闇の深そうな話

好きには消費期限がある

 私は思ったのだ。
好きという言葉には、消費期限がある気がするんだ。
なぜそんなことを言うのかなんて、まあなんとなくだ。
ただ、私は先日恋人と別れた。
理由は、色々あるが1番は、好きの消費期限がすぎてしまい、新しいものを求めたが、手遅れだったのだ。
好きという言葉も食品同様、消費期限があるなと。
1年も同じ好きでは、私の心は持たない。
2年目を迎えるにあたって、1年目と同じ好きなんか要らない。
2年目はさらに好いてもらえなければ。
もう一度ほかの人と恋に落ちる他ない。
2年目は2年もいるゆえに好きという言葉の重みが更に増すものだと思っていたんだ。
というか、その方がいいなと思う。
1年目の好きでいいのなら、毎年恋人を変えれば得られるのだから。
固執していたのに、手に入らないならいいやってなってしまう訳で。
再販を求めてる訳じゃなくて、新商品がいい訳で。
きっとこれを読んでる君は、この女何を言ってんだ？って思っただろう。
私も分からない。
けれど、長い時間一緒にいたら嫌でも心境の変化はあると思う。
あくまで、私個人の意見だが。
1年目は当たり前が出来る人だから好きだった。
じゃあ2年目は？
2年目は何が好きなの？
私自身は、住む場所や職場を変えても安定して生きていけることをアピールするつもりだったのだが。

 いや、別にもういいんだ。
もし、これを読んだ次の恋人は、毎年進化をしなければならない。
私自身、すごくなり続けることを誓おう。