雨実 和兎の詩集

雨実 和兎

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寿命・遠い空が見えた夜・変わっちまった人の損得の価値観

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        寿命



赤い光射す墓の前で祈りながら



消えそうな命やそれまでの道を



後悔することはできなかっただろう



墓の前で祈りながらまだある道を僕は歩く







   遠い空が見えた夜



風に乗って消えていくあなたの姿ももう見えない



だけど僕はここで待つ事はしないよ



あなたが好きになれなかった僕を変える為に







   変わっちまった人の損得の価値観



人を信じていた人が人に裏切られ



人を騙す人に変わって



人に裁かれても



裏切った人は気付かれなければ人に裁かれない



その人を裁くのは人ではなく自分なのだろう
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