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第五章 魔の森の奥深く
お望みのままに
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セストは家につくとテオを呼び出した。テオは転移で現れ、セストはこれまでの経緯を話した。
「傷の手当を頼みたいんだ」
喉元に傷があることを説明し、顔にも擦過傷があることを話すと、テオはきょろきょろと部屋を見回した。
「大方の事情はわかった。で? 肝心のお嬢さんは?」
ロザリアの姿がないのでテオが尋ねる。セストは視線で浴場の方を指し示した。
「ここに来るなり、湯浴みしたいと言うから浴場に連れて行った」
もうかれこれ一時間近く前のことだ。女性の風呂が長いことは承知しているつもりだが、浴場からはざばざばとお湯を流す音がずっとしている。
「あのな、セスト。迎えに行った方がいいぞ。お嬢さん、たぶん出てこない」
「どうしてだ?」
「考えてもみろ。好きでもない男に二人がかりで肌を触られたんだろう? 気持ち悪くて仕方ないんだろうよ。放っておいたら皮膚が擦り切れるまで洗うぞ」
「……それは迂闊だった」
セストは急いで脱衣所の扉を開け、その奥の浴場の扉を叩いた。
「ロザリア、傷を手当しよう。そろそろ出てこい」
ザッパー。ザッパー。
「おい! ロザリア! 聞こえないのか?」
ザッパー。ザッパー。
セストが呼びかけても、浴場からはお湯を流す音だけが返ってくるのみだ。聞こえないのか、聞こえているけれど聞こえないふりをしているのか。どちらとも判断がつきがたい。
「ロザリア! もう出てこい!」
セストは大声で呼びかけたが、やはりロザリアの返事はない。テオの言うように皮膚が擦り切れるまで洗わせるわけにはいかない。本人は嫌がるだろうが、仕方がない。強引にでも連れ出そうとセストは浴場の扉に手をかけた。かちゃりとノブの回る音がすると、中からロザリアの声が飛んできた。
「開けないでっ!」
ドアノブの小さな音に気がつくのだ。セストの声も聞こえていたのだろう。セストは籠にあったタオルを取ると、扉の隙間から差し出した。
「おい。もう出てこい。テオを呼んだんだ。傷の手当をしよう。な?」
「…いらない…。手当なんか、しなくていい」
「顔にあとが残ったら、せっかくの美人が台無しだぞ。出てこいよ、ほら」
腕だけをいれて、更にタオルを差し出すが、ロザリアは取ろうとはしない。
「もう少し体を流したいから、まだ出ない」
「もう洗わなくてもきれいだろう。出てこいよ。洗いすぎると肌を傷つける」
「……でも、まだ汚れてるから」
「ああ、くそっ。入るぞ」
いくら言葉で説得しても埒が明かない。セストは浴場に踏み入ると、もうもうと立つ湯気の中にいたロザリアに、持っていたタオルを頭から被せた。
「きゃっ!」
ロザリアは咄嗟にタオルを体に巻き付け、うずくまったが、セストはロザリアの膝裏に手を差し入れて抱き上げた。ロザリアの体は、長く湯にあたって火照ったように熱い。
「のぼせるぞ」
セストはそのままロザリアを連れて部屋に戻り、ベッドにおろした。セストの狼藉に、ロザリアは口をパクパクさせて暴れていたが、ベッドに下ろされると急に大人しくなった。
「ほら、飲め」
水を差し出すと、ロザリアは受け取り中身を一気に干した。部屋の明かりの中でロザリアを見ると、タオルの覆いがない腕などの肌が、擦りすぎて赤くなっている。怖い思いをしたあとのロザリアに、あまり強引なことはしたくなかったが、無理にでも浴場から連れ出して正解だった。これ以上放っておけば、テオの言う通り体中の皮膚という皮膚がなくなってしまっていただろう。
「どれどれ、ちょっと見せてみな」
テオはベッドに近づくとロザリアのおとがいを持ち上げ、首筋の切創や頬の擦過傷を確認した。ロザリアは湯あたりしたのかさきほどの威勢をなくし、ぼぅとした顔をして大人しい。
「ふんふん。どれもそれほど深くはない傷だ。爪も割れているな」
テオは目ざとく指の傷にも気が付き、擦りむいた膝頭にも目を落とした。
「ちょっと待ってな」
