26 / 31
梅酒
しおりを挟む
元々梅が好きで。
高校在学中も飲むなら梅酒だった。
やっすいパウチのやつとか。
買ってくれる人が、私に対して加齢女子高生像を求めていたから、余計にビールやウイスキーとは距離が遠くなっていた。
売り場を眺めていると、買ってくれるけど梅酒。
それか甘いご飯には合わないサワー。
甘い飲み物も好きだからいいけれど、大人のようにご飯と一緒に楽しむってのがやりたかった。
成人すればいくらでもできるのは分かっていたが、それでも、美味しくできたチキンステーキとビール。
なんてのをしてみたかった。
頑張って作った、鶏もも肉のやわじゅわステーキは、熱々のうちに宙を舞い、地面に食べられてしまった。
仕方がないことだ。
私が料理が下手で、相手の満足するものを作ることが出来なかったから。
鶏には申し訳ないことをしたなと思いながら片した。
安く買えて嬉しくて、帰り道、歩いて30分。
バスに乗らずに頑張って買ってきたのにな。
とか、なんでこの人押し入れから出てこないのかな。
それもこれも全部キレのある大人なお酒があったら、今も引きずることは無かったかもしれない。
今の私はというと、相変わらず料理は、と言うより何もかも下手だし得意なことはないけれど、仕事も辛くてあと2週間で辞めるけれど。
電車に揺られながら、反省会をしている。
次誰かに食べてもらう時は、また食べたくなるご飯を作らないと。
食べることが好きなのに、お酒を飲むのが好きなのに、作れない、知識が入ってない。
このままじゃだめなのに。
と、考えている。
人生最大の、誰かにご飯を作って喜ばれた記憶。
多分それは小4の時に作ったトライフル。
大好きなおばあちゃんが喜んでくれたのが、ずっと忘れられなくて、小学生の頃から今も変わらずなりたいものがある。
誰かの笑顔の理由になれるご飯やスイーツを作る、売ること。
高校在学中も飲むなら梅酒だった。
やっすいパウチのやつとか。
買ってくれる人が、私に対して加齢女子高生像を求めていたから、余計にビールやウイスキーとは距離が遠くなっていた。
売り場を眺めていると、買ってくれるけど梅酒。
それか甘いご飯には合わないサワー。
甘い飲み物も好きだからいいけれど、大人のようにご飯と一緒に楽しむってのがやりたかった。
成人すればいくらでもできるのは分かっていたが、それでも、美味しくできたチキンステーキとビール。
なんてのをしてみたかった。
頑張って作った、鶏もも肉のやわじゅわステーキは、熱々のうちに宙を舞い、地面に食べられてしまった。
仕方がないことだ。
私が料理が下手で、相手の満足するものを作ることが出来なかったから。
鶏には申し訳ないことをしたなと思いながら片した。
安く買えて嬉しくて、帰り道、歩いて30分。
バスに乗らずに頑張って買ってきたのにな。
とか、なんでこの人押し入れから出てこないのかな。
それもこれも全部キレのある大人なお酒があったら、今も引きずることは無かったかもしれない。
今の私はというと、相変わらず料理は、と言うより何もかも下手だし得意なことはないけれど、仕事も辛くてあと2週間で辞めるけれど。
電車に揺られながら、反省会をしている。
次誰かに食べてもらう時は、また食べたくなるご飯を作らないと。
食べることが好きなのに、お酒を飲むのが好きなのに、作れない、知識が入ってない。
このままじゃだめなのに。
と、考えている。
人生最大の、誰かにご飯を作って喜ばれた記憶。
多分それは小4の時に作ったトライフル。
大好きなおばあちゃんが喜んでくれたのが、ずっと忘れられなくて、小学生の頃から今も変わらずなりたいものがある。
誰かの笑顔の理由になれるご飯やスイーツを作る、売ること。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる