20 / 35
だんすぱぁてぃ
しおりを挟む
ゲームでのダンスパーティーは私は一人ぼっち。
婚約者の蘇芳は、直ぐに離れて行き、
周りからも誰も声を掛けて来ない。
プライドが邪魔をして、泣きそうになっているのを、
歯を食いしばって堪えている画像が一瞬だけ映る。
その時の愛良の顔は本当に辛そうだった。
少しだけ同情したのを覚えている。
楽しい筈のダンスパーティーに一人って、そりゃあ、辛いだろう。
しかも婚約者が知らない女の子と仲良さげに話していたら、
嫉妬大爆発するわな。
まぁ、それで虐めて良いなんて事はないけど。
私はゲームの愛良ではない。
ぼっちにされても、美味しいご飯が食べれるのなら、放っておいてくれても構わない。
そんな心積もりで赴いたダンスパーティーだけど。
現在、私のお腹は大変空いている。
何ならぐーぐー腹の虫も鳴っている。
なのに、食事にありつく事が出来ない。
何故か、それは・・・・・
「愛良、また考え事してるの?
ボーっとしているけど、何か心配事?」
「愛良ちゃん、蘇芳のダンスが終わったら、次は俺と踊ってくれない?」
「は?何言ってるの?駄目に決まってるだろ。
愛良は僕としか踊らないよ?」
「それは蘇芳が決める事じゃないじゃん。
ね~?愛良ちゃん、踊るよね?ね?」
ぼっち?
いいや、違う。
両脇にイケメン二人。
私とダンスを踊る、踊らないで揉めている。
蘇芳と冷泉が私の両脇に居るもんだから、
ちょっと食事をと、抜ける雰囲気ではない。
困ったな、本当に困った。
脳に糖分が行ってないから、ボーッとする。
「西園寺。」
前から鷺宮が歩いてきた。
やべ!
前も封じ込められた。
これはいよいよ、逃げれないパターン。
「良かったら、後で一曲踊って貰えないか?」
鷺宮まで!なんで!?
「宗近!俺が先に申し込んでるんだから、割り込みはやめてよ!!」
割り込みて。
「・・・東矢は踊る相手が他に居るだろう。
俺は親しい女生徒が西園寺しか居ないんだ。」
さ、さぎみやあああああ!何て悲しい事を言うんだ。
このセリフには流石の蘇芳も、強く言えないみたいで。
「・・このダンスパーティー、一応一回はダンスを踊らないと内申に響くからね・・・。
宗近は構わないよ、東矢と違って不埒な事を考えていないだろうから。」
「俺と違ってって、どういう意味だよ!」
「言った通りの意味だよ?」
「愛良ちゃ~ん、蘇芳ったら、酷いよね?
愛良ちゃんはどうなの?踊ってくれる?ね?ね?」
上目遣いやめれ!イケメンのそれは破壊力あるんだから。
「愛良、踊らなくていいから。僕と宗近だけでいいからね?」
蘇芳が恐ろしく冷たい笑顔で言い放つ。
「西園寺、済まないな。俺が親しい女生徒が居ないばかりに。」
だから、悲しくなるから!
三人が私の返答を待つ。
私は、
「お・・・。」
「「「お?」」」
三人が私の言葉を返す。
「お腹空いたあ・・・。」
「「「・・・・・・・・・。」」」
踊るより何より、お腹空いたんだよ!
ご飯食べたい!
何か食べさせてくれ。
切実な願いを口にして、気付く。
三人が無言な事に。
ああ、しまった。
やらかした。
あまりにお腹が空き過ぎて、
愛良が口にしないであろう台詞を言ってしまった。
ダラダラと冷や汗が流れる。
「ふっ・・・。くくっ。」
んあ?
蘇芳が口元を押さえて、肩を震わせてる。
「ぷっ、あははははは!!
何それ!?お腹空いたってどういう事!?