テオはいつも持ち歩いている肩掛けカバンから、乳棒と乳鉢、乾燥させた薬草を数種取り出すと手早くすり潰した。それをロザリアの傷のある部分に丁寧に塗り付けていき、ガーゼをあてがっていく。見える部分の傷を全て処置し終えると、テオは腕を組んで「うーん」と唸った。
「嫌かもだけど、一応なかも見とこうか? 傷があったらちゃんと手当した方がいいからね」
それを聞いて、ロザリアはぶるぶると頭を振った。
「……大丈夫…、あの、触られただけだから」
「挿入はされてないってこと?」
テオはずばりと聞く。ロザリアはますます俯いてこくりと頷く。
「そか。わかった。じゃあ治療はここまで。あとはこれ飲んどいて」
テオの差し出した薬包紙に、ロザリアは顔をしかめた。黒妖犬の時の薬を思い出したのだろう。
「大丈夫大丈夫。これはそんなに苦くないからさ」
テオは早く飲めと薬を差し出す。ロザリアはおずおずとそれを手に取ると、えいっとばかりに口に含み、慌てて水を飲んだ。口に入れた瞬間、眉根を寄せたので、それなりに苦かったようだ。恨めしそうな顔でテオを見上げた。
「……うそつき…」
「ほら、横になる。何も考えずに今は眠ること」
「でも、わたしまだタオルのままだし…」
セストはその言葉に、用意していた白いワンピースを差し出した。以前ここにロザリアが滞在していた時も、貸していたものだ。
「これに着替えるといい」
そのワンピースを見て、ロザリアは微妙な顔をした。
「それって……。妹さんのものだって言ってたけど本当はディーナさんのものじゃないの?」
ロザリアの懸念を、セストは「違うよ」と否定した。
「前にも言ったが俺の妹のものだ。ディーナのものじゃないよ。そのうち紹介するよ。だから服は気にせず使うといい。そんなことで目くじらを立てるような奴じゃないからな」
ほら、と差し出すとロザリアはタオルの上からワンピースを着、器用にタオルだけ取り払った。
「変わった着替え方するんだな」
セストが感心すると、ロザリアは、
「前世で身についたことなの。体育の時とか、人前で着替える時の技みたいなもの」
話の半分も意味はわからなかったが、セストはそうかと頷くとロザリアをベッドに寝かせ、上掛けを首元まで引き上げた。
「眠れ。少し休んだほうがいい」
ロザリアを一人残し、テオと共に部屋を出ていこうとすると、ロザリアがセストのシャツの裾を掴んだ。
「どうした?」
振り返るとロザリアは、泣きそうな顔でセストに懇願した。
「……お願い、ここにいて。眠るまででいいから…」
消え入りそうな小さな声で呟き、裾をぎゅっと握ってくる。セストは、ベッドの側にスツールを引き寄せ、腰を下ろした。
「お望みのままに、俺のお姫さま」
セストがロザリアの手を握ると、ロザリアは安心したように目を閉じ、すぐに規則正しい寝息をたてだした。それを見越したようにテオは部屋へと戻ってきた。あれだけ興奮状態にあったロザリアが、こんなにすぐに眠れるわけがない。
「あの薬、何か入っていたのか?」
「まぁね」
テオは肩をすくめ、側にあった肘掛け椅子に足を組んで座った。
「睡眠薬を少々な。一度眠らせた方がいいと思ってさ」
テオの言う通りなのだろう。ロザリアは気を張り詰めすぎて、神経が擦り切れそうだった。テオは、「で、どうするつもりだ?」と面白そうな顔をして聞いてくる。
「どうする、とは?」
「このまま連れて帰っちゃう? ロザリアちゃん、何かウバルドの聞いてはいけない話や、見てはいけないものを見ちゃったんじゃないのか? トリエスタにいる限り命を狙われ続けるよ」
「まあな……」
セストはそっとロザリアの手を離すと立ち上がった。本当はずっと側についていたかったが、ロザリアが目覚めるまでに、いろいろと確かめたいことや、やらなければならないことがある。
「あと、頼めるか?」
テオは、ひらひらと手を振った。
「了解」
そしてセストの瞳をじっと覗き込んでにやりと笑う。
「なんかひと皮むけたみたいだな、セストよ。ロザリアを見る目が今までとまるで違う」
「……まぁな」
自覚はある。ロザリアが他の男に抑えつけられている光景を目にして怒りを抑えきれなかった。失いそうになって初めてきちんと自分の気持ちに気が付くなど、自分もまだまだ未熟なものだ。ちゃんと好きになってやれと、過日テオに言われた言葉が責任感を伴って自分の心に落ちてきた。
「まぁまぁ素直になっちゃって……。あと数時間は目覚めないから大丈夫だよ。いってらっしゃーい」
テオに軽く鼻で笑われ、軽い調子で送り出された。
「傷の手当を頼みたいんだ」
喉元に傷があることを説明し、顔にも擦過傷があることを話すと、テオはきょろきょろと部屋を見回した。
「大方の事情はわかった。で? 肝心のお嬢さんは?」
ロザリアの姿がないのでテオが尋ねる。セストは視線で浴場の方を指し示した。
「ここに来るなり、湯浴みしたいと言うから浴場に連れて行った」
もうかれこれ一時間近く前のことだ。女性の風呂が長いことは承知しているつもりだが、浴場からはざばざばとお湯を流す音がずっとしている。
「あのな、セスト。迎えに行った方がいいぞ。お嬢さん、たぶん出てこない」
「どうしてだ?」
「考えてもみろ。好きでもない男に二人がかりで肌を触られたんだろう? 気持ち悪くて仕方ないんだろうよ。放っておいたら皮膚が擦り切れるまで洗うぞ」
「……それは迂闊だった」
セストは急いで脱衣所の扉を開け、その奥の浴場の扉を叩いた。
「ロザリア、傷を手当しよう。そろそろ出てこい」
ザッパー。ザッパー。
「おい! ロザリア! 聞こえないのか?」
ザッパー。ザッパー。
セストが呼びかけても、浴場からはお湯を流す音だけが返ってくるのみだ。聞こえないのか、聞こえているけれど聞こえないふりをしているのか。どちらとも判断がつきがたい。
「ロザリア! もう出てこい!」
セストは大声で呼びかけたが、やはりロザリアの返事はない。テオの言うように皮膚が擦り切れるまで洗わせるわけにはいかない。本人は嫌がるだろうが、仕方がない。強引にでも連れ出そうとセストは浴場の扉に手をかけた。かちゃりとノブの回る音がすると、中からロザリアの声が飛んできた。
「開けないでっ!」
ドアノブの小さな音に気がつくのだ。セストの声も聞こえていたのだろう。セストは籠にあったタオルを取ると、扉の隙間から差し出した。
「おい。もう出てこい。テオを呼んだんだ。傷の手当をしよう。な?」
「…いらない…。手当なんか、しなくていい」
「顔にあとが残ったら、せっかくの美人が台無しだぞ。出てこいよ、ほら」
腕だけをいれて、更にタオルを差し出すが、ロザリアは取ろうとはしない。
「もう少し体を流したいから、まだ出ない」
「もう洗わなくてもきれいだろう。出てこいよ。洗いすぎると肌を傷つける」
「……でも、まだ汚れてるから」
「ああ、くそっ。入るぞ」
いくら言葉で説得しても埒が明かない。セストは浴場に踏み入ると、もうもうと立つ湯気の中にいたロザリアに、持っていたタオルを頭から被せた。
「きゃっ!」
ロザリアは咄嗟にタオルを体に巻き付け、うずくまったが、セストはロザリアの膝裏に手を差し入れて抱き上げた。ロザリアの体は、長く湯にあたって火照ったように熱い。
「のぼせるぞ」
セストはそのままロザリアを連れて部屋に戻り、ベッドにおろした。セストの狼藉に、ロザリアは口をパクパクさせて暴れていたが、ベッドに下ろされると急に大人しくなった。
「ほら、飲め」
水を差し出すと、ロザリアは受け取り中身を一気に干した。部屋の明かりの中でロザリアを見ると、タオルの覆いがない腕などの肌が、擦りすぎて赤くなっている。怖い思いをしたあとのロザリアに、あまり強引なことはしたくなかったが、無理にでも浴場から連れ出して正解だった。これ以上放っておけば、テオの言う通り体中の皮膚という皮膚がなくなってしまっていただろう。
「どれどれ、ちょっと見せてみな」
テオはベッドに近づくとロザリアのおとがいを持ち上げ、首筋の切創や頬の擦過傷を確認した。ロザリアは湯あたりしたのかさきほどの威勢をなくし、ぼぅとした顔をして大人しい。
「ふんふん。どれもそれほど深くはない傷だ。爪も割れているな」
テオは目ざとく指の傷にも気が付き、擦りむいた膝頭にも目を落とした。
「ちょっと待ってな」
テオはいつも持ち歩いている肩掛けカバンから、乳棒と乳鉢、乾燥させた薬草を数種取り出すと手早くすり潰した。それをロザリアの傷のある部分に丁寧に塗り付けていき、ガーゼをあてがっていく。見える部分の傷を全て処置し終えると、テオは腕を組んで「うーん」と唸った。
「嫌かもだけど、一応なかも見とこうか? 傷があったらちゃんと手当した方がいいからね」
それを聞いて、ロザリアはぶるぶると頭を振った。
「……大丈夫…、あの、触られただけだから」
「挿入はされてないってこと?」
テオはずばりと聞く。ロザリアはますます俯いてこくりと頷く。
「そか。わかった。じゃあ治療はここまで。あとはこれ飲んどいて」
テオの差し出した薬包紙に、ロザリアは顔をしかめた。黒妖犬の時の薬を思い出したのだろう。
「大丈夫大丈夫。これはそんなに苦くないからさ」
テオは早く飲めと薬を差し出す。ロザリアはおずおずとそれを手に取ると、えいっとばかりに口に含み、慌てて水を飲んだ。口に入れた瞬間、眉根を寄せたので、それなりに苦かったようだ。恨めしそうな顔でテオを見上げた。
「……うそつき…」
「ほら、横になる。何も考えずに今は眠ること」
「でも、わたしまだタオルのままだし…」
セストはその言葉に、用意していた白いワンピースを差し出した。以前ここにロザリアが滞在していた時も、貸していたものだ。
「これに着替えるといい」
そのワンピースを見て、ロザリアは微妙な顔をした。
「それって……。妹さんのものだって言ってたけど本当はディーナさんのものじゃないの?」
ロザリアの懸念を、セストは「違うよ」と否定した。
「前にも言ったが俺の妹のものだ。ディーナのものじゃないよ。そのうち紹介するよ。だから服は気にせず使うといい。そんなことで目くじらを立てるような奴じゃないからな」
ほら、と差し出すとロザリアはタオルの上からワンピースを着、器用にタオルだけ取り払った。
「変わった着替え方するんだな」
セストが感心すると、ロザリアは、
「前世で身についたことなの。体育の時とか、人前で着替える時の技みたいなもの」
話の半分も意味はわからなかったが、セストはそうかと頷くとロザリアをベッドに寝かせ、上掛けを首元まで引き上げた。
「眠れ。少し休んだほうがいい」
ロザリアを一人残し、テオと共に部屋を出ていこうとすると、ロザリアがセストのシャツの裾を掴んだ。
「どうした?」
振り返るとロザリアは、泣きそうな顔でセストに懇願した。
「……お願い、ここにいて。眠るまででいいから…」
消え入りそうな小さな声で呟き、裾をぎゅっと握ってくる。セストは、ベッドの側にスツールを引き寄せ、腰を下ろした。
「お望みのままに、俺のお姫さま」
セストがロザリアの手を握ると、ロザリアは安心したように目を閉じ、すぐに規則正しい寝息をたてだした。それを見越したようにテオは部屋へと戻ってきた。あれだけ興奮状態にあったロザリアが、こんなにすぐに眠れるわけがない。
「あの薬、何か入っていたのか?」
「まぁね」
テオは肩をすくめ、側にあった肘掛け椅子に足を組んで座った。
「睡眠薬を少々な。一度眠らせた方がいいと思ってさ」
テオの言う通りなのだろう。ロザリアは気を張り詰めすぎて、神経が擦り切れそうだった。テオは、「で、どうするつもりだ?」と面白そうな顔をして聞いてくる。
「どうする、とは?」
「このまま連れて帰っちゃう? ロザリアちゃん、何かウバルドの聞いてはいけない話や、見てはいけないものを見ちゃったんじゃないのか? トリエスタにいる限り命を狙われ続けるよ」
「まあな……」
セストはそっとロザリアの手を離すと立ち上がった。本当はずっと側についていたかったが、ロザリアが目覚めるまでに、いろいろと確かめたいことや、やらなければならないことがある。
「あと、頼めるか?」
テオは、ひらひらと手を振った。
「了解」
そしてセストの瞳をじっと覗き込んでにやりと笑う。
「なんかひと皮むけたみたいだな、セストよ。ロザリアを見る目が今までとまるで違う」
「……まぁな」
自覚はある。ロザリアが他の男に抑えつけられている光景を目にして怒りを抑えきれなかった。失いそうになって初めてきちんと自分の気持ちに気が付くなど、自分もまだまだ未熟なものだ。ちゃんと好きになってやれと、過日テオに言われた言葉が責任感を伴って自分の心に落ちてきた。
「まぁまぁ素直になっちゃって……。あと数時間は目覚めないから大丈夫だよ。いってらっしゃーい」
テオに軽く鼻で笑われ、軽い調子で送り出された。
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