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な、な、な、な?
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悲愴感を漂わせた先生(シグルトだったけか?)に平謝りしながら、席に着く。
銀華さんの席は・・・・。
「お主、そこをどけ。妾はミリアムの隣に座る。」
「なっ!き、君は、誰に向かってそのような事を!?」
言わずもがな私の隣とは、
「知らぬ。お主の様な童など、一切興味は無いからの。」
「な、な、な・・・・。」
肩をわなわなと震わせて、ななななnって言ってるのは、まぁナルシストさんであります。
「わた、私は!この国の王子のノエルだぞ!王子の私にど、どけなんて!」
「ああ、どけ。妾にしては王子だろうと、平民だろうと脆弱な人間に変わりはない。」
まぁ、気高き龍様ですものね。
ナルシストさんはもう言葉も出ないのか、ぱくぱくと口を開閉しながら、私と銀華さんの顔を見る。
ううむ。
銀華さんが機嫌を損ねたら、この国の王子の存在が消えてしまう事になるなぁ。
私にしてみたら、ぶっちゃけどちらでも良いのだが、此処が血濡れの惨劇になるのは避けねばならぬな。
アリスにトラウマを植え付ける事になるからね!
「ノエル王子、」
すごーく仕方なくナルシストさんに声を掛けたら、もんの凄い輝く笑顔をナルシストさんは私に向ける。
うぐ。
ちょっと、引き気味に私は告げる。
「・・・この女性は、銀華さんと言いましてね。
あ~、何と言うか、私の知人で、ん~いや人じゃなくて、知龍?
エンシャントドラゴンさんなんですよ。」
そう言った瞬間、ナルシストさんは顔が血の気が引いて、口が引き攣っている。
「な、なん、なんだって!?」
そう呟いて、自分の席の荷物をガサガサ掻き集めて、空いている席へ移動した。
銀華さんは何事も無かったかのように、隣へ座る。
「ふむ。思いの外、悪くない。」
一応、貴族が多い学園なので、椅子の品質もそれなりだ。
私が通ってた学校の椅子は、the学校の椅子という木の椅子だった。
お痔にならないで済むよね。
あの堅い椅子に長時間座ると、尻が痛いのなんの。
ケツ肉無し子だった前世の私にとったら、今の椅子は最高の座り心地だ。
おっと、いけない。
授業に集中せねば。
座学は好きだ。
一応、真面目に勉強してきた前世があったおかげで、一般教養は現段階では私には簡単だ。
微分積分とか出てきたらお手上げだけど。
私は超ド文系なんでね。
「のう、」
ふと隣の銀華さんに声を掛けられる。
授業中ですよ、お姉さん。
私は小声で答える。
「何ですか?」
銀華さんは始めは普通の音量だったけど、私に倣って控えめに言う。
「人間の子等はこれを苦痛に感じぬのか?」
「あ~・・・。人それぞれですかね?学ぶことが好きな人は苦では無いでしょうね。
嫌いな人は・・・、ほらあんな風に。」
私は小さく指差す。
その先には、こっくり、こっくり船を漕ぐ脳筋の姿。
いや、いいのか、それ。
先生も注意しないの?
「おお、あ奴は何故此処に居るのじゃ?」
すげぇ直球どストレートな疑問を投げかけられた。
「私にも分かりません。」
本当に。
まぁ、あの人そういや騎士団がうんたらかんたらって言ってたけか。
何かに秀でてたら良いのかな?
「ふうむ。」
首を傾げながら、先生の方へ向き直る銀華さん。
そして手を上げ、たぁ!?
「な、何でしょう?」
先生が恐々銀華さんに答える。
銀華さんは居眠りしている脳筋の方へ向く。
「師の説話を聞かず眠りこけておるあの者は処罰せんで良いのか?」
美尻、あ、違う。ビシリと空気が凍った。
先生も顔が固まっている。
あ、ああ。
暗黙の了解だったわけか。
「あ、ああ。ウルフィン君は、その・・・。」
言いにくそうだな、先生。
ごにょごにょ言ってる。
しまったなぁ。
変な例えをしてしまった。
つい居眠りしてる脳筋に苛ついて。
「銀華さん、銀華さん。
彼はきっと寝不足で、この授業が終わったら先生に話を聞きに行くんじゃないですかね(多分)?」
「ううむ、じゃが、万全の体調で挑むものではないのかえ?」
うぬう・・・。
「今日は偶々なんじゃないですかね(いつも寝てるけど)?」
「そうかの。妾には分からぬが、この説話も人間が智を得る為に必要であろうに、勿体無いのぅ。」
釈然としない様子で銀華さんは呟く。
銀華さんの言う通りなんだけど、困るのはアイツだから放っておいていいのにね。
「ふごっ!」
体がビクンッと跳ね上がった脳筋は、目を覚まして辺りを見渡すと、また眠り出した。
凄いな、あれでまだ寝れるのか。
銀華さんは呆れた表情で脳筋を見ていた。
そして、面倒臭がりの私が何故、脳筋のフォローをしたのかと言うとですね、
アリスが私を物凄い形相で睨んでたんですよ。
まるで『お前保護者やろが!どうにかせい!!』みたいな。
アリスにあんな目されたら、仕方ないのだ。
フォロー出来たかどうかは定かではない。
凄く適当な事を言った事は自覚している。
ていうか始まったばかりの授業で寝るとか、憤慨ですよ、憤慨。
ああ、そういや夫も授業中良く寝てたって言ってたなぁ。
『お前、何しに学校に行ってんだよ。』
『ん?ええと、勉強しに?』
『疑問形・・・。私に最適解を求めるんじゃない。
勉強しになら、寝るのはおかしいでしょうよ。』
『いやぁ、お昼食べた後とかで、こう日差しがぽかぽか~ってなったら眠たくならない?』
『ぽかぽか~って、て・・・。女子か・・・。まぁ、否定は出来ない。』
『えへへへ。』
『・・・・。(うわぁ、殴りてぇ。)』
はぁ~。
なんだかなぁ~。
授業が終わったと同時に目を覚ました脳筋は、一目散に教室を出て行った。
「ノエル!早く飯食いに行こうぜ!!」
・・・・こんなキャラクター攻略したくないわ・・・。
銀華さんの席は・・・・。
「お主、そこをどけ。妾はミリアムの隣に座る。」
「なっ!き、君は、誰に向かってそのような事を!?」
言わずもがな私の隣とは、
「知らぬ。お主の様な童など、一切興味は無いからの。」
「な、な、な・・・・。」
肩をわなわなと震わせて、ななななnって言ってるのは、まぁナルシストさんであります。
「わた、私は!この国の王子のノエルだぞ!王子の私にど、どけなんて!」
「ああ、どけ。妾にしては王子だろうと、平民だろうと脆弱な人間に変わりはない。」
まぁ、気高き龍様ですものね。
ナルシストさんはもう言葉も出ないのか、ぱくぱくと口を開閉しながら、私と銀華さんの顔を見る。
ううむ。
銀華さんが機嫌を損ねたら、この国の王子の存在が消えてしまう事になるなぁ。
私にしてみたら、ぶっちゃけどちらでも良いのだが、此処が血濡れの惨劇になるのは避けねばならぬな。
アリスにトラウマを植え付ける事になるからね!
「ノエル王子、」
すごーく仕方なくナルシストさんに声を掛けたら、もんの凄い輝く笑顔をナルシストさんは私に向ける。
うぐ。
ちょっと、引き気味に私は告げる。
「・・・この女性は、銀華さんと言いましてね。
あ~、何と言うか、私の知人で、ん~いや人じゃなくて、知龍?
エンシャントドラゴンさんなんですよ。」
そう言った瞬間、ナルシストさんは顔が血の気が引いて、口が引き攣っている。
「な、なん、なんだって!?」
そう呟いて、自分の席の荷物をガサガサ掻き集めて、空いている席へ移動した。
銀華さんは何事も無かったかのように、隣へ座る。
「ふむ。思いの外、悪くない。」
一応、貴族が多い学園なので、椅子の品質もそれなりだ。
私が通ってた学校の椅子は、the学校の椅子という木の椅子だった。
お痔にならないで済むよね。
あの堅い椅子に長時間座ると、尻が痛いのなんの。
ケツ肉無し子だった前世の私にとったら、今の椅子は最高の座り心地だ。
おっと、いけない。
授業に集中せねば。
座学は好きだ。
一応、真面目に勉強してきた前世があったおかげで、一般教養は現段階では私には簡単だ。
微分積分とか出てきたらお手上げだけど。
私は超ド文系なんでね。
「のう、」
ふと隣の銀華さんに声を掛けられる。
授業中ですよ、お姉さん。
私は小声で答える。
「何ですか?」
銀華さんは始めは普通の音量だったけど、私に倣って控えめに言う。
「人間の子等はこれを苦痛に感じぬのか?」
「あ~・・・。人それぞれですかね?学ぶことが好きな人は苦では無いでしょうね。
嫌いな人は・・・、ほらあんな風に。」
私は小さく指差す。
その先には、こっくり、こっくり船を漕ぐ脳筋の姿。
いや、いいのか、それ。
先生も注意しないの?
「おお、あ奴は何故此処に居るのじゃ?」
すげぇ直球どストレートな疑問を投げかけられた。
「私にも分かりません。」
本当に。
まぁ、あの人そういや騎士団がうんたらかんたらって言ってたけか。
何かに秀でてたら良いのかな?
「ふうむ。」
首を傾げながら、先生の方へ向き直る銀華さん。
そして手を上げ、たぁ!?
「な、何でしょう?」
先生が恐々銀華さんに答える。
銀華さんは居眠りしている脳筋の方へ向く。
「師の説話を聞かず眠りこけておるあの者は処罰せんで良いのか?」
美尻、あ、違う。ビシリと空気が凍った。
先生も顔が固まっている。
あ、ああ。
暗黙の了解だったわけか。
「あ、ああ。ウルフィン君は、その・・・。」
言いにくそうだな、先生。
ごにょごにょ言ってる。
しまったなぁ。
変な例えをしてしまった。
つい居眠りしてる脳筋に苛ついて。
「銀華さん、銀華さん。
彼はきっと寝不足で、この授業が終わったら先生に話を聞きに行くんじゃないですかね(多分)?」
「ううむ、じゃが、万全の体調で挑むものではないのかえ?」
うぬう・・・。
「今日は偶々なんじゃないですかね(いつも寝てるけど)?」
「そうかの。妾には分からぬが、この説話も人間が智を得る為に必要であろうに、勿体無いのぅ。」
釈然としない様子で銀華さんは呟く。
銀華さんの言う通りなんだけど、困るのはアイツだから放っておいていいのにね。
「ふごっ!」
体がビクンッと跳ね上がった脳筋は、目を覚まして辺りを見渡すと、また眠り出した。
凄いな、あれでまだ寝れるのか。
銀華さんは呆れた表情で脳筋を見ていた。
そして、面倒臭がりの私が何故、脳筋のフォローをしたのかと言うとですね、
アリスが私を物凄い形相で睨んでたんですよ。
まるで『お前保護者やろが!どうにかせい!!』みたいな。
アリスにあんな目されたら、仕方ないのだ。
フォロー出来たかどうかは定かではない。
凄く適当な事を言った事は自覚している。
ていうか始まったばかりの授業で寝るとか、憤慨ですよ、憤慨。
ああ、そういや夫も授業中良く寝てたって言ってたなぁ。
『お前、何しに学校に行ってんだよ。』
『ん?ええと、勉強しに?』
『疑問形・・・。私に最適解を求めるんじゃない。
勉強しになら、寝るのはおかしいでしょうよ。』
『いやぁ、お昼食べた後とかで、こう日差しがぽかぽか~ってなったら眠たくならない?』
『ぽかぽか~って、て・・・。女子か・・・。まぁ、否定は出来ない。』
『えへへへ。』
『・・・・。(うわぁ、殴りてぇ。)』
はぁ~。
なんだかなぁ~。
授業が終わったと同時に目を覚ました脳筋は、一目散に教室を出て行った。
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