25 / 100
斗真
1
しおりを挟む
「ただいま!」
俺は彼女、安達さんと別れた後、マンションのドアの鍵を開けて、声を発する。
誰もいないがらんとした暗い部屋に、虚しく鳴り響く俺の声。
母親は出かけているようだ…もしかして早々に、新しい土地で飲みにいったのかもしれない…
「はあ…」
俺はため息をつきながら、バッグを自分の部屋の机の上に乱雑に置き、リビングへ戻る。
とりあえず、腹減った… メシ…飯…
当然のことながら、テーブルに夕飯は準備されていない…。
ぐーぐー鳴るお腹を抑えながら、小さな冷蔵庫を開けるが、数本の缶ビールとチーズ…あとは納豆…キムチ…とかしかない…なんか、酒のつまみ、ばっかりだ…
「はあっ…なんもねえ…カップ麺でいいや…」
俺はまず、お湯を沸かして、段ボールに入ったままの色とりどりのカップ麺を物色し、よく食べる種類のを選んで蓋を開け、お湯を注ぐ…。
3分…
なんか、今日…楽しかったな…。
新しい学校に転入してきて、きょうで3日目…
初日はとても緊張したものの、懐っこい奴とか結構いて、割とすぐに打ち解けることができて良かった…
あの、荒川って奴には、最初はかなり警戒したが、普通にいい奴で…見た目が結構アレだが、まあ…これから楽しくやれそうだ…。
それにしても…安達…あかり…
思い出しただけでなんか、笑ってしまう…。
この学校に来て、数日で気付いた…
彼女はいつも、一人だ…
昼休みも、移動教室も、5分休憩の時間も…
時間さえあれば、一人静かに席についたまま、本を読んでいる。
俺の周りにどんどん群がって質問攻めをしてくる積極的なクラスの女子達ではなく…
俺はいつも一人でいるそんな彼女が、
なぜだか気になってしまった…。
俺は彼女、安達さんと別れた後、マンションのドアの鍵を開けて、声を発する。
誰もいないがらんとした暗い部屋に、虚しく鳴り響く俺の声。
母親は出かけているようだ…もしかして早々に、新しい土地で飲みにいったのかもしれない…
「はあ…」
俺はため息をつきながら、バッグを自分の部屋の机の上に乱雑に置き、リビングへ戻る。
とりあえず、腹減った… メシ…飯…
当然のことながら、テーブルに夕飯は準備されていない…。
ぐーぐー鳴るお腹を抑えながら、小さな冷蔵庫を開けるが、数本の缶ビールとチーズ…あとは納豆…キムチ…とかしかない…なんか、酒のつまみ、ばっかりだ…
「はあっ…なんもねえ…カップ麺でいいや…」
俺はまず、お湯を沸かして、段ボールに入ったままの色とりどりのカップ麺を物色し、よく食べる種類のを選んで蓋を開け、お湯を注ぐ…。
3分…
なんか、今日…楽しかったな…。
新しい学校に転入してきて、きょうで3日目…
初日はとても緊張したものの、懐っこい奴とか結構いて、割とすぐに打ち解けることができて良かった…
あの、荒川って奴には、最初はかなり警戒したが、普通にいい奴で…見た目が結構アレだが、まあ…これから楽しくやれそうだ…。
それにしても…安達…あかり…
思い出しただけでなんか、笑ってしまう…。
この学校に来て、数日で気付いた…
彼女はいつも、一人だ…
昼休みも、移動教室も、5分休憩の時間も…
時間さえあれば、一人静かに席についたまま、本を読んでいる。
俺の周りにどんどん群がって質問攻めをしてくる積極的なクラスの女子達ではなく…
俺はいつも一人でいるそんな彼女が、
なぜだか気になってしまった…。
0
あなたにおすすめの小説
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる