊んできてもいいけど、早めに帰ってくるのよ」
「…はーい」
聞き覚えのある声に振り向くと、朱丸が手を振っていた。
「朱丸⁉︎」
「えへへ…来ちゃった」
「大丈夫なのか、他の人間に見られても…」
「オイラ、角小さいから髪に隠れて見えないし、大丈夫」
「けど…」
小太郎は、朱丸の頭に手ぬぐいをかぶせた。
「小太郎?」
「おまえの髪色、珍しいんだよ。かぶっておけ…」
「うん」
少し離れたところで作業していた母親が、こちらへきた。
「小太郎? その子見かけない子だね…」
「学校の友達だよ。夏休みの間会えないの寂しいって、隣の村から来たんだよ」
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「え⁉︎ ち、違…」
「遊んできてもいいけど、早めに帰ってくるのよ」
「…はーい」
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