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サード1
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約束通り土曜日の夜、待ち合わせの場所にスーツ姿の國実がやってきた。
街中で待ち合わせるというだけで泉水の気持ちは高ぶっている。そして実際に國実の姿を確認して安堵した。今までの付き合いの経験のせいで國実の性格に関係なくすっぽかされる不安が付きまとっているからだ。
「わり、ちょっと遅れたか?」
「全然だよ、もしかして仕事大変だった?」
國実から慌ててやってきた雰囲気は感じられなかったが、前回より少しくたびれたように見えた。
「ちょっとイレギュラーがあったかな、でもま、大したことじゃなかったから。それより腹へった、飯喰いに行こ」
特に泉水の返事を聞くわけでもなく國実は歩き出す。
「そこのラーメン屋でいいか? それよりもっと上手い店知ってる?」
待ち合わせ場所が泉水の家の最寄駅なので土地勘があるのは当然泉水なのだが、國実にあまり迷いはないようだ。
「國実さんこの辺来たことあるんですか?」
「いいや、まったく。なんで?」
「詳しそうっていうか、そんな感じだから」
「そうか? 営業やってるせいじゃないか、見知らぬ土地にいくことなんて当たり前だから、そうみえるんだろ」
二人はあっさり駅の近くにあったラーメン屋で夕飯を済ませた。
さすがにラーメン屋を出た後は泉水の後についてマンションまで来たが、道中はなぜかラーメン談義に花が咲いた。
部屋に着いてからも話は続いていた。
「やっぱり適当に入った店のラーメンが当たりだとなんか得した気分だ、泉水はあの店で喰った事あったのか?」
「ううん、昔ながらの中華屋って店構えだからちょっと……でも昼時に混雑してるのは見たことあったから」
だからあえて他の店を紹介することをしなかったのだが、初デートとまでは言えないかも知れないが初の外食はもう少し雰囲気のあるところにすれば良かったかもしれないと泉水は思っていた。
國実を責めているわけではない。むしろ食べ物について無邪気に語っている國実の姿にますます惚れ直したくらいだ。
責めているのは泉水自身のことだ。
泉水の頭の中には今日國実に会うまでこの後のプレイのことばかりしかなく、食事がどうとか着ている服がどんなだとかまったく気にしていなかった。それが急に恥ずかしくなってきたのだ。
國実もそんなこと気にしてはいなかったが、泉水とは違うナチュラルさで彼の生活している空気がある。きっと泉水以外といるときでも変わらない態度なのだろう。
逆に泉水は國実に惚れていると言っているのだ。それも愛が欲しいとまで言っている。それなのに、ヤることばかり考えている。それではこれまでと何も変わらない。体の関係以外も望んでいる自分自身がそのことだけを求めては本末転倒もいいとこだ。
「どうかしたか?」
適当な相槌しか打たなくなった泉水に國実は訝しげな視線を向けていた。
「あ、いえ……なんでもないんですッ」
明らかな動揺を感じたはずなのに國実はどうしてだかニヤリと笑った。
泉水はその表情で勘違いされたと咄嗟に思い、訂正すべきがどうか迷ってしまった。
「あの、違うんです! そうじゃなくて、あっ、いえ、そうなんですけど……でも今は違ったって言うか……」
「まったく分からんぞ、言いたいことが見えん」
そう言いながらクスクス笑い出す。
「あ、だからプレイのこと考えてたわけじゃないって事を言いたくて」
「それは分かってるよ」
泉水は國実が言ったことの意味が一瞬分からなかった。それが顔に出ていたのだろう、國実は詳しく言い直した。
「やらしいこと考えてた顔じゃなかったから、それはちゃんと分かった」
ではなぜあんな笑い方をして見せたのか。それもまた顔に出たらしかった。
「なんかあれこれ考えてる顔が面白かったからさ、ちょっと可愛いかなって」
「可愛い……ですか?」
「そ、可愛い。ウサギとかが可愛いってのと一緒だな」
ソファーに座る國実の前にローテーブルを挟んで座る泉水は今度は顔が赤くなるほど恥ずかしくなってしまった。
羞恥プレイの恥ずかしさとは全然違う。照れて恥ずかしい、顔が赤くなるのを押さえられない。
「そんな赤くなるほどか?」
「そうだよ! 可愛いなんて、そんな言われたことない」
「確かに可愛い系ではないな、シュッとしてるしカッコいいって感じだな」
それは何度か言われたことのある泉水の印象だ。悪くはない顔をしていると自分でも分かっている。
性癖があれなものでモテることはないが相手に困ることもなかった。
ただ、本当にそれだけで中身のある恋愛をしたことはない。
よく考えれば本当に恋をしたのも國実は初めてかもしれないと想い始めていた。
「國実さんは僕にみたいなのはタイプですか?」
「うーん、俺は特にタイプとかないな。わりと受身が多い」
「もし今僕以外に告白してきた人がいたらそっちにしますか?」
國実はケラケラと笑って見せた。
