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落ち着け、後輩
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圭一が話し始める。
「すみません…でした。先輩…」まず、ペコリ。
…だから、謝る位なら最初からするなと、心の声。
「俺、最近、ちょっと変で…なんかおかしくて。
今まで自分では、女の子が好きな、ごく普通の男だと思っていたんです…」
うんうん、確かにおまえは、そうだよ…?
だって俺らが出会って、お互い好きな女のタイプ、言い合ったりしたじゃんか、ちょっとだけ好みがかぶるな~もしかして、取り合いになったら嫌だな、なんて笑って、話してたじゃないか…そうだよ、お前はごく普通の女好きの、男だ。目を覚ませ。
また内心の俺がつぶやく。
圭一は続ける。
「だから、実は最近、違うクラスの年下女子に告白されて、可愛い子だったし性格も良い感じだったんで、いいかな…なんて、ちょっと付き合ってみたんですけど…」
な、なんだとー!?自分だけ、そんな楽しいことあったんか?言えよー、言ってくれよ~…羨ましい…
あー…そっか、俺に今、彼女がいないもんだから、こいつ、俺に気を遣ったのかも… 悔しいがそう、考える。
圭一は、続ける。
「ダメ、だったんです、先輩…。キスまでは普通にできて、その後も、胸とか…下とか色々、触ったりして、あ、このまま、いけるかな?なんて、進めていったんですけど、最終的に、こっちが全く、、」と、自身の下半身の方を指差して、うなだれる圭一…
嘘だろ~…俺にはなんも言わずに、そんな深いところまで…可愛い女子と…楽しんでいたなんて…… 俺は軽くだが、ショックを受ける。
やっぱりコイツは、モテるタイプなんだな…男の俺から見てもそう思うし…ずっりぃーな、、コイツ、人が羨むもの、なんでも、もっていやがる…
なんか、無性に、イライラしてきた。
俺にはもう二年ほど彼女がいないのもあって、圭一の何気ない、そのモテ発言に、余計に腹が立つ。その可愛い年下女子、俺に譲ってくれないかな…なんて、意味不明なことまで考える俺…
だいぶ脳が、疲れてるみたいだ……
「…は?…そっか、うん、話は大体、わかったよ。
でも、そんなんは、その日の体調とかにもよるんじゃ、ねえの?たまたま疲れてたとか、ストレスとか色々、男にもあるじゃん。」
それは事実だ。女子がなんと言おうと、男は意外とナイーブにできているんだ。
仮に好きな女が裸で目の前に現れたとしても、ダメなときは、きっとある。これは、断言できる。
男には肉体的なことだけじゃなく、緊張とか疲れとかストレスとか、精神的な部分で、うまくいかない時が本当にあるんだよ、、だから自分を責めないでくれと、俺は世の中のしょげている女子にお伝えしたい。
…おっと、脱線した。
俺は続ける。
「だからお前のソレがダメだったのは、一時的なもんじゃねーの?その一回がダメな位で、なに…血迷ってるんだよ。だいたい…俺は男、なんだぞ。シテみたいとかいきなり、同じ男のおまえに言われて、無理矢理、キ…キスまでしやがって……俺、マジで、度肝抜かれちゃったじゃん…びびらせんなよ。
おまえ、きっと、まだ大丈夫だよ…
今日のことはさ、もう、俺、綺麗さっぱり、忘れてやるから。しっかりしろよ、圭一…
ま、とりあえず俺、今日のところは、帰るわ。」
一気に、説得してこの場から逃げ出すの術………
…通用するか?
もう、ホント今日は無事に、帰らせてください。
俺の、キスは水に流すよ提案。
どうだ、平和主義の俺だから、できた提案だ。
そうじゃなければ、この事例の場合、相手をボッコボコにして、絶交とかも、あるんじゃないかな、きっと。
圭一は、どう返してくるかな…
正直、さっぱりわからん。もはや奴の行動は、俺の理解の範疇をこえているから……
俺はゴクリと、唾を飲み、返事を待つ。
「すみません…でした。先輩…」まず、ペコリ。
…だから、謝る位なら最初からするなと、心の声。
「俺、最近、ちょっと変で…なんかおかしくて。
今まで自分では、女の子が好きな、ごく普通の男だと思っていたんです…」
うんうん、確かにおまえは、そうだよ…?
