心の休憩所

関塚衣旅葉

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3月分

服の匂い

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 なんかさ、何で見たのか忘れたけど、恋人の体臭をいい匂いって思うのって遺伝子が遠いからとか何とかって昔見たのよ。
んでね、この今電話してる彼の体臭がとても甘くていい匂いなのですよ。
会えなくて辛いから、この前お借りしたお洋服の匂いを嗅ぎながらこれを書いているのはまあ、よくあることだから気にしないで欲しい。

 昔から匂いフェチではあったので恋人がいる時は大体服を借りていたり、相手が使ってる香水を自分の持ち物にかけてもらったりとかをしていたのだが。
この彼の匂いはなんか中毒性が高いというか、人生で1番忘れられなくて。
香水の匂いでは無いし、柔軟剤の匂いでもないので、全く同じ匂いを見つけることは出来ないの。

  はあ、彼の匂いを嗅ぎながら寝る日が早く来て欲しい。
ダメだよ、ほかの人にもその香りで誘惑したりしたら。
僕だけが好きな匂いであって欲しいと願う。
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