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7・三曲目を用意して
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7・三曲目を用意して
でかいシャボン玉の中で、
「ルゲーニ?」
白いのが銀ののに聞くと、
「サマカッ」
銀のが首を横に振ってる。
「ピンジャング・ツールンガだっ」
訳わかんないこと言うと、ほかの四人の目が、ひっとひきつった。
でもって銀のは、お尻のポケットあたりから、なにやら筒状のモノを取り出した。
どっかをピッとすると、そいつがパタパタと折れ広がり、さらに折れ広がり、さらに・・と繰り返すうちに、直径50センチ、長さ1メートルほどの大筒になったのです。
ん? 大筒?
次にゴルフボールほどの玉を取りだし、またまたぴっとすると、それもぱたぱた折れ広がるを繰り返し、大筒にきっちり入る大玉となり、銀の銀髪男はそれを大筒に装填したのです。
「これ飛ばす。ばんっとなる。煙出る。煙あたるジンルイ、みなびりびり。分かる?」
えっ?
思わずひるみますよね、そりゃ。横ではミズキがもう頭抱えてました。
「お前たちのひとつばん壊されての困るのモノなに?」
こいつ、かなり焦ってる。だって、声がうわずってんだもん。
「お前らが詰まってる、丘の上の窓つき四角い箱の並びか」
「は?」
「ほら、お前らみたいのが詰まってて、つまんなそうにしてる」
「ひょっとして、ウチのがっこ?」
カズラが素っ頓狂な声を上げる。
「そう。これはっしょ、みんなびりびり」
くっ。あたしの眉が、片っぽだけぴっと上がった。
学園のみんながびりびりなんて、冗談じゃない。入ったばっかなのに。
ぐいっと一歩前に出ると、巨大シャボン玉の中の銀の銀髪男、思わず後ずさり。
けどそこはもう壁際で、頭の上には明かり取りの天窓が斜めにかぶさっていた。
ふっと上見た銀の銀髪男が、ぬあんといきなし、大筒を頭の上にかかげて、真上にジャンプした。
ガッシャ~ンッ・・!
天窓のガラスがぐしゃっと割れ、破片がばらばらと巨大シャボン玉の上に降ってきて、あちこちに弾けてる。
すると、テンポのいい音楽と、それに合わせた手拍子が聞こえてきた。
GGC Wonderersのパフォーマンスがもう始まってるんだ。
「ラルブレッセ・スルーパのムスターシ、どこ? それ教えれば、みんなカンニングしてやる」
どうもこいつの言ってることわかんね。
「知らないこと教えられないじゃん」
カズラが言い返した。
「だから、知ってるのモノ、連れてくる。しゃべらせる。それ、お前にもか、のう」
なんかずるっとくるしゃべりかた。
「しないと、ぼんっでぶわぶわ、みんなびりびり、い~の?」
こいつら、Wonderersがパフォーマンスしてるステージに、びりびり玉を撃ちこむつもり?
そんな・・・。
「い~のっ?」
銀の銀髪男の焦りまくった声が響く。
そんなこと、い~わけない。
けど、どうすれば・・・。
「どうすればいい、コブシ」
「あ、ちょっと待って」
コブシの声も、ちょっと焦ってる。
*
「ハカセッ」
隣の蔵地下で、コブシがモニターの中の四角い顔のおじさんに助けを求める。
「あ、さっきメイルした」
ま~だソフトクリームぺろっとして、あっちいっちゃった。
「え?」
コブシ、あわててコンソールをかちゃかちゃかちゃ。
*
「コブシ、どうすりゃい~の」
「あ、あのね、きっぱり戦えば、防御殻は破れるって」
「ぼーぎょかく?」
「その、でっかいシャボン玉みたいなヤツ」
「きっぱり・・・」
「そうだ。きっぱり戦うんだ、ミズキッ」
下川先生の声が響いた。
「それがお前たちの、シメイなんだ」
「だから、髙井カズラ」
「そのシメイじゃないってば」
「じゃ誰が指名したんですか」
と、こちらスミレ。
「そのシメイでもないっ」
「与えられた、大切な任務のことっ」
コブシの声が響く。
「与えられた、大切な任務・・?」
「そう。姉ちゃんたちにしか、できないことなんだ」
あたしたちにしか、できないこと。
「ジンルイを、がっかりさせるなっ」
また下川先生の声だ。
ステージからは盛り上がる音楽の音が聞こえる。
ふっと見ると、仲間に支えられて、アザミが、ユリエが、きれいなジャンプを決めている。
わぁ~っと拍手が起こる。
「ぼんっでぶわぶわ、みんなびりびり、い~の?」
焦った声で叫ぶ銀の銀髪男をきっぱりと見た。
そんなこと、させない。
そうだ。そんなこと、ぜったいにさせない。
わたしはどうしてだか、きっぱりと思った。
hey hey hey hey・・・!
