【完結】人妻の危険な誘い

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奴の葬式が終わってから2月ほど経った頃…

ある一通の手紙が俺の自宅に届いた。
差出人の住所や氏名は書いていない…

でも、消印は東京都内…まあまあ近場。

誰だろうと不審には思ったものの、中を開く。

『突然のお手紙、失礼いたします。田代の妻、美穂でございます。』

手紙の差出人は、死んだ田代の妻だった…
かなり驚きはしたが、読み進めていく…。

『主人が生前中、大変お世話になりました。葬儀も終わり、やっと生活が落ち着いてきました…ですがまだ…主人がいなくなった理由もわからず…この現実を受け止めることができず、眠れない日々が続いております。

私には気軽に話ができる友人もおらず…もしよろしければ身近で主人を見ていた松本さんにお話など聞いて頂きたいと思いまして…ご迷惑でなければお食事…もしくはお茶などで構いませんので、いつかご一緒できないでしょうか。携帯番号は…　ーー　…もしよろしければ、メールをください。田代美穂』