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しおりを挟む「は…? …おまえ、マジか‥ 葉山… ヤバい、な…おまえの格好…」
またかよ…
俺の顔を見ては、やべえやべえって…俺は見世物じゃないんだ…
「なんだよ、おまえまで…おまえはいいな、…執事の格好、めちゃくちゃ似合ってんじゃん…かっけー…いいな、俺もそっちが良かったよ…。」
「…そうか…さんきゅー…でも、おまえ、普通にその辺の女子より可愛い…っていうか、綺麗じゃん…マジで俺の予想以上…笑えるくらいに完璧な変身だな‥ま、今日は頑張れよ‥?」
イケメン真壁はそう言って、俺の頭にぽんと手を乗せてトイレを去っていく…。
畜生…トイレ出る時に人の髪に気安く触んなよ…手、洗ったんか…?
なんて、そんなことを思いながら、俺はスカートを限界までたくし上げて立ったまま用を足し、その場を後にした…。
滑稽な姿だ…全くよ…。
今日だけ…今日だけ…
そう、俺は自分に言い聞かせた…。
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