輪廻~繰り返される運命

Ma

文字の大きさ
10 / 14

待ち伏せ

しおりを挟む
そこには、何人かの兵隊が待ち構えていた。

「やっぱり、鏡の道を使えば、見つかるとは思ったけど以外と早かったわね、どうしても彼女をてに入れたいみたいね。私を無理やりさらっといてそんなの許さないわ‼️」

そう言うと、彼女は部屋に置いてあった
杖をとると、アフロディーテが制止した。

「アフロディー‼️何で止めるのよ⁉️相手があなたなら戦ってもいいのよ!」
「ここで、私たちが戦う理由はないわ、それにあなたには、ハデスを止めてもらわないといけないし、ここは、私がなんとかするから先に行きなさい‼️」
「バカ‼️この人数相手に出来ると思ってるの⁉️」

そう言うと、アフロディーテは、不敵な笑みを浮かべた。

「私を誰だと思ってるのよ‼️あなたと同じ12神のうちの一人なのよ!こんな、傀儡みたいな奴等にやられるわけないじゃない。それとも、私の心配でも、してくれるのかしら?」
「そ…‥そんなわけないじゃない‼️もし負けることがあるならあいつらを道ずれにして死になさいよ‼️さあ、行くわよ」

それを聞くとアフロディーテは、いつの間にか手にナイフを持っていた。
そのナイフを振り回しながら、前に出た。

「最近、運動してなかったから体が鈍ってるのよね~❗暇潰しくらいには、楽しませてよね。」

そう言うと、真ん中にいた兵隊目掛けて突進したと思ったら兵隊たちがぶっ飛び人が通れるくらいの隙間が出来たと思った途端ペルセポネーに腕を掴まれ、走り出した。
俺らが通った途端どこから現れたのか兵隊がさっきの道をふさいだ。

「ペルセポネー!アフロディーテが……⁉️」

そう言うと走りながら笑いだした。

「あの、アフロディーテがあんな雑魚にやられてるくらいならとっくに、私が始末してるよ。彼女は、大丈夫❗だから今は前へ進もう‼️」

そう言うと、城の中を走り回った。
階段を降りて長い廊下を走り階段を上り走った。
城のなかは、冥界だからなのか明るくなく、ほの暗い、よく、道が分かるなと感心していると……。

「あっ、冥界に体が属したせいか夜目がきくようになったみたい。着いたわよ!」

そう言うと岩の扉の前に来ていた。

「ここを開けるともう、後戻り出来なくなるけどそれでも良い?」
「俺は、運命をたちきるために、ここまで来た。愛するものを再び、この手に取り戻すためならどんなに辛く苦しくッても絶対後悔しない‼️」

それを聞いたペルセポネーは優しく微笑んだ。

「そうね、さぁ、開けるわよ!冥界の女王の名において命ずる扉よ開きなさい‼️」

そう言うと、扉はゆっくり開いた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

黒騎士団の娼婦

イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。 異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。 頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。 煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。 誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。 「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」 ※本作はAIとの共同制作作品です。 ※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。

冷徹公爵の誤解された花嫁

柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。 冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。 一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。

靴屋の娘と三人のお兄様

こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!? ※小説家になろうにも投稿しています。

離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。

しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。 私たち夫婦には娘が1人。 愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。 だけど娘が選んだのは夫の方だった。 失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。 事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。 再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さくら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

10年前に戻れたら…

かのん
恋愛
10年前にあなたから大切な人を奪った

処理中です...