お客さんのコールが聞こえてくる。
あの、盛り上がってるステージを、こんなヤツらにダメにされてたまるか。
「Wonderersのステージは、あたしたちが守る」
見てろよ、ユリエ。
「あたしたちにしか出来ないっていうなら、そのシメイとやら、引き受けてやろうじゃないの」
「なんかいい」
「さっすがリーダー」
アヤメとスミレ。
「しかしだな、カンナッ」
先生、うるさいっ。
「そしていつの日か、歌と踊りの力で、GGCを越えてやるんだ」
へ?
「コブシ、三曲目の用意」
「へ?」
「三曲目の音源を用意してっ」
「いいけど」
「さっさとやって」
「わかった」
コブシが、戸惑いながらも姉ちゃんの言うこと聞いた。
「なんのつもりだ、ミズキ」
先生の声が響いてる。
「だよね」
「三曲目って・・」
「ここで?」
スミレもミズキもカズラもこっち見てる。
「誰も見てないのに?」
アヤメも不思議そうに言ってる。
「うん、そう、ここで」
あたしはやっぱり、きっぱりと言った。
「おい、ミズキッ」
先生、るっさい。
無視して、みんなを見た。
「みんな、さっきの気持ちを思い出して。Wonderersの二人に、上から目線で見下ろされたときの気持ちを」
「そ、そんなことを今・・・」
「そうじゃないっ」
あたしは先生の声にきっぱりと言い返した。
どうしてだか分かんないけど、あたしはきっぱりとしていた。
「ここが、この場所が、みるきぃクレヨンの、未来への第一歩なんだ」
破れた窓から聞こえてた音楽が終わって、一瞬、その場がシンとなった。
向こうもラストの一曲だな。
「コブシ、用意はできた?」
「うん」
「よっしゃ。みんなは?」
「そういうことなら、やるさ、三曲目」
真っ先に、ミズキが前に出た。
「地球を守るアイドル、悪くないんじゃな~い」
カズラが続いた。
「やるやるぅ~」
アヤメがぴょんとジャンプして前に出た。
「しゃあない。乗るか」
スミレも。
これでメンバーの気持ちはひとつになった。
たぶん。
「それでは聞いてください。みるきぃクレヨンの三曲目。『Just do it』」
ぴっとメンバーが整列する。
よっしゃ。
でかいシャボン玉の中で、
「ルゲーニ?」
白いのが銀ののに聞くと、
「サマカッ」
銀のが首を横に振ってる。
「ピンジャング・ツールンガだっ」
訳わかんないこと言うと、ほかの四人の目が、ひっとひきつった。
でもって銀のは、お尻のポケットあたりから、なにやら筒状のモノを取り出した。
どっかをピッとすると、そいつがパタパタと折れ広がり、さらに折れ広がり、さらに・・と繰り返すうちに、直径50センチ、長さ1メートルほどの大筒になったのです。
ん? 大筒?
次にゴルフボールほどの玉を取りだし、またまたぴっとすると、それもぱたぱた折れ広がるを繰り返し、大筒にきっちり入る大玉となり、銀の銀髪男はそれを大筒に装填したのです。
「これ飛ばす。ばんっとなる。煙出る。煙あたるジンルイ、みなびりびり。分かる?」
えっ?
思わずひるみますよね、そりゃ。横ではミズキがもう頭抱えてました。
「お前たちのひとつばん壊されての困るのモノなに?」
こいつ、かなり焦ってる。だって、声がうわずってんだもん。
「お前らが詰まってる、丘の上の窓つき四角い箱の並びか」
「は?」
「ほら、お前らみたいのが詰まってて、つまんなそうにしてる」
「ひょっとして、ウチのがっこ?」
カズラが素っ頓狂な声を上げる。
「そう。これはっしょ、みんなびりびり」
くっ。あたしの眉が、片っぽだけぴっと上がった。
学園のみんながびりびりなんて、冗談じゃない。入ったばっかなのに。
ぐいっと一歩前に出ると、巨大シャボン玉の中の銀の銀髪男、思わず後ずさり。
けどそこはもう壁際で、頭の上には明かり取りの天窓が斜めにかぶさっていた。
ふっと上見た銀の銀髪男が、ぬあんといきなし、大筒を頭の上にかかげて、真上にジャンプした。
ガッシャ~ンッ・・!
天窓のガラスがぐしゃっと割れ、破片がばらばらと巨大シャボン玉の上に降ってきて、あちこちに弾けてる。
すると、テンポのいい音楽と、それに合わせた手拍子が聞こえてきた。
GGC Wonderersのパフォーマンスがもう始まってるんだ。
「ラルブレッセ・スルーパのムスターシ、どこ? それ教えれば、みんなカンニングしてやる」
どうもこいつの言ってることわかんね。
「知らないこと教えられないじゃん」
カズラが言い返した。
「だから、知ってるのモノ、連れてくる。しゃべらせる。それ、お前にもか、のう」
なんかずるっとくるしゃべりかた。
「しないと、ぼんっでぶわぶわ、みんなびりびり、い~の?」
こいつら、Wonderersがパフォーマンスしてるステージに、びりびり玉を撃ちこむつもり?
そんな・・・。
「い~のっ?」
銀の銀髪男の焦りまくった声が響く。
そんなこと、い~わけない。
けど、どうすれば・・・。
「どうすればいい、コブシ」
「あ、ちょっと待って」
コブシの声も、ちょっと焦ってる。
*
「ハカセッ」
隣の蔵地下で、コブシがモニターの中の四角い顔のおじさんに助けを求める。
「あ、さっきメイルした」
ま~だソフトクリームぺろっとして、あっちいっちゃった。
「え?」
コブシ、あわててコンソールをかちゃかちゃかちゃ。
*
「コブシ、どうすりゃい~の」
「あ、あのね、きっぱり戦えば、防御殻は破れるって」
「ぼーぎょかく?」
「その、でっかいシャボン玉みたいなヤツ」
「きっぱり・・・」
「そうだ。きっぱり戦うんだ、ミズキッ」
下川先生の声が響いた。
「それがお前たちの、シメイなんだ」
「だから、髙井カズラ」
「そのシメイじゃないってば」
「じゃ誰が指名したんですか」
と、こちらスミレ。
「そのシメイでもないっ」
「与えられた、大切な任務のことっ」
コブシの声が響く。
「与えられた、大切な任務・・?」
「そう。姉ちゃんたちにしか、できないことなんだ」
あたしたちにしか、できないこと。
「ジンルイを、がっかりさせるなっ」
また下川先生の声だ。
ステージからは盛り上がる音楽の音が聞こえる。
ふっと見ると、仲間に支えられて、アザミが、ユリエが、きれいなジャンプを決めている。
わぁ~っと拍手が起こる。
「ぼんっでぶわぶわ、みんなびりびり、い~の?」
焦った声で叫ぶ銀の銀髪男をきっぱりと見た。
そんなこと、させない。
そうだ。そんなこと、ぜったいにさせない。
わたしはどうしてだか、きっぱりと思った。
hey hey hey hey・・・!
お客さんのコールが聞こえてくる。
あの、盛り上がってるステージを、こんなヤツらにダメにされてたまるか。
「Wonderersのステージは、あたしたちが守る」
見てろよ、ユリエ。
「あたしたちにしか出来ないっていうなら、そのシメイとやら、引き受けてやろうじゃないの」
「なんかいい」
「さっすがリーダー」
アヤメとスミレ。
「しかしだな、カンナッ」
先生、うるさいっ。
「そしていつの日か、歌と踊りの力で、GGCを越えてやるんだ」
へ?
「コブシ、三曲目の用意」
「へ?」
「三曲目の音源を用意してっ」
「いいけど」
「さっさとやって」
「わかった」
コブシが、戸惑いながらも姉ちゃんの言うこと聞いた。
「なんのつもりだ、ミズキ」
先生の声が響いてる。
「だよね」
「三曲目って・・」
「ここで?」
スミレもミズキもカズラもこっち見てる。
「誰も見てないのに?」
アヤメも不思議そうに言ってる。
「うん、そう、ここで」
あたしはやっぱり、きっぱりと言った。
「おい、ミズキッ」
先生、るっさい。
無視して、みんなを見た。
「みんな、さっきの気持ちを思い出して。Wonderersの二人に、上から目線で見下ろされたときの気持ちを」
「そ、そんなことを今・・・」
「そうじゃないっ」
あたしは先生の声にきっぱりと言い返した。
どうしてだか分かんないけど、あたしはきっぱりとしていた。
「ここが、この場所が、みるきぃクレヨンの、未来への第一歩なんだ」
破れた窓から聞こえてた音楽が終わって、一瞬、その場がシンとなった。
向こうもラストの一曲だな。
「コブシ、用意はできた?」
「うん」
「よっしゃ。みんなは?」
「そういうことなら、やるさ、三曲目」
真っ先に、ミズキが前に出た。
「地球を守るアイドル、悪くないんじゃな~い」
カズラが続いた。
「やるやるぅ~」
アヤメがぴょんとジャンプして前に出た。
「しゃあない。乗るか」
スミレも。
これでメンバーの気持ちはひとつになった。
たぶん。
「それでは聞いてください。みるきぃクレヨンの三曲目。『Just do it』」
ぴっとメンバーが整列する。
よっしゃ。
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