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未知の世界
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「店の改装と同時に店長変わるんですか?!
」
一年続けているコンビニのバイト先の店長がいなくなる事を知り俺は戸惑った。
「まぁ、また誘うからご飯でも行こう!」
「確かに店舗変わるだけですけど……そうや!店長の送別会しましょうよ!」
「いやぁええよ~気いつかわんで」
「絶対みんな乗り気でやってくれますよ!」
そんなこんなで店長の送別会をすることになった。
楽しみにしてくれている店長がふと俺と同じバイトで友人である緑川悠太に言った言葉に唖然とした。
「林と緑川さぁ送別会の時女装してぇや笑」
「え?!マジで言ってます?」
俺と悠太は共に言った。
悠太とは小学生からの付き合いで、余興がてら女装することを要求された。
「とは言ってもメイクも服も何もわからないですよ笑」
店長のお願いなら聞いてあげたいが技術もない俺達がやっても中途半端で終わるのは目に見えていた。
「みくちゃんにやって貰ったらいいねん!」
みくも中学から同じで仲のいい女子だ。
「まぁ店長の願いなら女装でも何でもしますけど笑」
それから俺はみくにお願いしたが、送別会当日は大学があり、直接集合場所に行くのでメイクなのが出来ないことになった。
そこで俺は人脈を頼りに考えたが、付き合っている彼女はメイクをしない子だったので無理だ。次に考えたのは高校時代に共通の趣味で仲良くなりRAINを交換した女子、天崎十香だった。
卒業後もRAINでやり取りをしていたので試しにお願いしたら即承諾してくれ、メイクと服装を考えてくれることになった。
完全に他人任せにした俺と悠太は送別会の前日の土曜日3人で服と試しにメイクをしてくれることになった。
「服はやっぱり学生服やろ!」
天崎さんマジすか!?あの短いスカートを履くことがこの人生であるとは……だがお願いしといてこっちが嫌とは言えない状況なので了承した。決してスカートが履きたいだのJKになりたいなどない!決して!!
服を一通り買うと天崎さんが一人暮らししている家にお邪魔しメイクをしてもらうことになった。
「俺女子の家入るの小学生以来かも!」
悠太が嬉しそうにそう言う
「俺なんか初めてじゃ!!」
彼女の家すら入ったことの無い俺は少し興奮していた。
だがしかしやましいことなど何一つなく淡々とメイクが終わり驚いた。
「結構可愛いんじゃね?!」
元々中性的な顔立ちに近かった俺はメイクをすることでかなり女子に近づいた。
「俺は?おれはどう?」
悠太は男の顔ではあったが写真を使えば女子になる感じだった。
「二人とも可愛い!最高!!」
天崎さんの言葉に俺達は自信がつくのと同時に何か新しい感覚を感じた。
「よし!明日もよろしくお願いします!」
これなら店長はもちろん全員が驚く気がする。
」
一年続けているコンビニのバイト先の店長がいなくなる事を知り俺は戸惑った。
「まぁ、また誘うからご飯でも行こう!」
「確かに店舗変わるだけですけど……そうや!店長の送別会しましょうよ!」
「いやぁええよ~気いつかわんで」
「絶対みんな乗り気でやってくれますよ!」
そんなこんなで店長の送別会をすることになった。
楽しみにしてくれている店長がふと俺と同じバイトで友人である緑川悠太に言った言葉に唖然とした。
「林と緑川さぁ送別会の時女装してぇや笑」
「え?!マジで言ってます?」
俺と悠太は共に言った。
悠太とは小学生からの付き合いで、余興がてら女装することを要求された。
「とは言ってもメイクも服も何もわからないですよ笑」
店長のお願いなら聞いてあげたいが技術もない俺達がやっても中途半端で終わるのは目に見えていた。
「みくちゃんにやって貰ったらいいねん!」
みくも中学から同じで仲のいい女子だ。
「まぁ店長の願いなら女装でも何でもしますけど笑」
それから俺はみくにお願いしたが、送別会当日は大学があり、直接集合場所に行くのでメイクなのが出来ないことになった。
そこで俺は人脈を頼りに考えたが、付き合っている彼女はメイクをしない子だったので無理だ。次に考えたのは高校時代に共通の趣味で仲良くなりRAINを交換した女子、天崎十香だった。
卒業後もRAINでやり取りをしていたので試しにお願いしたら即承諾してくれ、メイクと服装を考えてくれることになった。
完全に他人任せにした俺と悠太は送別会の前日の土曜日3人で服と試しにメイクをしてくれることになった。
「服はやっぱり学生服やろ!」
天崎さんマジすか!?あの短いスカートを履くことがこの人生であるとは……だがお願いしといてこっちが嫌とは言えない状況なので了承した。決してスカートが履きたいだのJKになりたいなどない!決して!!
服を一通り買うと天崎さんが一人暮らししている家にお邪魔しメイクをしてもらうことになった。
「俺女子の家入るの小学生以来かも!」
悠太が嬉しそうにそう言う
「俺なんか初めてじゃ!!」
彼女の家すら入ったことの無い俺は少し興奮していた。
だがしかしやましいことなど何一つなく淡々とメイクが終わり驚いた。
「結構可愛いんじゃね?!」
元々中性的な顔立ちに近かった俺はメイクをすることでかなり女子に近づいた。
「俺は?おれはどう?」
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「二人とも可愛い!最高!!」
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これなら店長はもちろん全員が驚く気がする。
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