【完結 R18】ほかに相手がいるのに

もえこ

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~杉崎~

練習

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「 んっ …修哉くん… いっぱい、出たね… 」
沙織が唇の端についたものを舌で舐め取りながら俺を見て微笑む。

「… … は、…ぁ … は あっ…」

自分の意志に反して…イってしまった…
抗えずに…出してしまった…  しかも、沙織の口の中へ…。

俺は脱力したまま、信じられないような気持ちで、沙織を仰ぎ見る…

男のそれを… 躊躇なく、飲み込む…なんて…  嘘、だ…

「 …すごく…イイ顔してたよ… 修哉くんって、どれくらいの頻度で、自分でしてるの…?」

「は… ? 」

「だから…あれだよ…女に言わせないで…。」

自慰の…ことか…  なんで、そんなこと…言う必要がある…。

俺は無言で沙織を見つめる…。 
この生き物は… 一体…  なんなん、だろう…

「修哉くんってさ、普段が真面目ですごくちゃんとしてるから、逆に気になってたんだよ…どんな顔して、エッチな動画見たり、自分の触ってるんだろうって… ふふ…」

「… … … …」

「やっぱり自分でするときは…その、さっき言ってたガッコの好きな女の子を想像…しながらしてるの…?それとも、動画で好みの子が、いたりするのかな~~…」

「… … … …」

「あーーー…修哉くんが、黙っちゃった… ごめんね…もしかして、嫌だった…?でもさ…もう少ししたら、いずれするんだよ…女の子と…だからね、私とは練習…今はそれでいいから…」

「… … … …」

練習…?

練習で、こんなことをする男女が… どこに、いるんだろう…。

俺は、何も言葉を発することが出来なくなっていた…。



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