「とりあえず約束のときまではお前と付き合うよ、万一別のヤツがきてもちゃんと断る」
失礼な質問をしていると自覚はあったが、泉水は自分を止めることができなかった。
國実は特に気分を害した様子もなく、泉水の質問攻めに付き合う姿勢をみせた。
「僕が性癖のこと黙っていたら、すぐに本当の恋人になってくれましたか?」
「いや、大体似たような反応しただろうな。よく知らんやつに声かけらた時は必ず断るようにしてるからな」
「國実さんに好きになってもらうためにはどうしたらいいですか?」
「特になにもする必要ない」
「それじゃあ僕はどうしたらいいんですか?」
もう泉水は泣きそうな心境だ。
することばかりの泉水にはそれ以外相手に気に入ってもらう術を知らない。だか國実にはそれがむしろ邪魔になっているのだから、どうしても別の何かを見つけなくてはならないのだ。
それなのに國実にはそれもないという。
どうすればいいのか本当にわからなかった。
黙りこんだ泉水に國実は相変わらず笑っていた。
「本当にそのままでいい。無理して俺に合わせられても逆に面倒だからな」
「……僕のことは好きになれませんか?」
「そんなことは言ってないだろ、そのままの泉水で結構面白いぞ」
面白いというのは褒め言葉なのか泉水には検討も付かない。面白いと好きになるのか、國実の尺度はそこにあるのか、それが知りたい。
「面白かったら好きになってもらえますか」
「そういうもんでもないが、泉水が特に何かする必要はない」
「それなら僕は……ダメだと想います」
絶望しかけた泉水に國実はクスクス笑いながら救いの手を差し伸べた。
「俺はな、自分で言うのも何だか他人の考えてることが結構分かるんだ。簡単に言えば人の顔色を窺うのが特技ってことだ。だからな、下手に策を練ってこられると正直冷める。恋人の隠してる部分が分かっちまうからな。その点、泉水はどうやら顔に出やすいタイプみたいで俺はかなり助かってる。そしてそれが面白い。一緒にいて飽きないってことだ。だからあえてお前は自分を変える必要はないってことだ。今後長い付き合いをするつもりならお前も無理して俺といるより自然体で楽なほうが良いだろう?」
泉水は素直に頷いた。これからずっと先のことまで考えてくれていると言われて嬉しくもあった。
だが、國実は釘を刺すのも忘れなかった。
「もちろん最初に言った条件どうり体の面でも無理だろ分かればお試しで終了だからな」
やはりどうしても埋まらないのはそこの溝だった。
少しシュンとする泉水だったが、國実はさて、と言って立ち上がった。
「だからとりあえず今日も試しておこうぜ、したいだろ?」
「はい」
街中で待ち合わせるというだけで泉水の気持ちは高ぶっている。そして実際に國実の姿を確認して安堵した。今までの付き合いの経験のせいで國実の性格に関係なくすっぽかされる不安が付きまとっているからだ。
「わり、ちょっと遅れたか?」
「全然だよ、もしかして仕事大変だった?」
國実から慌ててやってきた雰囲気は感じられなかったが、前回より少しくたびれたように見えた。
「ちょっとイレギュラーがあったかな、でもま、大したことじゃなかったから。それより腹へった、飯喰いに行こ」
特に泉水の返事を聞くわけでもなく國実は歩き出す。
「そこのラーメン屋でいいか? それよりもっと上手い店知ってる?」
待ち合わせ場所が泉水の家の最寄駅なので土地勘があるのは当然泉水なのだが、國実にあまり迷いはないようだ。
「國実さんこの辺来たことあるんですか?」
「いいや、まったく。なんで?」
「詳しそうっていうか、そんな感じだから」
「そうか? 営業やってるせいじゃないか、見知らぬ土地にいくことなんて当たり前だから、そうみえるんだろ」
二人はあっさり駅の近くにあったラーメン屋で夕飯を済ませた。
さすがにラーメン屋を出た後は泉水の後についてマンションまで来たが、道中はなぜかラーメン談義に花が咲いた。
部屋に着いてからも話は続いていた。
「やっぱり適当に入った店のラーメンが当たりだとなんか得した気分だ、泉水はあの店で喰った事あったのか?」
「ううん、昔ながらの中華屋って店構えだからちょっと……でも昼時に混雑してるのは見たことあったから」
だからあえて他の店を紹介することをしなかったのだが、初デートとまでは言えないかも知れないが初の外食はもう少し雰囲気のあるところにすれば良かったかもしれないと泉水は思っていた。
國実を責めているわけではない。むしろ食べ物について無邪気に語っている國実の姿にますます惚れ直したくらいだ。
責めているのは泉水自身のことだ。
泉水の頭の中には今日國実に会うまでこの後のプレイのことばかりしかなく、食事がどうとか着ている服がどんなだとかまったく気にしていなかった。それが急に恥ずかしくなってきたのだ。
國実もそんなこと気にしてはいなかったが、泉水とは違うナチュラルさで彼の生活している空気がある。きっと泉水以外といるときでも変わらない態度なのだろう。
逆に泉水は國実に惚れていると言っているのだ。それも愛が欲しいとまで言っている。それなのに、ヤることばかり考えている。それではこれまでと何も変わらない。体の関係以外も望んでいる自分自身がそのことだけを求めては本末転倒もいいとこだ。
「どうかしたか?」
適当な相槌しか打たなくなった泉水に國実は訝しげな視線を向けていた。
「あ、いえ……なんでもないんですッ」
明らかな動揺を感じたはずなのに國実はどうしてだかニヤリと笑った。
泉水はその表情で勘違いされたと咄嗟に思い、訂正すべきがどうか迷ってしまった。
「あの、違うんです! そうじゃなくて、あっ、いえ、そうなんですけど……でも今は違ったって言うか……」
「まったく分からんぞ、言いたいことが見えん」
そう言いながらクスクス笑い出す。
「あ、だからプレイのこと考えてたわけじゃないって事を言いたくて」
「それは分かってるよ」
泉水は國実が言ったことの意味が一瞬分からなかった。それが顔に出ていたのだろう、國実は詳しく言い直した。
「やらしいこと考えてた顔じゃなかったから、それはちゃんと分かった」
ではなぜあんな笑い方をして見せたのか。それもまた顔に出たらしかった。
「なんかあれこれ考えてる顔が面白かったからさ、ちょっと可愛いかなって」
「可愛い……ですか?」
「そ、可愛い。ウサギとかが可愛いってのと一緒だな」
ソファーに座る國実の前にローテーブルを挟んで座る泉水は今度は顔が赤くなるほど恥ずかしくなってしまった。
羞恥プレイの恥ずかしさとは全然違う。照れて恥ずかしい、顔が赤くなるのを押さえられない。
「そんな赤くなるほどか?」
「そうだよ! 可愛いなんて、そんな言われたことない」
「確かに可愛い系ではないな、シュッとしてるしカッコいいって感じだな」
それは何度か言われたことのある泉水の印象だ。悪くはない顔をしていると自分でも分かっている。
性癖があれなものでモテることはないが相手に困ることもなかった。
ただ、本当にそれだけで中身のある恋愛をしたことはない。
よく考えれば本当に恋をしたのも國実は初めてかもしれないと想い始めていた。
「國実さんは僕にみたいなのはタイプですか?」
「うーん、俺は特にタイプとかないな。わりと受身が多い」
「もし今僕以外に告白してきた人がいたらそっちにしますか?」
國実はケラケラと笑って見せた。
「とりあえず約束のときまではお前と付き合うよ、万一別のヤツがきてもちゃんと断る」
失礼な質問をしていると自覚はあったが、泉水は自分を止めることができなかった。
國実は特に気分を害した様子もなく、泉水の質問攻めに付き合う姿勢をみせた。
「僕が性癖のこと黙っていたら、すぐに本当の恋人になってくれましたか?」
「いや、大体似たような反応しただろうな。よく知らんやつに声かけらた時は必ず断るようにしてるからな」
「國実さんに好きになってもらうためにはどうしたらいいですか?」
「特になにもする必要ない」
「それじゃあ僕はどうしたらいいんですか?」
もう泉水は泣きそうな心境だ。
することばかりの泉水にはそれ以外相手に気に入ってもらう術を知らない。だか國実にはそれがむしろ邪魔になっているのだから、どうしても別の何かを見つけなくてはならないのだ。
それなのに國実にはそれもないという。
どうすればいいのか本当にわからなかった。
黙りこんだ泉水に國実は相変わらず笑っていた。
「本当にそのままでいい。無理して俺に合わせられても逆に面倒だからな」
「……僕のことは好きになれませんか?」
「そんなことは言ってないだろ、そのままの泉水で結構面白いぞ」
面白いというのは褒め言葉なのか泉水には検討も付かない。面白いと好きになるのか、國実の尺度はそこにあるのか、それが知りたい。
「面白かったら好きになってもらえますか」
「そういうもんでもないが、泉水が特に何かする必要はない」
「それなら僕は……ダメだと想います」
絶望しかけた泉水に國実はクスクス笑いながら救いの手を差し伸べた。
「俺はな、自分で言うのも何だか他人の考えてることが結構分かるんだ。簡単に言えば人の顔色を窺うのが特技ってことだ。だからな、下手に策を練ってこられると正直冷める。恋人の隠してる部分が分かっちまうからな。その点、泉水はどうやら顔に出やすいタイプみたいで俺はかなり助かってる。そしてそれが面白い。一緒にいて飽きないってことだ。だからあえてお前は自分を変える必要はないってことだ。今後長い付き合いをするつもりならお前も無理して俺といるより自然体で楽なほうが良いだろう?」
泉水は素直に頷いた。これからずっと先のことまで考えてくれていると言われて嬉しくもあった。
だが、國実は釘を刺すのも忘れなかった。
「もちろん最初に言った条件どうり体の面でも無理だろ分かればお試しで終了だからな」
やはりどうしても埋まらないのはそこの溝だった。
少しシュンとする泉水だったが、國実はさて、と言って立ち上がった。
「だからとりあえず今日も試しておこうぜ、したいだろ?」
「はい」
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