だって俺らが出会って、お互い好きな女のタイプ、言い合ったりしたじゃんか、ちょっとだけ好みがかぶるな~もしかして、取り合いになったら嫌だな、なんて笑って、話してたじゃないか…そうだよ、お前はごく普通の女好きの、男だ。目を覚ませ。
また内心の俺がつぶやく。
圭一は続ける。
「だから、実は最近、違うクラスの年下女子に告白されて、可愛い子だったし性格も良い感じだったんで、いいかな…なんて、ちょっと付き合ってみたんですけど…」
な、なんだとー!?自分だけ、そんな楽しいことあったんか?言えよー、言ってくれよ~…羨ましい…
あー…そっか、俺に今、彼女がいないもんだから、こいつ、俺に気を遣ったのかも… 悔しいがそう、考える。
圭一は、続ける。
「ダメ、だったんです、先輩…。キスまでは普通にできて、その後も、胸とか…下とか色々、触ったりして、あ、このまま、いけるかな?なんて、進めていったんですけど、最終的に、こっちが全く、、」と、自身の下半身の方を指差して、うなだれる圭一…
嘘だろ~…俺にはなんも言わずに、そんな深いところまで…可愛い女子と…楽しんでいたなんて…… 俺は軽くだが、ショックを受ける。
やっぱりコイツは、モテるタイプなんだな…男の俺から見てもそう思うし…ずっりぃーな、、コイツ、人が羨むもの、なんでも、もっていやがる…
なんか、無性に、イライラしてきた。
俺にはもう二年ほど彼女がいないのもあって、圭一の何気ない、そのモテ発言に、余計に腹が立つ。その可愛い年下女子、俺に譲ってくれないかな…なんて、意味不明なことまで考える俺…
だいぶ脳が、疲れてるみたいだ……
「…は?…そっか、うん、話は大体、わかったよ。
でも、そんなんは、その日の体調とかにもよるんじゃ、ねえの?たまたま疲れてたとか、ストレスとか色々、男にもあるじゃん。」
それは事実だ。女子がなんと言おうと、男は意外とナイーブにできているんだ。
仮に好きな女が裸で目の前に現れたとしても、ダメなときは、きっとある。これは、断言できる。
男には肉体的なことだけじゃなく、緊張とか疲れとかストレスとか、精神的な部分で、うまくいかない時が本当にあるんだよ、、だから自分を責めないでくれと、俺は世の中のしょげている女子にお伝えしたい。
…おっと、脱線した。
俺は続ける。
「だからお前のソレがダメだったのは、一時的なもんじゃねーの?その一回がダメな位で、なに…血迷ってるんだよ。だいたい…俺は男、なんだぞ。シテみたいとかいきなり、同じ男のおまえに言われて、無理矢理、キ…キスまでしやがって……俺、マジで、度肝抜かれちゃったじゃん…びびらせんなよ。
おまえ、きっと、まだ大丈夫だよ…
今日のことはさ、もう、俺、綺麗さっぱり、忘れてやるから。しっかりしろよ、圭一…
ま、とりあえず俺、今日のところは、帰るわ。」
一気に、説得してこの場から逃げ出すの術………
…通用するか?
もう、ホント今日は無事に、帰らせてください。
俺の、キスは水に流すよ提案。
どうだ、平和主義の俺だから、できた提案だ。
そうじゃなければ、この事例の場合、相手をボッコボコにして、絶交とかも、あるんじゃないかな、きっと。
圭一は、どう返してくるかな…
正直、さっぱりわからん。もはや奴の行動は、俺の理解の範疇をこえているから……
俺はゴクリと、唾を飲み、返事を待つ。
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