79 / 84
第七章 旦那様の幸せ
抉られた心
しおりを挟む
「では、今回お姉様がお戻りになられた理由は、そうしなければならなくなった何かがあったから、という事なのですか?」
居場所を知られ、帰ってくるよう言われ続けても、これまで頑なにお戻りになられなかったお姉様。
そのお姉様が思い腰を上げたということは、そこまでの何かがあったのだという事。でも、私にはそれが何なのか皆目見当も付かない。
リーゲル様からは何も聞いていないし、お父様からも特に連絡はいただいていないから。
「まぁ、そうね。先ず一つ目は、貴女の婚姻が破綻しそうだということ」
「えっ……」
嘘!?
昨日漸くリーゲル様との初夜を迎えられたのに、私達の婚姻は破綻してしまうの!?
「違う、グラディス! 違うから!」
真っ青になった私に慌てて駆け寄り、リーゲル様が抱きしめてくれる。
「私達の婚姻は破綻などしない。昨日新たに誓いを立てたばかりだろう。アンジェラも紛らわしいことを言うな」
「ご、ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったの……」
お姉様が謝ってくれたけれど、私とリーゲル様の婚姻が破綻すると思われていたことが衝撃的すぎて、何も言葉が出てこない。
すぐには許せる気持ちにもなれず、私はお姉様の顔が見えないよう、リーゲル様の胸に隠れるように顔を埋めた。
「グ、グラディス……ごめん、ごめんね……」
「当然だ。グラディスはずっと君の身代わりだと言われ、心を傷付けられてきたんだぞ。それでも私の妻として健気に頑張ってくれていたというのに、婚姻が破綻だなどと言われたら、ショックを感じるのは当たり前だろう」
「それは、そうだけど……でも仕方ないじゃない。グラディスは王太子妃になるから、代わりにわたくしは貴方と婚姻しろと言われて、強制的に戻って来るよう言われたのだから」
「は……?」
リーゲル様が、動きを止める。
私はリーゲル様の胸から顔を上げ、お姉様の方を向いた。
私が王太子妃に? そして、リーゲル様とお姉様が結婚?
「なんだ、そのふざけた話は! グラディスはシーヴァイスからの求婚を断った! 私だって、今更君と結婚するつもりなどない!」
大きな声で、キッパリ、ハッキリ、リーゲル様がそう言ってくれる。
「だったらどうして、そんな話がわたくしの所へ持ち込まれたのかしらね? 実は貴方達、上手くいっていなかったのではなくて?」
「ぐっ……そ、それは……」
思わず言葉に詰まる、リーゲル様。
そうですよね、私達がうまくいったのは、つい昨日のことですから。言い返すことなんてできませんよね。
「さっきは雰囲気的に上手くいっているのかと思ったけれど。そうでないならグラディスは離縁させて連れて行くわ。わたくし一人でも、この子を養うことぐらいは出来るから」
「ま、待ってくれ! そんな事をしたら、政略結婚の意味が……!」
「え?」
聞き返した私に、リーゲル様がハッとする。
次いで『しまった』という顔になり、その場に気まずい沈黙が流れた。
「………………」
リーゲル様の言った言葉によって頭の中が真っ白になった私は、そっとリーゲル様の腕の中から抜け出す。
「あ、や、ち……違うんだ、グラディス。私は──」
「分かっています。リーゲル様は筆頭公爵家の当主様ですものね。お役目は大事だと、肝に銘じておりますわ」
自分が言ったのだとはとても思えない程、冷静な言葉が自分の口から流れ出る。
漸く気持ちが通じたと、両想いになれたと思っていたのに。
王太子殿下を退けてくれたのも、私を抱いてくれたのも、全て政略の為だったというの?
