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プラス、なぜか俺…

超絶可愛い店員…男のメイドがいるらしいっていう噂がどっからか広まったらしく、入ってくる入ってくる・・俺目当ての客たち…男も女も‥。

「葉山ちゃあん、焼きプリン二つと珈琲二つお願いしまっすー。」ゴツい男二人組の可愛らしいオーダー

……『ちゃん』…って、なめてんのか…?

「…はい、お二人分ですね…、かしこまりー……、ました。」
相手が男でも、一応客だし…ふざけずに対応する…

「いや~~葉山ちゃん、マジで最高に可愛いね…俺男だけど、良かったら今日から付き合わない?…なんつって…」
そのうちの一人がふざけたことを呟く。

「お断りします。」
睨んで即答でぶった切る。

「お~~。こわこわ…でも、いいな、その冷たい感じも…なんか萌えるわ…」

「…ちっ 、 …注文の品、…しばらく、お待ちくださーい」

思わず舌打ち、しちまった…。
ふざけた男どもの喋りに、いちいち付き合う余力はない…
とにかく、もう少しの辛抱…

俺は沢山のからかいと、揶揄の言葉を受け流し、なんとか辛抱しながら、

   ひたすら身体を動かした…



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