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第2話
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「……シフルは、最近どんな感じなの」
リーヴァと本当に他愛もない話をしていると、突然そんなことを聞いてきた。
どんな感じって……俺はリーヴァと違ってどこかを行き来してるわけじゃないし、特に何も無いぞ?
「別にいつも通り、普通だぞ?」
そう思って、俺はそう言った。
「……ふーん。……退屈じゃないの」
「んー、友達もいないわけじゃないし、リーヴァとも一週間に一度は会えるし、それを楽しみに過ごしてたら、別に退屈はしないかな」
「ッ、そう、私が帰ってくるのがお兄……シフルは楽しみなんだ」
「まぁ、そうだな」
だって、リーヴァが帰ってこないと、リーヴァを手懐けるっていう俺の目的も達成できないしな。
もちろん、一週間に一度しか帰ってこない家族と話したいって気持ちもあるけど。
「…………もっと一緒にいたいって思う?」
「リーヴァとか?」
「……」
何も言わずに、リーヴァはこくり、と一度だけ頷いてきた。
「そりゃ、ずっと一緒にいたいよ」
一緒にいる時間が増えれば増えるほど、手懐けられるだろうしな。
「……ふ、ふーん。……もう私、行くから」
「え? もうか?」
いつもならまだ家にいる時間なのに。
「……大丈夫。次に会える時はもっと……シフルの望み通り、いっぱい一緒に居られるから」
「え? それ、どういう──」
リーヴァは俺の返事を聞くことなく、そのまま本当に家を出ていってしまった。
俺の目に追えないとんでもない速さで。
「……」
手応えは……無かった、よなぁ。
なんか、急いで出ていった様子だったし、全然それまでは普通だった気がするんだけど、最後だけで家族としてもあんまり仲が……い、いや、これ以上はやめよう。
発言的に、また一週間後にはちゃんと帰って来てくれるっぽいしな。
しかもその時はいっぱい一緒に居られるっぽいし、リーヴァを手懐けるのはその時に頑張ろう。
取り敢えず、リーヴァも行ってしまったし、俺は冒険者の仕事でもしに行くか。
いつもならリーヴァが来る日は休みにしてるんだが、今日はもう行ってしまったしな。
正直な話、お金に関してはリーヴァが置いていってくれているこの「好きに使っていいよ」という金貨の山を使えばどうとでもなるんだけど、なんか、これを使ったら本当に人間として終わりな気がするんだよ。
……俺の父親と母親はリーヴァにいくらかの金を貰って、俺を置いてどこかへ行ったみたいだけどな。
当たり前だが、別にリーヴァのせいじゃない。
元からそんなに俺は親と仲がいいわけでは無かったし、まぁ、金を貰ったのなら、そんなもんだろ、って感じだ。
今どこで何をやってるんだろうな。
ちゃんと生きてんのかね。
ま、リーヴァがいるんだし、生きてんのか。
俺のところに一週間に一度帰ってくるように、実は両親の元にもリーヴァは一週間に一度帰っていて、その時ここにお金を置いていくように、両親のところにもお金を置いていったりしてるのかもな。
……いや、なんなら、実はリーヴァは両親の元で暮らしてるって可能性すらあるのか。
……それはちょっとだけ寂しいけど、ま、仕方ないよな。
さっさとギルドに行こう。
俺はリーヴァと違って全然強いわけじゃない……どころか、普通に弱い部類だから、夜に依頼なんて絶対こなせないし、早く行かないと。
お金以外にも、あそこの受付嬢、めちゃくちゃ綺麗なんだよ。
別に俺があの人とどうこうなれるとは微塵も思ってないけど、目の保養になるしな。早く行かないと。
……多分、俺以外にもあそこに通っている男の冒険者は同じような考えなんだろうなと思う。
……完全にギルドの思惑にハマっちまってる気がする。
そんな思いのまま、俺は装備の準備をして、ギルドに向かった。
リーヴァと本当に他愛もない話をしていると、突然そんなことを聞いてきた。
どんな感じって……俺はリーヴァと違ってどこかを行き来してるわけじゃないし、特に何も無いぞ?