「グラディス聞いてくれ。政略の為だけだったなら、これまで通り白い結婚のままで──」
「政略であるなら尚更、後継は必要ではありませんか?」
彼の言葉を遮って言うと、言葉をなくしたかのように、リーゲル様は黙り込んだ。
そんな彼を見て、私はやはりそうなのか、と確信を強める。
婚姻当初は白い結婚であった私達。でも、日々を過ごすうちお互いに心境の変化があり、距離が近付いて、『そういうこと』を致しても構わない、という気持ちが芽生えた。
家を継がせるだけであるなら、他家から養子をもらっても良い。けれどやはり一番良いのは、血の繋がりのある子供に、継いでもらうことだから。
「リーゲル、貴方グラディスと離縁なさい。そんなにも政略を気にするのであれば、当初の約束通りわたくしが結婚してあげる。わたくしが嫌なら、アルテミシアでも良いわ。王太子妃はもう決まったから」
「それはどういう……?」
「言葉通りの意味よ。ちなみに、王太子妃は勿論グラディスではないわ。だからそこは安心して」
最後の一言だけは私に向けて。
お姉様は私をリーゲル様から取り返すと、部屋の端に控えているポルテに向かって告げた。
「急ぎグラディスの身の回りの物を鞄に詰めてちょうだい。こんな冷血漢の元に、可愛い妹をこれ以上一秒だって置いておきたくはないわ」
「ま、待ってくれ!」
「待ちません。政略結婚の相手なら、わたくしで十分でしょう?」
リーゲル様に、お姉様が迫力のある笑顔を向ける。
学院時代は、仲睦まじい二人だと思って見ていたけれど、実際は違ったのかもしれない、と今の二人を見ていて私は思った。
「グラディス……」
リーゲル様の手が、弱々しく私へと伸ばされる。
本音では、この手を取りたい。リーゲル様を信じたい。
けれど、心からの幸せを知った今だからこそ、先程の彼の言葉は私の心を深く抉った。
居場所を知られ、帰ってくるよう言われ続けても、これまで頑なにお戻りになられなかったお姉様。
そのお姉様が思い腰を上げたということは、そこまでの何かがあったのだという事。でも、私にはそれが何なのか皆目見当も付かない。
リーゲル様からは何も聞いていないし、お父様からも特に連絡はいただいていないから。
「まぁ、そうね。先ず一つ目は、貴女の婚姻が破綻しそうだということ」
「えっ……」
嘘!?
昨日漸くリーゲル様との初夜を迎えられたのに、私達の婚姻は破綻してしまうの!?
「違う、グラディス! 違うから!」
真っ青になった私に慌てて駆け寄り、リーゲル様が抱きしめてくれる。
「私達の婚姻は破綻などしない。昨日新たに誓いを立てたばかりだろう。アンジェラも紛らわしいことを言うな」
「ご、ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったの……」
お姉様が謝ってくれたけれど、私とリーゲル様の婚姻が破綻すると思われていたことが衝撃的すぎて、何も言葉が出てこない。
すぐには許せる気持ちにもなれず、私はお姉様の顔が見えないよう、リーゲル様の胸に隠れるように顔を埋めた。
「グ、グラディス……ごめん、ごめんね……」
「当然だ。グラディスはずっと君の身代わりだと言われ、心を傷付けられてきたんだぞ。それでも私の妻として健気に頑張ってくれていたというのに、婚姻が破綻だなどと言われたら、ショックを感じるのは当たり前だろう」
「それは、そうだけど……でも仕方ないじゃない。グラディスは王太子妃になるから、代わりにわたくしは貴方と婚姻しろと言われて、強制的に戻って来るよう言われたのだから」
「は……?」
リーゲル様が、動きを止める。
私はリーゲル様の胸から顔を上げ、お姉様の方を向いた。
私が王太子妃に? そして、リーゲル様とお姉様が結婚?
「なんだ、そのふざけた話は! グラディスはシーヴァイスからの求婚を断った! 私だって、今更君と結婚するつもりなどない!」
大きな声で、キッパリ、ハッキリ、リーゲル様がそう言ってくれる。
「だったらどうして、そんな話がわたくしの所へ持ち込まれたのかしらね? 実は貴方達、上手くいっていなかったのではなくて?」
「ぐっ……そ、それは……」
思わず言葉に詰まる、リーゲル様。
そうですよね、私達がうまくいったのは、つい昨日のことですから。言い返すことなんてできませんよね。
「さっきは雰囲気的に上手くいっているのかと思ったけれど。そうでないならグラディスは離縁させて連れて行くわ。わたくし一人でも、この子を養うことぐらいは出来るから」
「ま、待ってくれ! そんな事をしたら、政略結婚の意味が……!」
「え?」
聞き返した私に、リーゲル様がハッとする。
次いで『しまった』という顔になり、その場に気まずい沈黙が流れた。
「………………」
リーゲル様の言った言葉によって頭の中が真っ白になった私は、そっとリーゲル様の腕の中から抜け出す。
「あ、や、ち……違うんだ、グラディス。私は──」
「分かっています。リーゲル様は筆頭公爵家の当主様ですものね。お役目は大事だと、肝に銘じておりますわ」
自分が言ったのだとはとても思えない程、冷静な言葉が自分の口から流れ出る。
漸く気持ちが通じたと、両想いになれたと思っていたのに。
王太子殿下を退けてくれたのも、私を抱いてくれたのも、全て政略の為だったというの?
「グラディス聞いてくれ。政略の為だけだったなら、これまで通り白い結婚のままで──」
「政略であるなら尚更、後継は必要ではありませんか?」
彼の言葉を遮って言うと、言葉をなくしたかのように、リーゲル様は黙り込んだ。
そんな彼を見て、私はやはりそうなのか、と確信を強める。
婚姻当初は白い結婚であった私達。でも、日々を過ごすうちお互いに心境の変化があり、距離が近付いて、『そういうこと』を致しても構わない、という気持ちが芽生えた。
家を継がせるだけであるなら、他家から養子をもらっても良い。けれどやはり一番良いのは、血の繋がりのある子供に、継いでもらうことだから。
「リーゲル、貴方グラディスと離縁なさい。そんなにも政略を気にするのであれば、当初の約束通りわたくしが結婚してあげる。わたくしが嫌なら、アルテミシアでも良いわ。王太子妃はもう決まったから」
「それはどういう……?」
「言葉通りの意味よ。ちなみに、王太子妃は勿論グラディスではないわ。だからそこは安心して」
最後の一言だけは私に向けて。
お姉様は私をリーゲル様から取り返すと、部屋の端に控えているポルテに向かって告げた。
「急ぎグラディスの身の回りの物を鞄に詰めてちょうだい。こんな冷血漢の元に、可愛い妹をこれ以上一秒だって置いておきたくはないわ」
「ま、待ってくれ!」
「待ちません。政略結婚の相手なら、わたくしで十分でしょう?」
リーゲル様に、お姉様が迫力のある笑顔を向ける。
学院時代は、仲睦まじい二人だと思って見ていたけれど、実際は違ったのかもしれない、と今の二人を見ていて私は思った。
「グラディス……」
リーゲル様の手が、弱々しく私へと伸ばされる。
本音では、この手を取りたい。リーゲル様を信じたい。
けれど、心からの幸せを知った今だからこそ、先程の彼の言葉は私の心を深く抉った。
147
あなたにおすすめの小説
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
【完結】殿下、自由にさせていただきます。
なか
恋愛
「出て行ってくれリルレット。王宮に君が住む必要はなくなった」
その言葉と同時に私の五年間に及ぶ初恋は終わりを告げた。
アルフレッド殿下の妃候補として選ばれ、心の底から喜んでいた私はもういない。
髪を綺麗だと言ってくれた口からは、私を貶める言葉しか出てこない。
見惚れてしまう程の笑みは、もう見せてもくれない。
私………貴方に嫌われた理由が分からないよ。
初夜を私一人だけにしたあの日から、貴方はどうして変わってしまったの?
恋心は砕かれた私は死さえ考えたが、過去に見知らぬ男性から渡された本をきっかけに騎士を目指す。
しかし、正騎士団は女人禁制。
故に私は男性と性別を偽って生きていく事を決めたのに……。
晴れて騎士となった私を待っていたのは、全てを見抜いて笑う副団長であった。
身分を明かせない私は、全てを知っている彼と秘密の恋をする事になる。
そして、騎士として王宮内で起きた変死事件やアルフレッドの奇行に大きく関わり、やがて王宮に蔓延る謎と対峙する。
これは、私の初恋が終わり。
僕として新たな人生を歩みだした話。
【完結】今日も旦那は愛人に尽くしている~なら私もいいわよね?~
コトミ
恋愛
結婚した夫には愛人がいた。辺境伯の令嬢であったビオラには男兄弟がおらず、子爵家のカールを婿として屋敷に向かい入れた。半年の間は良かったが、それから事態は急速に悪化していく。伯爵であり、領地も統治している夫に平民の愛人がいて、屋敷の隣にその愛人のための別棟まで作って愛人に尽くす。こんなことを我慢できる夫人は私以外に何人いるのかしら。そんな考えを巡らせながら、ビオラは毎日夫の代わりに領地の仕事をこなしていた。毎晩夫のカールは愛人の元へ通っている。その間ビオラは休む暇なく仕事をこなした。ビオラがカールに反論してもカールは「君も愛人を作ればいいじゃないか」の一点張り。我慢の限界になったビオラはずっと大切にしてきた屋敷を飛び出した。
そしてその飛び出した先で出会った人とは?
(できる限り毎日投稿を頑張ります。誤字脱字、世界観、ストーリー構成、などなどはゆるゆるです)
断罪される前に市井で暮らそうとした悪役令嬢は幸せに酔いしれる
葉柚
恋愛
侯爵令嬢であるアマリアは、男爵家の養女であるアンナライラに婚約者のユースフェリア王子を盗られそうになる。
アンナライラに呪いをかけたのはアマリアだと言いアマリアを追い詰める。
アマリアは断罪される前に市井に溶け込み侯爵令嬢ではなく一市民として生きようとする。
市井ではどこかの王子が呪いにより猫になってしまったという噂がまことしやかに流れており……。
【完結】愛され公爵令嬢は穏やかに微笑む
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
「シモーニ公爵令嬢、ジェラルディーナ! 私はお前との婚約を破棄する。この宣言は覆らぬと思え!!」
婚約者である王太子殿下ヴァレンテ様からの突然の拒絶に、立ち尽くすしかありませんでした。王妃になるべく育てられた私の、存在価値を否定するお言葉です。あまりの衝撃に意識を手放した私は、もう生きる意味も分からなくなっていました。
婚約破棄されたシモーニ公爵令嬢ジェラルディーナ、彼女のその後の人生は思わぬ方向へ転がり続ける。優しい彼女の功績に助けられた人々による、恩返しが始まった。まるで童話のように、受け身の公爵令嬢は次々と幸運を手にしていく。
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/10/01 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、二次選考通過
2022/07/29 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、一次選考通過
2022/02/15 小説家になろう 異世界恋愛(日間)71位
2022/02/12 完結
2021/11/30 小説家になろう 異世界恋愛(日間)26位
2021/11/29 アルファポリス HOT2位
2021/12/03 カクヨム 恋愛(週間)6位
【完結】「君を愛することはない」と言われた公爵令嬢は思い出の夜を繰り返す
おのまとぺ
恋愛
「君を愛することはない!」
鳴り響く鐘の音の中で、三年の婚約期間の末に結ばれるはずだったマルクス様は高らかに宣言しました。隣には彼の義理の妹シシーがピッタリとくっついています。私は笑顔で「承知いたしました」と答え、ガラスの靴を脱ぎ捨てて、一目散に式場の扉へと走り出しました。
え?悲しくないのかですって?
そんなこと思うわけないじゃないですか。だって、私はこの三年間、一度たりとも彼を愛したことなどなかったのですから。私が本当に愛していたのはーーー
◇よくある婚約破棄
◇元サヤはないです
◇タグは増えたりします
◇薬物などの危険物が少し登場します
婚約者が妹と結婚したいと言ってきたので、私は身を引こうと決めました
日下奈緒
恋愛
アーリンは皇太子・クリフと婚約をし幸せな生活をしていた。
だがある日、クリフが妹のセシリーと結婚したいと言ってきた。
もしかして、婚約破棄⁉
この婚約は白い結婚に繋がっていたはずですが? 〜深窓の令嬢は赤獅子騎士団長に溺愛される〜
氷雨そら
恋愛
婚約相手のいない婚約式。
通常であれば、この上なく惨めであろうその場所に、辺境伯令嬢ルナシェは、美しいベールをなびかせて、毅然とした姿で立っていた。
ベールから、こぼれ落ちるような髪は白銀にも見える。プラチナブロンドが、日差しに輝いて神々しい。
さすがは、白薔薇姫との呼び名高い辺境伯令嬢だという周囲の感嘆。
けれど、ルナシェの内心は、実はそれどころではなかった。
(まさかのやり直し……?)
先ほど確かに、ルナシェは断頭台に露と消えたのだ。しかし、この場所は確かに、あの日経験した、たった一人の婚約式だった。
ルナシェは、人生を変えるため、婚約式に現れなかった婚約者に、婚約破棄を告げるため、激戦の地へと足を向けるのだった。
小説家になろう様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる