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運命的な運命の出会い
転入生の噂
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※文化の違いを演出するため過剰な表現をしている場合がありますがフィクションです。ご注意下さい。
※以下鉤括弧の説明
「」・・・通常の会話(聞こえている音のままの状態。必要に応じて訳文有り)(美華の発音は日本語訛りがひどいためカタカナ。)
『』・・・意志疎通がとれている会話
()・・・訳文
【】・・・日本語以外の言語で会話。美華は理解していない。
ー前日ー
2012年 8月31日
中華人民共和国 上海市。
ニーハオ。私は立花 美華。
上海の〝上海国际高华大学(上海国際高華大学)〝に海外留学している女子大生です。
うちの大学は外国語などの国際関係の学部が豊富で、留学生も多い。
くだらない理由でなんとなくCAを目指して、中国へ留学しにきた。
正直ただのキラキラ留学生活に憧れて来ただけだったから、現実とのギャップが受け入れられなかった・・・。
隣国なのが信じられないくらい生活文化が異なってて、カルチャーショックの連続で、ホームシック。
だって、使用済みトイレットペーパーを便器に流しちゃいけない。って何よ・・・!?不衛生じゃないっ!
更に中国語もうまく行かない。私の発音が下手くそ過ぎて全然伝わらないのだ。
英語は勉強はしてたから〝語学〝って類のものには自信があったのに。
皆「何言ってるんだ?」って冷たい目で私を見てくるように感じる・・・。あの眼を見るのがとても恐い・・・。
そんな失望感や恐怖から、全てにやる気が出ないまま、あっという間に一年が過ぎ、学業成績は常に下から数えて3位以内。
筋金入りの成績不良者としてクラスメイトからは〝ワーストプリンセス〝って呼ばれる始末だ!!
イライラを抑えながら、買い物へ行く準備をしていると、上海現地で購入した韓国大手電子機器メーカー〝EI(electric industry)〝のスマートフォンが鳴る。
EI製の大きな画面のスマートフォンにはクラスメイトの〝藤沢 夏海〝の文字が出ていた。彼女もワーストプリンセスの仲間。
「もしもし~。夏海?どうしたの~?」
久々の同級生からの電話で胸のモヤモヤが少し晴れる。夏海はつまらない留学生活の中の数少ない希望の光だ。
「美華!ビックニュース!なんと有名人がうちの大学に転入してくるらしい!」
「え?!?なにそれ!まじ?誰、誰?!」
通話しながら鍵をバッグに間違いなく入れたことを確認する。
中国の玄関扉は、一度閉まるとオートロック式で、勝手に鍵が閉まってしまうのだ。
さあ、準備が出来たので買い物へ出発。
「それが韓国アイドルグループ〝COSMOS〝の〝キム・テグン〝!」
「えー!!!って、いやっ!誰えぇ?」
家を出て、アパート内の廊下に出たのに、近所迷惑を省みず大きな声で反応してしまう。
中国に来てからというもの、現地の人たちの勢いや騒音に負けないように、大声で話す癖がついていた。
「시끄러・・・」
玄関前でしゃがんで引っ越しの片付けをしている男性が何か呟いた。
空室だった隣の部屋に人が入るようだ。
人がいないと思っていたから気を抜いていた。私、煩かったかな?
それにしても、今のは韓国語かな?
この湿気がものすごい上海の夏にマスクつけてるなんて、猛者だなあ。
色々思うところはあるけど、とにかく謝ろう。
「ブーハオイース(ごめんなさい)」
男性は立ち上がり、冷たい目線でこちらを見下ろしてきたように私は感じた。
※以下鉤括弧の説明
「」・・・通常の会話(聞こえている音のままの状態。必要に応じて訳文有り)(美華の発音は日本語訛りがひどいためカタカナ。)
『』・・・意志疎通がとれている会話
()・・・訳文
【】・・・日本語以外の言語で会話。美華は理解していない。
ー前日ー
2012年 8月31日
中華人民共和国 上海市。
ニーハオ。私は立花 美華。
上海の〝上海国际高华大学(上海国際高華大学)〝に海外留学している女子大生です。
うちの大学は外国語などの国際関係の学部が豊富で、留学生も多い。
くだらない理由でなんとなくCAを目指して、中国へ留学しにきた。
正直ただのキラキラ留学生活に憧れて来ただけだったから、現実とのギャップが受け入れられなかった・・・。
隣国なのが信じられないくらい生活文化が異なってて、カルチャーショックの連続で、ホームシック。
だって、使用済みトイレットペーパーを便器に流しちゃいけない。って何よ・・・!?不衛生じゃないっ!
更に中国語もうまく行かない。私の発音が下手くそ過ぎて全然伝わらないのだ。
英語は勉強はしてたから〝語学〝って類のものには自信があったのに。
皆「何言ってるんだ?」って冷たい目で私を見てくるように感じる・・・。あの眼を見るのがとても恐い・・・。
そんな失望感や恐怖から、全てにやる気が出ないまま、あっという間に一年が過ぎ、学業成績は常に下から数えて3位以内。
筋金入りの成績不良者としてクラスメイトからは〝ワーストプリンセス〝って呼ばれる始末だ!!
イライラを抑えながら、買い物へ行く準備をしていると、上海現地で購入した韓国大手電子機器メーカー〝EI(electric industry)〝のスマートフォンが鳴る。
EI製の大きな画面のスマートフォンにはクラスメイトの〝藤沢 夏海〝の文字が出ていた。彼女もワーストプリンセスの仲間。
「もしもし~。夏海?どうしたの~?」
久々の同級生からの電話で胸のモヤモヤが少し晴れる。夏海はつまらない留学生活の中の数少ない希望の光だ。
「美華!ビックニュース!なんと有名人がうちの大学に転入してくるらしい!」
「え?!?なにそれ!まじ?誰、誰?!」
通話しながら鍵をバッグに間違いなく入れたことを確認する。
中国の玄関扉は、一度閉まるとオートロック式で、勝手に鍵が閉まってしまうのだ。
さあ、準備が出来たので買い物へ出発。
「それが韓国アイドルグループ〝COSMOS〝の〝キム・テグン〝!」
「えー!!!って、いやっ!誰えぇ?」
家を出て、アパート内の廊下に出たのに、近所迷惑を省みず大きな声で反応してしまう。
中国に来てからというもの、現地の人たちの勢いや騒音に負けないように、大声で話す癖がついていた。
「시끄러・・・」
玄関前でしゃがんで引っ越しの片付けをしている男性が何か呟いた。
空室だった隣の部屋に人が入るようだ。
人がいないと思っていたから気を抜いていた。私、煩かったかな?
それにしても、今のは韓国語かな?
この湿気がものすごい上海の夏にマスクつけてるなんて、猛者だなあ。
色々思うところはあるけど、とにかく謝ろう。
「ブーハオイース(ごめんなさい)」
男性は立ち上がり、冷たい目線でこちらを見下ろしてきたように私は感じた。
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