愛良ちゃん、面白すぎ!
はははは!!」
冷泉が腹を抱えて爆笑する。
「ふっ。・・・さ、西園寺、済まない。」
いつもクールな鷺宮も顔を横に反らして笑いを堪えている。
周りを見渡したら、今までの騒ぎに皆が聞き耳を立てていたらしく、
皆もニヤニヤしていた。
終わった・・・。
私の高校生活が始まって間もない内に終わった。
変な奴だという認識で確定しただろう。
クスクス嗤われている状況に、
恥ずかしいやら、いたたまれないやらで、
自分の目に涙が溜まっているのが分かった。
「帰っていいですか・・・。」
もう、家で不貞寝しよう。
そう思って、扉に向かおうとする。
「ちょ、ちょっと、愛良!
どうしたの!?いきなり帰るだなんて!」
焦り気味の蘇芳が私の前に立ちはだかる。
「!!!」
私の顔を見るや、蘇芳の顔がボッと赤くなる。
顔を赤くしたいのはこっちの方だぃ!
「愛良ちゃん?いきなり帰るって、どうしたの?」
「西園寺、気分でも悪くなったのか?」
冷泉と鷺宮も私に近寄る。
私の腕を掴む手。
蘇芳だ。
「愛良、一旦外に出よう。」
私の腕を優しく引いて外へ連れだした蘇芳。
ああ、ご飯食べたかったなぁ。
タッパーとか持ってくれば良かったと、
後ろ髪を引かれる思いもあったが、
あの雰囲気ではさすがにそんな事も出来ないだろう。
家に帰ったら、家の料理人の人にお願いしてご飯を作ってもらおう。
講堂の外へ出て、少し歩き校舎の中へ入る私達。
あれ?家に帰してくれるんじゃないの?
不思議に思っていると、
蘇芳がこちらに振り返る。
私の腕を離し、ハンカチを取り出す。
そのハンカチを私の目元に当てる。
「蘇芳?」
「涙が愛良の瞳から零れそうだったから。」
ああ、そう言えば涙が溜まっていた様な気がする。
「ありがとう。」
「皆に愛良の泣き顔なんて見せたくなかったから、連れ出しちゃった。」
そう言って蘇芳はお道化てみせた。
ボボボボッ。
私の顔は一気に茹で上がった。
「どうしたの、愛良?」
「・・・私、変な事を言って、皆に笑われてしまって・・・。恥ずかしくて・・・、
皆、私の事変な女だと思ってる様な気がして、あの場に居るのが怖くなったの。」
「そんな事無いよ。皆、愛良を馬鹿にして笑ったんじゃないよ。
寧ろ逆だよ。愛良の事・・・・・・。」
蘇芳が俯いてしまった。
どうしたのかな。
首を傾げていると、蘇芳も顔が赤くなっていた。
「愛良の事、皆は好きなんだよ。
可愛いって思っているから、笑ってたんだよ。」
「可愛い?私が?」
「そうだよ。東矢だって、宗近だって、周りの皆も。
愛良の事そう、思っているんだよ。」
ええ・・・?
それは無いだろう。
だって、そう思っているなら、何故私に友達が居なかったのか。
中等部の時は誰も私に声を掛けてくれなかった。
蘇芳や冷泉、鷺宮の様な攻略対象は別として。
他の男子は兎も角、女子も全然。
悪役令嬢だから、やっぱり嫌われているのかと思った。
「蘇芳、慰めてくれるのはありがたいけど、皆はそう思っていないと思うな・・・。」
蘇芳は優しいから、私の為に言ってくれているのだろう。
俄かに信じがたい話だもの。
でも蘇芳は首を横に振る。
「慰めじゃなくて、本当の事だよ。
愛良と皆、仲良くしたいって思っているんだよ?」
「でもそんな事誰にも言われた事が無いのに。」
「愛良、周りから何て呼ばれてるか知ってる?」
え?