「別にいつも通り、普通だぞ?」
そう思って、俺はそう言った。
「……ふーん。……退屈じゃないの」
「んー、友達もいないわけじゃないし、リーヴァとも一週間に一度は会えるし、それを楽しみに過ごしてたら、別に退屈はしないかな」
「ッ、そう、私が帰ってくるのがお兄……シフルは楽しみなんだ」
「まぁ、そうだな」
だって、リーヴァが帰ってこないと、リーヴァを手懐けるっていう俺の目的も達成できないしな。
もちろん、一週間に一度しか帰ってこない家族と話したいって気持ちもあるけど。
「…………もっと一緒にいたいって思う?」
「リーヴァとか?」
「……」
何も言わずに、リーヴァはこくり、と一度だけ頷いてきた。
「そりゃ、ずっと一緒にいたいよ」
一緒にいる時間が増えれば増えるほど、手懐けられるだろうしな。
「……ふ、ふーん。……もう私、行くから」
「え? もうか?」
いつもならまだ家にいる時間なのに。
「……大丈夫。次に会える時はもっと……シフルの望み通り、いっぱい一緒に居られるから」
「え? それ、どういう──」
リーヴァは俺の返事を聞くことなく、そのまま本当に家を出ていってしまった。
俺の目に追えないとんでもない速さで。
「……」
手応えは……無かった、よなぁ。
なんか、急いで出ていった様子だったし、全然それまでは普通だった気がするんだけど、最後だけで家族としてもあんまり仲が……い、いや、これ以上はやめよう。
発言的に、また一週間後にはちゃんと帰って来てくれるっぽいしな。
しかもその時はいっぱい一緒に居られるっぽいし、リーヴァを手懐けるのはその時に頑張ろう。
取り敢えず、リーヴァも行ってしまったし、俺は冒険者の仕事でもしに行くか。
いつもならリーヴァが来る日は休みにしてるんだが、今日はもう行ってしまったしな。
正直な話、お金に関してはリーヴァが置いていってくれているこの「好きに使っていいよ」という金貨の山を使えばどうとでもなるんだけど、なんか、これを使ったら本当に人間として終わりな気がするんだよ。
……俺の父親と母親はリーヴァにいくらかの金を貰って、俺を置いてどこかへ行ったみたいだけどな。
当たり前だが、別にリーヴァのせいじゃない。
元からそんなに俺は親と仲がいいわけでは無かったし、まぁ、金を貰ったのなら、そんなもんだろ、って感じだ。
今どこで何をやってるんだろうな。
ちゃんと生きてんのかね。
ま、リーヴァがいるんだし、生きてんのか。
俺のところに一週間に一度帰ってくるように、実は両親の元にもリーヴァは一週間に一度帰っていて、その時ここにお金を置いていくように、両親のところにもお金を置いていったりしてるのかもな。
……いや、なんなら、実はリーヴァは両親の元で暮らしてるって可能性すらあるのか。
……それはちょっとだけ寂しいけど、ま、仕方ないよな。
さっさとギルドに行こう。
俺はリーヴァと違って全然強いわけじゃない……どころか、普通に弱い部類だから、夜に依頼なんて絶対こなせないし、早く行かないと。
お金以外にも、あそこの受付嬢、めちゃくちゃ綺麗なんだよ。
別に俺があの人とどうこうなれるとは微塵も思ってないけど、目の保養になるしな。早く行かないと。
……多分、俺以外にもあそこに通っている男の冒険者は同じような考えなんだろうなと思う。
……完全にギルドの思惑にハマっちまってる気がする。
そんな思いのまま、俺は装備の準備をして、ギルドに向かった。
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