【R18】私のものを返してもらうわ

京佳

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さよならお母様

一線を越えたダニエルとロアンナはそれからもトリシアや使用人達の目を盗んでは愛し合っている。ロアンナはダニエルの膝の上に座り激しく口付けしながら彼にお願いをする。


「んっ…お父様!もうっ、ん、お母様を抱かないで下さい!お父様は私のモノよ…私以外の女を抱かないで」

「んんっ…勿論だともっ!ん、もう私はロナしか愛せないよ…愛しているロナ」


「っ!嬉しいっ…私も愛してるわお父様!んんっ!」


ダニエルはロアンナとの約束通りトリシアを抱かなくなった。適当に理由をつけて寝室を別にした。何よりダニエルはロアンナを抱いてからすっかり彼女の虜になってしまったのだ。


彼は夜な夜なロアンナの寝室へ忍び込み2人は激しく愛し合った。


目障りなトリシアを家から追い出す為にロアンナはある事を考えた。ダニエルに抱かれなくなり欲求不満のトリシアに新しく雇い入れた若い男をけしかけたのだ。


綺麗な顔立ちをした若く逞しい男は元々男娼をしていて女の扱いには慣れていた。思った通り男日照りのトリシアは呆気なく男にハマっていった。


「んっ……ああっ、やっぱり、あの男とお母様は良い仲になったみたいよ?あの男がお母様の寝室へ入って行くのを私…何度も見たわ。ねぇお父様……嫉妬する?」


ロアンナはダニエルに問いかけた。若く美しい愛娘にあっさりと陥落したダニエルはベッドに横たわる彼女の胸の間に顔を埋めて柔らかな膨らみを揉みしだきながらちゅぱちゅぱ乳首を吸っている。


「ん…好きにさせておけば良い。んふっ、頃合いを見て奴らがまぐわっている所に踏み込みトリシアに離縁を叩き付けて実家に返すよ。ふふっ…これからは私とロナの2人で暮らそう…」


「んうっ!お父様それ本当?嬉しいっ!」


ロアンナはダニエルの顔を引き寄せチュウッと口付けした。そして可笑しくて堪らないと言うようにケラケラと笑いだした。


「ふふっ……アハハハ!!あー本当に可笑しい!」


「……ロナ?いきなりどうしたんだ?」


ダニエルはロアンナの顔を覗きこんだ。青く澄んだダニエルの瞳を愛おしげに見つめながらロアンナは信じられない事を言った。


「ダニエル……私は『ニーナ』よ。貴方とトリシアに裏切られて学園の屋上から飛び降りて死んだ貴方の元婚約者『ニーナ・ガルソン伯爵令嬢』の生まれ変わりよ。ふふっ…びっくりした?」


「っ…、ニーナ?え、何故?何故ロナがニーナの名前を知っているんだ?!」


「んーもぉっ!私がニーナ・ガルソンだからよ?私はロアンナじゃなくニーナなの!ダニエルの事は何でも知ってるわよ?」


ロアンナは驚愕するダニエルにニーナしか知らない彼と婚約していた頃の話をペラペラ話しだした。


「そんなっ!信じられないっ、、そんな事……君は私の娘だ!私の愛するロアンナだ!」


「ふふっ……私だって最初は半信半疑だったわ。でもこれは現実なの。ねぇ……ダニエル?私がニーナだって知った貴方はこれからどうする?やっぱりトリシアに戻る?それともこのまま私を選ぶ?私は貴方を諦められなかったから悪魔と取り引きしてまでこの世に戻って来たのよ?それなのに……」


ロアンナが悲しげに瞼を伏せて華奢な肩を震わせるとダニエルは慌てて彼女を抱き締めた。


「っ!!私が愛しているのはロナだ!例えっ…君がニーナだとしても……愛してる…愛しているんだっ…もう私は君が居なければ生きていけないっ…愛してるロナ!」


ロアンナもといニーナはダニエルの腕の中で口角をあげて笑った。

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