どういう事?
私なんかあだ名付けられてるの?
「・・・・・・悪役、令嬢・・・?」
蘇芳がキョトンとした顔になる。
「悪役・・・?何で、愛良が悪役になるの?
違うよ。姫だよ。」
「姫?」
「皆、『姫』とか『愛良姫』とか色々だけど、
お姫様の様に可愛いって、凄く人気あるんだよ、愛良は。」
「え、ええええ!?そんな話知らないよ!
姫とか呼ばれた事も無いよ!!」
初耳もいい所だ。
私の慌て様に蘇芳がクスクス笑い出す。
「ふふふ。そんなの本人の前で言う訳ないじゃないか。」
それもそうだけど・・・。
ゲームと全然違う。
「一度、皆に話しかけて御覧よ。
皆、絶対喜ぶから。」
「そ、そうなんだ。じゃあ、話しかけてみようかな?」
嫌われていなかったんだ!
皆と仲良くなれたら、学園生活が凄く楽しくなる。
「・・・本当は、仲良くなって欲しくないけどね・・・。」
嬉しい事実にウキウキしていた私には、
蘇芳の漏らした独り言が耳に入っていなかった。
婚約者の蘇芳は、直ぐに離れて行き、
周りからも誰も声を掛けて来ない。
プライドが邪魔をして、泣きそうになっているのを、
歯を食いしばって堪えている画像が一瞬だけ映る。
その時の愛良の顔は本当に辛そうだった。
少しだけ同情したのを覚えている。
楽しい筈のダンスパーティーに一人って、そりゃあ、辛いだろう。
しかも婚約者が知らない女の子と仲良さげに話していたら、
嫉妬大爆発するわな。
まぁ、それで虐めて良いなんて事はないけど。
私はゲームの愛良ではない。
ぼっちにされても、美味しいご飯が食べれるのなら、放っておいてくれても構わない。
そんな心積もりで赴いたダンスパーティーだけど。
現在、私のお腹は大変空いている。
何ならぐーぐー腹の虫も鳴っている。
なのに、食事にありつく事が出来ない。
何故か、それは・・・・・
「愛良、また考え事してるの?
ボーっとしているけど、何か心配事?」
「愛良ちゃん、蘇芳のダンスが終わったら、次は俺と踊ってくれない?」
「は?何言ってるの?駄目に決まってるだろ。
愛良は僕としか踊らないよ?」
「それは蘇芳が決める事じゃないじゃん。
ね~?愛良ちゃん、踊るよね?ね?」
ぼっち?
いいや、違う。
両脇にイケメン二人。
私とダンスを踊る、踊らないで揉めている。
蘇芳と冷泉が私の両脇に居るもんだから、
ちょっと食事をと、抜ける雰囲気ではない。
困ったな、本当に困った。
脳に糖分が行ってないから、ボーッとする。
「西園寺。」
前から鷺宮が歩いてきた。
やべ!
前も封じ込められた。
これはいよいよ、逃げれないパターン。
「良かったら、後で一曲踊って貰えないか?」
鷺宮まで!なんで!?
「宗近!俺が先に申し込んでるんだから、割り込みはやめてよ!!」
割り込みて。
「・・・東矢は踊る相手が他に居るだろう。
俺は親しい女生徒が西園寺しか居ないんだ。」
さ、さぎみやあああああ!何て悲しい事を言うんだ。
このセリフには流石の蘇芳も、強く言えないみたいで。
「・・このダンスパーティー、一応一回はダンスを踊らないと内申に響くからね・・・。
宗近は構わないよ、東矢と違って不埒な事を考えていないだろうから。」
「俺と違ってって、どういう意味だよ!」
「言った通りの意味だよ?」
「愛良ちゃ~ん、蘇芳ったら、酷いよね?
愛良ちゃんはどうなの?踊ってくれる?ね?ね?」
上目遣いやめれ!イケメンのそれは破壊力あるんだから。
「愛良、踊らなくていいから。僕と宗近だけでいいからね?」
蘇芳が恐ろしく冷たい笑顔で言い放つ。
「西園寺、済まないな。俺が親しい女生徒が居ないばかりに。」
だから、悲しくなるから!
三人が私の返答を待つ。
私は、
「お・・・。」
「「「お?」」」
三人が私の言葉を返す。
「お腹空いたあ・・・。」
「「「・・・・・・・・・。」」」
踊るより何より、お腹空いたんだよ!
ご飯食べたい!
何か食べさせてくれ。
切実な願いを口にして、気付く。
三人が無言な事に。
ああ、しまった。
やらかした。
あまりにお腹が空き過ぎて、
愛良が口にしないであろう台詞を言ってしまった。
ダラダラと冷や汗が流れる。
「ふっ・・・。くくっ。」
んあ?
蘇芳が口元を押さえて、肩を震わせてる。
「ぷっ、あははははは!!
何それ!?お腹空いたってどういう事!?
愛良ちゃん、面白すぎ!
はははは!!」
冷泉が腹を抱えて爆笑する。
「ふっ。・・・さ、西園寺、済まない。」
いつもクールな鷺宮も顔を横に反らして笑いを堪えている。
周りを見渡したら、今までの騒ぎに皆が聞き耳を立てていたらしく、
皆もニヤニヤしていた。
終わった・・・。
私の高校生活が始まって間もない内に終わった。
変な奴だという認識で確定しただろう。
クスクス嗤われている状況に、
恥ずかしいやら、いたたまれないやらで、
自分の目に涙が溜まっているのが分かった。
「帰っていいですか・・・。」
もう、家で不貞寝しよう。
そう思って、扉に向かおうとする。
「ちょ、ちょっと、愛良!
どうしたの!?いきなり帰るだなんて!」
焦り気味の蘇芳が私の前に立ちはだかる。
「!!!」
私の顔を見るや、蘇芳の顔がボッと赤くなる。
顔を赤くしたいのはこっちの方だぃ!
「愛良ちゃん?いきなり帰るって、どうしたの?」
「西園寺、気分でも悪くなったのか?」
冷泉と鷺宮も私に近寄る。
私の腕を掴む手。
蘇芳だ。
「愛良、一旦外に出よう。」
私の腕を優しく引いて外へ連れだした蘇芳。
ああ、ご飯食べたかったなぁ。
タッパーとか持ってくれば良かったと、
後ろ髪を引かれる思いもあったが、
あの雰囲気ではさすがにそんな事も出来ないだろう。
家に帰ったら、家の料理人の人にお願いしてご飯を作ってもらおう。
講堂の外へ出て、少し歩き校舎の中へ入る私達。
あれ?家に帰してくれるんじゃないの?
不思議に思っていると、
蘇芳がこちらに振り返る。
私の腕を離し、ハンカチを取り出す。
そのハンカチを私の目元に当てる。
「蘇芳?」
「涙が愛良の瞳から零れそうだったから。」
ああ、そう言えば涙が溜まっていた様な気がする。
「ありがとう。」
「皆に愛良の泣き顔なんて見せたくなかったから、連れ出しちゃった。」
そう言って蘇芳はお道化てみせた。
ボボボボッ。
私の顔は一気に茹で上がった。
「どうしたの、愛良?」
「・・・私、変な事を言って、皆に笑われてしまって・・・。恥ずかしくて・・・、
皆、私の事変な女だと思ってる様な気がして、あの場に居るのが怖くなったの。」
「そんな事無いよ。皆、愛良を馬鹿にして笑ったんじゃないよ。
寧ろ逆だよ。愛良の事・・・・・・。」
蘇芳が俯いてしまった。
どうしたのかな。
首を傾げていると、蘇芳も顔が赤くなっていた。
「愛良の事、皆は好きなんだよ。
可愛いって思っているから、笑ってたんだよ。」
「可愛い?私が?」
「そうだよ。東矢だって、宗近だって、周りの皆も。
愛良の事そう、思っているんだよ。」
ええ・・・?
それは無いだろう。
だって、そう思っているなら、何故私に友達が居なかったのか。
中等部の時は誰も私に声を掛けてくれなかった。
蘇芳や冷泉、鷺宮の様な攻略対象は別として。
他の男子は兎も角、女子も全然。
悪役令嬢だから、やっぱり嫌われているのかと思った。
「蘇芳、慰めてくれるのはありがたいけど、皆はそう思っていないと思うな・・・。」
蘇芳は優しいから、私の為に言ってくれているのだろう。
俄かに信じがたい話だもの。
でも蘇芳は首を横に振る。
「慰めじゃなくて、本当の事だよ。
愛良と皆、仲良くしたいって思っているんだよ?」
「でもそんな事誰にも言われた事が無いのに。」
「愛良、周りから何て呼ばれてるか知ってる?」
え?
どういう事?
私なんかあだ名付けられてるの?
「・・・・・・悪役、令嬢・・・?」
蘇芳がキョトンとした顔になる。
「悪役・・・?何で、愛良が悪役になるの?
違うよ。姫だよ。」
「姫?」
「皆、『姫』とか『愛良姫』とか色々だけど、
お姫様の様に可愛いって、凄く人気あるんだよ、愛良は。」
「え、ええええ!?そんな話知らないよ!
姫とか呼ばれた事も無いよ!!」
初耳もいい所だ。
私の慌て様に蘇芳がクスクス笑い出す。
「ふふふ。そんなの本人の前で言う訳ないじゃないか。」
それもそうだけど・・・。
ゲームと全然違う。
「一度、皆に話しかけて御覧よ。
皆、絶対喜ぶから。」
「そ、そうなんだ。じゃあ、話しかけてみようかな?」
嫌われていなかったんだ!
皆と仲良くなれたら、学園生活が凄く楽しくなる。
「・・・本当は、仲良くなって欲しくないけどね・・・。」
嬉しい事実にウキウキしていた私には、
蘇芳の漏らした独り言が耳に入っていなかった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
氷のメイドが辞職を伝えたらご主人様が何度も一緒にお出かけするようになりました
まさかの
恋愛
「結婚しようかと思います」
あまり表情に出ない氷のメイドとして噂されるサラサの一言が家族団欒としていた空気をぶち壊した。
ただそれは田舎に戻って結婚相手を探すというだけのことだった。
それに安心した伯爵の奥様が伯爵家の一人息子のオックスが成人するまでの一年間は残ってほしいという頼みを受け、いつものようにオックスのお世話をするサラサ。
するとどうしてかオックスは真面目に勉強を始め、社会勉強と評してサラサと一緒に何度もお出かけをするようになった。
好みの宝石を聞かれたり、ドレスを着せられたり、さらには何度も自分の好きな料理を食べさせてもらったりしながらも、あくまでも社会勉強と言い続けるオックス。
二人の甘酸っぱい日々と夫婦になるまでの物語。
図書館でうたた寝してたらいつの間にか王子と結婚することになりました
鳥花風星
恋愛
限られた人間しか入ることのできない王立図書館中枢部で司書として働く公爵令嬢ベル・シュパルツがお気に入りの場所で昼寝をしていると、目の前に見知らぬ男性がいた。
素性のわからないその男性は、たびたびベルの元を訪れてベルとたわいもない話をしていく。本を貸したりお茶を飲んだり、ありきたりな日々を何度か共に過ごしていたとある日、その男性から期間限定の婚約者になってほしいと懇願される。
とりあえず婚約を受けてはみたものの、その相手は実はこの国の第二王子、アーロンだった。
「俺は欲しいと思ったら何としてでも絶対に手に入れる人間なんだ」
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる