暁の天中殺

sara,da油

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序章─狐の嫁入り─(進行中)

おかしな者同士

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「またお主か」

 くぐった鳥居の上から声がする。

「うん。また僕だよ」

 振り向きざまに、僕はそう返した。

 あれから十日──

 毎日ここへ来ているが、彼女は一度たりとも、ここから離れたり、僕に襲い掛かってこようとはしなかった。

 仮に彼女が、依頼主の言う『玉藻前』だとすると──行動に一貫性がなさすぎる。

 個人的な感情を抜きにしても、やはり今回の件に関わっているとは思えない。

 しかし今の時点で、それを証明する方法もないし、依頼主に確認を取りに行った一護が、戻ってくるのを待つしかないか……。

 それにしても一護のやつ、随分と遅いな……。彼の足なら、遅くても五日ほどで往復できると思っていたのに──

「その一護とは、一体何者じゃ?」

 不意に話をふられ、「えっ」と情けない返事をしてしまう。

 ついさっきまで鳥居の上にいたはずの彼女は、いつの前にか、目の前の濡れ縁に座ってくつろいでいた。

「さきほどからぶつぶつと、まるで念仏でも唱えるかのように、呟いておったではないか」

 どうやら声に出ていたらしい。

 本当に悪い癖だ。

「僕が最初にここに来た時、もう一人いただろう?彼だよ」

「ああ、あの仏頂面の男か」

 仏頂面って……。

 彼の名誉のために、僕から言わせてもらうと、彼は無愛想だとか、常に怒っているとか、そういうことは決してない。

 寧ろ僕の知る限りでは、他に見たことがないくらいの人格者だ。

「彼だって陰陽師だからね。妖の前なら、警戒もするさ」

「そういうものかの?」

「そういうものなの」

 それにあの時は、登場の仕方もよくなかった。

 あれだけ気配を消して、僕ら二人がかりでも見つけられない状況で、振り向いた途端に現れるなんて……あれじゃ──『いつでも殺せる』と言ってるようなもんだろ。

 そりゃ警戒心も強くなる。

「時に、白髪の陰陽師様よ。今まさに、お前様の眼前に、このがおるわけじゃが──その警戒とやらは、せんでよいのかのう?」

 そう言って、彼女は不敵な笑みを浮かべる。

 悪人面だなぁ……。

 彼女は時々、こうやって意地悪──というか、いたずらを仕掛けてくる。

 こういうところは、しっかり妖だ。

「そんなこと言ってると、持ってきた団子、僕が全部食べちゃうよ?」

「な、なんじゃと!?なぜそのような鬼畜の如き所業を、平然とやってのけられるのじゃ──」

 先ほどまでとは打って変わり、途端に顔を青ざめる玉藻前。

 本当、関心するほど表情がころころ変わる生き物だ。

「この薄情者!鬼!妖!」

 酷い言われようだ。

 というか、そっちこそ正真正銘、本物の妖じゃないか。

 いや、団子一つでここまで取り乱す生き物は、果たして妖なのだろうか。

 そもそも、本来妖は食事をする必要がない。

 生存に必要なのは『氣』であり、その元となる『おそれ』。人間の生き胆を食らうのも、肉を食らうためではなく、体内を廻る氣を貪るために行う。

 つまり、妖としては別に、団子なんて食べなくたってなにも困ることはないはずだが……。

 すっかりしょぼくれてしまった。

 気分が沈むと、自然と両耳が下に伏せるので、傍からでもすぐにわかる。

 その気になれば、僕から奪う事なんて簡単にできるだろうに──

「冗談だよ。ほら」

 結局罪悪感に負け、持ってきた団子を差し出すのだった。

 やれやれ、僕も甘いな──団子だけに。

 と、くだらないことを考えている間に、玉藻前は僕が渡した包みを開け、中の団子に夢中になっていた。

 食べれるとわかった途端、すっかり機嫌を直したみたいだ。

 なんとも現金な神様である。

「〰〰♡」
 

 とてもご満悦な様子。

 なんとも微笑ましい光景だ。

 それにしても、最初に持ってきたときは、僕の目を気にしながら食べてたのに、今じゃ全くそんな素振りは見せなくなったな。

 僕に気を許してくれたのか──

 それとも、単にめんどくさくなったのか。

 多分後者だろうな……。

 大方、神としての威厳が──とか思ってたんだろうけど。

 心配せずとも、生憎そんなものは「わしの好物は団子じゃ」とか言ったときに、跡形もなく崩れ去っている。

 今となっては、もうほとんど──ただの甘味好きの童女だ。

 まぁしかし、そんな彼女もまた最高に尊いということに、何の変わりもない。

「美味しいかい?」

「──む?当然じゃ!もはや言葉にするまでもなかろう? 人間が作り出す物は、いずれも甲乙つけがたい美味なものばかりじゃが──だけは別格じゃ。この独特な触感と風味は、まさに圧巻の一言に尽きるというもの。しかも種類まで豊富で、どれも違った味わいかつ、それら全てが絶品とあっては、これはもう文句のつけようのない至高の品であることは誰の目に見ても明らかじゃろう?」

 もはや妖かどうかも怪しいな、この団子大好き娘。

「──これ、聞いておるか?」

「ああ、うん。聞いてるよ。君の団子に対する情熱はよく分かった。それに──いいもの見せて貰った。目の保養になったよ」

「いいもの?」

「日向でお茶を啜っているときのような──とてものどかな光景だった」

「……?」

 ほんと、よくこんなんで長い間、村の人達に気づかれないで神様なんて続けてこれたものだ。

 こんな、すぐにボロ出しそうな性格で──

 いや、気づかれてはいるか。

 伊吹堂の店主曰く、村人の多くは、人生で一度は彼女と出会うそうだ。

 ただどういう訳か、殆どの人が、いずれその記憶をなくしてしまうのだという。

 故に、現在でも参拝に訪れている人は、古くから彼女を信仰している熱心な信徒のみなんだとか。

 事実、この十日間──ここに参拝にきた人間は、僕を除いて一人も居ない。

 それもこれも、理由は何となく察しがついてる。

「話変わるけど──」

「なんじゃ、改まって」

「この神社の入口──いや、周囲にが貼ってあるのは、知ってるかい?」

 人除けの札──読んで字のごとく、人を遠ざけるための御札。

 この神社の一の鳥居には、その札が貼られており、この神社に来る敷居を引きあげる要因の一つとなっている。

 先日その札を調べてみたが、どうやらこの札は、鳥居だけではなく、この神社全体を覆うように、それぞれの場所に設置されていた。

 全部で五枚──等間隔に。

 五芒星。

 この札は、一見すると、人を寄せつけぬための札でしか無かったが、この様に各箇所に設置することで、の一部となる。

 一般的なものとは違い、出入りは自由だが、中にあるものの認識を妨げる。そんなところか……。

 神にとっては、これ以上にないほど、有用な結界だ。

「知らぬわけがなかろう。あの忌々しい札のせいで、この通り──めっきり人も来なくなってしまった」

「剝がしたりはしないのかい?」

「できるものならとっくにやっておるわ。前に試したときは、腕一本丸々持っていかれのう──わしの力ではどうしようもないと悟ったわ」

 腕一本──

 やはり札自体に、陰陽術が仕込まれているのか。

 恐らく、彼女自身で五枚全ての札を除去しようとすると、途方もない回数、身体を塵に変える必要があるだろう。

 妖の身体は──氣の集合体。

 人間とは違い、再生は容易にできる。とはいえ、生きているだけで、絶えず氣は消費されていく──

 そのうえ欠損した身体を修復するのには、かなりの氣を消耗することになる。

 彼女の性格的に、人を襲うようなこともしないだろうし、何より、この結界によって彼女自身を信仰するものも、年々減っていっている──

 氣の補充は容易ではない。

 詰んでるな。

 現実的に考えて、彼女が一人でこの術を攻略するのは、ほぼ不可能な造りになっている。

 更に言うなら──『本人』がそのことに簡単に理解し、ような造りに。

 術者に恨みでも買ったか、それとも──

 何れにせよ、かなり性格の悪い術の使い方だ。

 だが──この術を仕込んだものは、間違いなく『陰陽師』だ。

 そうでなければ、ここまで妖の──というより、『この妖』の性質を考慮した術を、一から作ることはできないだろう。

 しかしそうだとすると、一つの疑問が生じる──

 僕らが初めてここを訪れたとき、彼女は陰陽師について曖昧だった。

 如何に性格の悪い陰陽師とはいえ、彼女がどんな性格かを知らなければ、こんな術を作れはしない──というか、作っても意味がない。

 実際に今の状況でも──この神社を捨て、人を襲う道を選べば、氣を充分に補充できる。

 つまりその陰陽師は、彼女のことをよく知る人物──

 僕たちのように依頼を受けただけで、直接的な面識はないという可能性もあるが……。

 僕が思うに、こういう輩は、他人の言うことを信用しない。

 少なくとも、依頼を受けてから一度は、目標の妖に接触した可能性が高い。

 その後にこの術がかけられたのであれば──いくら彼女でも、陰陽師に良くない印象を受けたはず……。

 生き物は、人間や妖に関係なく、良くない印象のほうが記憶に残りやすい。

 ならやっぱり、ここに来た時の『あの反応』はおかしい。

 もっと警戒心が強くなって然るべきで──

「おい!」

「──っ!?」

 気が付くと、彼女は僕の目の前にいた。

 僕の両肩に手をのせ、顔を覗き込ませている──

 近い。

「なにを難しそうな顔して考えておるんじゃ。悩み事があるなら、神であるこのわしに申してみんか」

「──え?」

「なんじゃ、その鳩が豆鉄砲を食ったような顔は──人間というのは、悩み事があったら、神に頼むものじゃろう?」

 もしかして、願掛けのことかな。

「正直なところ──どれだけ頼み込まれたところで、その願いのほとんどは、わしらではどうすることもできん」

 それ、胸を張って言うことじゃないだろ。

 他の神様に、営業妨害で訴えられそうだ。

「しかしな、皆には言えぬことを、多かれ少なかれ、胸の内に秘めているものじゃ。誰にも言えぬ、しかし誰かに打ち明けたいという──そういった悩みをな。それを解決してやれるのは、わしら神しかおらんのではと、そう思ってる。だからどんな内容であれ、気軽に相談してほしいんじゃ。きっと、それが、わしが存在する意味なんじゃ」

 意外──でもないか。

 きっと今まで、何十、何百という人の願いを聞いてきたんだ。

 聞くことで、ほんの少しだけ、救われる人たちを見てきたんだ。

 忘れるところだった──今、僕の目の前にいるのは、本物の神様なんだな。

「悩み──とは少し違うかもしれないけど、あの札の事を考えていたんだ」

「なんじゃそんなことか。そも、お主が考えるようなことか?放っておいたほうが、陰陽師的には利が多かろう?」

 まぁ、そう言われればそうなんだけど。

 陰陽師としては、このままにしておくべきなのはわかってる。

 でも──

 余計なお世話かもしれないけど──

 この子が、このまま誰にも知られず消えていく──そんな不条理を、僕はどうしても受け入れることが出来ない。

「まぁそう言わないでさ。御札を張った人物に、心当たりはないのかい?」

「……ないこともない。が、そやつは──もうこの世には居らん」

 今の間──恐らくその人物とは、複雑な間柄だったのだろう。

 詮索は、あまりしない方が良さそうかな。

「そうか。それじゃ──」

 何にせよ、やることは変わらない。

「もう帰るのか?」

「いや、すぐ戻るよ」

 きょとんとした表情の彼女を後にし、設置されていた五枚の札を、すべて取り払った。

 術の対象である妖や、知識のない人間にとっては対処に困難を極める結界術だが──同じ陰陽師にとっては、そう難しいものでもない。

 それほど時間を要することなく、彼女の元へと戻った。

「周囲の氣の流れが変わった──お主、一体何をしたんじゃ?」

 目を丸くして彼女は問う。

 結界術が破壊され、神社周辺の氣の流れに変化が生じた。

 これで、誰に対しても──この神社と、その主である『玉藻前』は正しく認識される。

「まさか、あの札を剥がしたのか──?しかし、なぜそんなことを……」

「特に深い理由はないよ。強いて言えば──僕が、『そうしたい』って思ったからかな」

「……ふふっ」

 今、笑った?

 なんで笑われた──?

「何か、おかしな事言ったかな?」

「ああ言った。言ったとも──とびきりな」

 彼女は笑みを浮かべながら、そう言った。

「理由もなしに、妖を助ける人間がおるものか」

「それを言うなら、君だって散々人間を助けてるだろ?村で何度か聞いてるよ」

「確かにそうじゃな。であれば、わしらは『おかしな者同士』ということになるな」

 笑み。

 先程団子を食べていた時のものとは、また違った──慈愛のような優しさを感じる表情。

 あの日、僕を助けてくれた時と同じ顔。

 胸が苦しい──

 ある種の呪いだ。

 この子のためなら、何でもしてあげたいと思ってしまう。

 小さい頃から、魅了の類には耐性があるはずなんだけどな。

 本当に、もう一度会えてよかった。

 恐らく彼女は、これから長い時間をかけて──村の人々に、その存在を認知されていくだろう。

 そうなれば、神が生存するのに必要なを確保できる。

 理論上はそうだ。

 だが、それまで彼女の氣が持つかはわからない。

 念には念を入れておく。

「それじゃ──おかしな神様に、僕から提案だ」

「ん?」

「これから僕と、村へ行こう」

 彼女は、目を大きく見開き──

「何を言い出すかと思えば。突如人里に妖が現れたとあっては一大事じゃろ?それくらい、わしとて弁えておるわ」

 そう言って、何かを諦めるように──視線を落とした。

 概ね、予想通りの返答だった。

 『玉藻前』はそういう妖だ。

「なら、突然現れなければいい」

「何を──」

「最初は伊吹堂に行こう。店主の甘斎さんは、君の存在を信じている。まぁ、流石に最初は驚くだろうけど、事情を説明すれば、騒ぎにはならないだろう。そうしたら次はその娘さん。更に次は、お店に来てるお客さんに──」

「もう良い」

 僕の話を遮り、彼女は腰を上げた。

 つい舞い上がって話過ぎてしまった──

 怒らせてしまったかな。

「お主の言いたいことは、大体わかった。確かにそれなら、時間こそかかるが、わしが人里に訪れたとしても、そこまで問題はなかろう……しかしな、お主がそこまでする理由がわからん。札の件は、お主がどうしようもないお人よしということで納得したが……わしが、妖が人里に降りるとあれば、普通──村人側の心配をするべきではないのか?」

 ああそうか。

 そうだよな。彼女は、人を大切にしてる。

 きっと、自分自身以上に──

 そんな彼女だからこそ、他人に迷惑をかけたくないんだ。

「心配ないさ。君なら心配ない」

「なにを根拠に──」

「仮に君が、村人に手を出すとすれば──もうとっくにそうしてるはずだ。あの札がどれくらい昔のものかは知らないが、参拝に来る年齢層から考えて、少なく見積もっても、数十年は経ってるだろう。その間、君はなにもせず、ただひたすらに──自らの力が衰えていくのを、黙って見ていたわけだ。そんな君が、今更人を襲うとは、どうしても考えられない」

「それは……」

「それになにより、僕が付いてる」

 善人が損をする世界なら、きっと神様なんていない。

 でも君は、『神』そのものじゃないか。

「君に人を襲わせやしないし、君に危害を加えるような人間を、僕は許さない。力が強いからと言って、それが必ずしも加害者になるとは限らない。僕は、君と人間、どちらも心配していて、どちらも心配なんかいらないと──そう信じてる」

 揺らいでいた。

 髪と同じ色の、宝石のような瞳が──

 迷ってるんだろうな。

 暫くして、一度瞼を閉じ──そして、吹っ切れたような顔でこちらを見た。

「あーわかったわかった。わしの負けじゃ。伊吹堂と言ったか──確か、その団子を買ってきたというのも、その店じゃったな?」 

「うん。そうだけど?」

「五本じゃ。それならついて行ってやるとするかのう」

 本当、ちゃっかりしてるな。

「わかったよ。買ってあげる」

 そして僕も、本当に甘い。

「言ったな?約束じゃ」

「ああ。約束だ」

 こうして僕たちは、新たな約束を交わし、二十年前と同じように、二人で村へ向かった。
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