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協力者11(現在編②)
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次の日小太郎が学校に行くと、ナオは朝からいじめられていた。
「私のノートに落書きしないでよ」
「え? これ、あんたのだった? 気づかなかった」
「いいから返して」
「でも、鬼澤さんの名前書いてないじゃない?」
「名前の部分、塗り潰されて、読めなくなってるだけ」
「え~?」
二人のやり取りの中、横から手が伸びて、ノートを取り上げた。
「え?」
「返せよ」
「小太郎くん」
「……っ」
レナは、小太郎をチラ見すると、そこから早足で逃げ出した。
「ありがとう。小太郎くん」
「なるべくそばにいるよ」
「え? あ、うん…」
小太郎の言い方が、すごく優しかったので、ナオはドキリとしてしまう。
「ナオ、お昼一緒に食べよ」
ナオの親友だという、市川ユカが話かけてきた。
「うん。でも、私のそばにいたら、ユカまで坂井さんに…」
「大丈夫。鬼山くんがいるし」
「小太郎くん…?」
「だって坂井さん、鬼山くんと朝会ってから、ずっと警戒してるじゃん」
「…そうだね」
「鬼山くん、ナオの事守ってやってよね」
「あ…うん」
「私のノートに落書きしないでよ」
「え? これ、あんたのだった? 気づかなかった」
「いいから返して」
「でも、鬼澤さんの名前書いてないじゃない?」
「名前の部分、塗り潰されて、読めなくなってるだけ」
「え~?」
二人のやり取りの中、横から手が伸びて、ノートを取り上げた。
「え?」
「返せよ」
「小太郎くん」
「……っ」
レナは、小太郎をチラ見すると、そこから早足で逃げ出した。
「ありがとう。小太郎くん」
「なるべくそばにいるよ」
「え? あ、うん…」
小太郎の言い方が、すごく優しかったので、ナオはドキリとしてしまう。
「ナオ、お昼一緒に食べよ」
ナオの親友だという、市川ユカが話かけてきた。
「うん。でも、私のそばにいたら、ユカまで坂井さんに…」
「大丈夫。鬼山くんがいるし」
「小太郎くん…?」
「だって坂井さん、鬼山くんと朝会ってから、ずっと警戒してるじゃん」
「…そうだね」
「鬼山くん、ナオの事守ってやってよね」
「あ…うん」
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