Retry 異世界生活記

ダース

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第2章.少年期

17.魔法の授業

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再び快晴!
空に浮かぶ太陽(?)からの光が眩しい。

今日は1時間目に地理。
2時間目に魔法の授業だ。

この世界の地理だが、まだ全世界地図というものはなくて周辺国のものだけだった。
その他は、こうなっているらしいみたいな不確定な情報しかなかった。

ちなみに、俺の住んでいるサヅキ王国の周りには
テユタ王国
フィルクス王国
ホンテ王国
ミツバシ王国
ティータ王国
などがあるらしい。

いつか冒険者になったらいろいろ廻って歩いてみたいものだなと思った。



そして次はお待ちかね。
魔法の授業だ。

「今日は実際に魔法を使ってみるから、皆校庭に集合してね。」


・・・ふっふっふ。
遂に俺の時代。
そう思い、にやけながら校庭に向かった。

周りの皆も楽しみなのかテンションが高い。


「あ、その前に注意事項があります。」

ん。使い方によっては魔法は危険だからな。
安全に使おうということかな?
と聞いていると。

「皆自分のステータスをもう一度確認してください。MPというものがありますね?」
と言われたので、確認してみる。


ステータス
・種族:人族
・性別:男
・名前:クルス・ラディクール
・年齢:5
・Lv:1
・HP:52/52
・MP:52/52
・攻撃力:25
・魔力:51
・物理防御力:26
・魔法防御力:26
・敏捷:27

スキル
・魔力操作Lv1
          
固有スキル
・鑑定Lv1

魔法適性
・火、水、風、光



うむうむ。
お、日々の体の成長に合わせて少しだけ、ステータスが向上している。
ナイス成長期!


「魔法を使うとMPを消費します。これが0になってしまうと気絶してしまうので気をつけてくださいね~?」

おおぅ。やはりMPが0になるとそんなことに・・・。
MP0付近になると頭がクラクラするしな・・・。
気をつけないと。


「よ~し。じゃぁ、まずは先生が見本を見せます。よく見ててくださいね~?」
ジムニー先生はそう言うと右手を前に突き出し、掌を上に向けた。

「火の女神カムイよ。ここに火を灯せ。ファイア!」
すると掌の上に野球ボールほどの火の球が現れた。

「「おお!」」
「「すご~い!」」
生徒たちがはしゃぎながら先生に向かって叫ぶ。


「あ、それぼくも出来ます!」
少しこ綺麗な格好の少年が手を上げた。


・・・なん・・・だと・・・。
俺がまだ1mmも出来そうにない魔法「ファイア」を使えるというのか!?
この年端もいかない少年が・・・?
・・・同い年だけど。


するとこ綺麗な少年は手を前に突き出し、言った
「火の女神カムイよ。ここに火を灯せ。ファイア!」
次の瞬間、先生と同じような火の球が手の先に現れた。

「「うわ~!」」
「「すご~い!」」

歓声がその少年に浴びせられる。

くぅ!!
俺の華々しいデビューを奪いやがって!!
そう思っていると、


「すごいね!すごいね!!」
メルが興奮した様子で俺に話しかける。

「お・・・俺も実はもう魔法使えるんだぜ」
なんだか悔しかったのでちょっと偉ぶりながら言った。

「え!?ほんと?見せて見せて!」

「ふふん。みてろよー?」
そう言って俺は右手を前に突き出し、

「ライト!」
自慢の豆電球の光を手の先に出した。


「え~?何も出てないよ?」

「え!?いや、出てるし。ほら!ここ!ここ!!」
そう言って俺は光のある場所を左手で指し示す。

メルが俺の右手に近づき、目を凝らすが
「わかんないよ~。もっと火がバッと出るやつにしてよ~」
そう言って、俺の魔法に飽きたのか、先ほどのこ綺麗な少年のもとに駆け寄って行った。


そう、今気づいたのだが、
俺が出した光の魔法は豆電球程度の光のため、
日中は太陽(?)の光にかき消されて全く見えないのだ。


「くっ・・・ぬかった・・・」
悔しかったので、LED電球くらいの光を出してみる。
これは1秒間にMP3を消費する。


そんな事をしていたら、
「あら。クルスくんも魔法ができるのね?すごいわ。」
先生が話しかけてきた。

「あの子はお父さんが王国魔法師だから、もういろいろと勉強しているようね。」

「ステータスの魔力とMPも高かったし・・・あっ!」
と言って先生は口を手でふさぐ。
おもわず生徒のステータスについて口走ってしまったようだ。

「ご・・・ごほん!
みんなまだ小さくて、魔力やMPも低いからこの歳で魔法が出るのはすごいことなのよ?がんばってね!」
そう言って先生は違う生徒のもとに向かった。


その日は基本的な魔法を生徒皆が試してみることにしていた。
先生はそれぞれの属性の初級魔法の魔法詠唱を教えていたが、
その日、魔法を発動できたのは、こ綺麗な少年と俺の2人だけだった。

「今日魔法が出来たのはあの子だけだったね。わたし達もがんばろうね!」
と、こ綺麗な少年を指さしながらメルが俺に向かって言ったのが符に落ちないが・・・。




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