26 / 30
梅酒
しおりを挟む
元々梅が好きで。
高校在学中も飲むなら梅酒だった。
やっすいパウチのやつとか。
買ってくれる人が、私に対して加齢女子高生像を求めていたから、余計にビールやウイスキーとは距離が遠くなっていた。
売り場を眺めていると、買ってくれるけど梅酒。
それか甘いご飯には合わないサワー。
甘い飲み物も好きだからいいけれど、大人のようにご飯と一緒に楽しむってのがやりたかった。
成人すればいくらでもできるのは分かっていたが、それでも、美味しくできたチキンステーキとビール。
なんてのをしてみたかった。
頑張って作った、鶏もも肉のやわじゅわステーキは、熱々のうちに宙を舞い、地面に食べられてしまった。
仕方がないことだ。
私が料理が下手で、相手の満足するものを作ることが出来なかったから。
鶏には申し訳ないことをしたなと思いながら片した。
安く買えて嬉しくて、帰り道、歩いて30分。
バスに乗らずに頑張って買ってきたのにな。
とか、なんでこの人押し入れから出てこないのかな。
それもこれも全部キレのある大人なお酒があったら、今も引きずることは無かったかもしれない。
今の私はというと、相変わらず料理は、と言うより何もかも下手だし得意なことはないけれど、仕事も辛くてあと2週間で辞めるけれど。
電車に揺られながら、反省会をしている。
次誰かに食べてもらう時は、また食べたくなるご飯を作らないと。
食べることが好きなのに、お酒を飲むのが好きなのに、作れない、知識が入ってない。
このままじゃだめなのに。
と、考えている。
人生最大の、誰かにご飯を作って喜ばれた記憶。
多分それは小4の時に作ったトライフル。
大好きなおばあちゃんが喜んでくれたのが、ずっと忘れられなくて、小学生の頃から今も変わらずなりたいものがある。
誰かの笑顔の理由になれるご飯やスイーツを作る、売ること。
高校在学中も飲むなら梅酒だった。
やっすいパウチのやつとか。
買ってくれる人が、私に対して加齢女子高生像を求めていたから、余計にビールやウイスキーとは距離が遠くなっていた。
売り場を眺めていると、買ってくれるけど梅酒。
それか甘いご飯には合わないサワー。
甘い飲み物も好きだからいいけれど、大人のようにご飯と一緒に楽しむってのがやりたかった。
成人すればいくらでもできるのは分かっていたが、それでも、美味しくできたチキンステーキとビール。
なんてのをしてみたかった。
頑張って作った、鶏もも肉のやわじゅわステーキは、熱々のうちに宙を舞い、地面に食べられてしまった。
仕方がないことだ。
私が料理が下手で、相手の満足するものを作ることが出来なかったから。
鶏には申し訳ないことをしたなと思いながら片した。
安く買えて嬉しくて、帰り道、歩いて30分。
バスに乗らずに頑張って買ってきたのにな。
とか、なんでこの人押し入れから出てこないのかな。
それもこれも全部キレのある大人なお酒があったら、今も引きずることは無かったかもしれない。
今の私はというと、相変わらず料理は、と言うより何もかも下手だし得意なことはないけれど、仕事も辛くてあと2週間で辞めるけれど。
電車に揺られながら、反省会をしている。
次誰かに食べてもらう時は、また食べたくなるご飯を作らないと。
食べることが好きなのに、お酒を飲むのが好きなのに、作れない、知識が入ってない。
このままじゃだめなのに。
と、考えている。
人生最大の、誰かにご飯を作って喜ばれた記憶。
多分それは小4の時に作ったトライフル。
大好きなおばあちゃんが喜んでくれたのが、ずっと忘れられなくて、小学生の頃から今も変わらずなりたいものがある。
誰かの笑顔の理由になれるご飯やスイーツを作る、売ること。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
6
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる