心の休憩所

関塚衣旅葉

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3月分

お風呂の床

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 私は大きいお風呂が大好きなのです。
銭湯って楽しいじゃないですか。
何種類ものお風呂を試したり、サウナ入ってみたり。
とても楽しいなと思うのですが。
実は昨夜、友達とホテルの大きなお風呂に入っていたのですが、大きめのお風呂から、別の大きめのお風呂へ移動中。
周りに濡れてる床は滑りやすいので気をつけてください。
と沢山書いてあったのにも関わらず。
ゆっくり歩いていたし、なんならちいなさ1歩を踏み出しただけなのに。
盛大に転んで、おしりと手首を痛めました。
全裸で転ぶことほど辛いことは無いのね。
とっても痛かったし、おしりは擦りむいたけど、泣きません。
まじでくっそ痛かったけど、泣きませんわ。
この程度で泣いてたら、失恋した時の痛みにも耐えられないわ。
って思ってたんですけど、片思い中の苦しさもなかなか耐え難い痛みでした。

 まだお風呂で滑った痛みの方がマシ。
深夜に苦しくなってこんなことを書いてるのだけど、痛みは強くなる一方で回復の兆しなんてものは無い。
私の好きな人は私の気持ちを知っている。
優しいからなのか、本当に彼も私に好意を抱いてるのか分からないが、たまに可愛い、好きと言ってくれる。
でも基本的には言わないのでモヤモヤするし、私が喜ぶから言ってるだけなのでは?って思ってしまう。
なんの疑いもなく、彼の好きを体に取り込めていた去年の私がとても羨ましい。

 暗い部屋で1人、心がきゅーっと痛くなるのが和らぐ事を祈って、彼に買ってもらったペンギンのぬいぐるみを抱いて、死んだように眠るまで目をつぶろう。
明日起きたら、可愛くなれるようにメイクもしよう。
いつもの事だけど朝ごはんもしっかり食べて、メイクもしたらきっと少しは気分が楽になると思うのだ。
大丈夫、頑張ってる姿は可愛いはずだからね。
転んだ時の痛みと、恋の痛みもどちらにも効く薬を出してくれる薬局を探す夢でも見てきます。
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