【完結 R18】ほかに相手がいるのに

もえこ

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~答え~

脈動

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「じゃ…本当に、始める、ね…」

杉崎さんが私の耳元で優しく囁いた。

「… … …」

ちゅっと、音を立てて…杉崎さんが私の髪に、優しくキスをした。
駄目だ… 幸せ過ぎる… 

「… 水無月さん… 」

杉崎さんが私を片手で抱き締めながらも、もう片方の手を取って自身の方へ、引き寄せる…

あっと、思った時には…私の手は、杉崎さん自身…杉崎さんの男のそれにあてがわれていた…。
その皮膚の…肌の感触に、ドキリとする。

「あっ… … 」何といえばいいか、わからない…

少し、触れているだけでもわかる…
杉崎さんのそれは、堅くて… そして、すごく熱かった… 
ドクドクと脈動している感触が、手に広がってくる…

私の手は杉崎さんの手によって、そこに導かれた…つまり、触っていいと、いうことだろうか…

「あの…少し…だけ…触っても…?」思ったままに尋ねると、杉崎さんがクスリと笑うのがわかった。

「…ん、もちろん…あ、その…嫌じゃ、なければ…だけどね…」

セクシーで低い声が、耳に届く。
杉崎さんはさきほどから、私の髪を優しく撫でつけている…まるで、子供を慈しむ優しい親のように…   

私はゴクリと、密かに喉を鳴らした…

私は淫乱な女なのだろうか…

嫌なわけはない… むしろ… 触りたい… 
杉崎さんのそれを、心から触りたいと思っている自分がいることに、驚きを隠せない…。  

おそるおそる、先端に指で触れると… 杉崎さんのそれは、ビクンと小さく跳ねあがった…
なんだか、ものすごく可愛い…  

私はおかしい… 
胸の奥が、締め付けられそうな感覚を覚える…。


   

  
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