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二章
十三話
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和義の胸から足下までの間を、早紀の視線がゆっくりと往復する。彼女は、顔色を伺いながら話していた。馬鹿にされたり激高さ
れたりしないか不安なのだ。一馬が死んだ直後の荒れ具合を知っていれば、それも仕方のない事だった。
「死んだらどうなるの?」
平静の態度で質問されると、彼女は胸をなで下ろして語り始める。和義は、複雑な気持ちで耳を傾けた。たった一日で、死生観まで変えなければならない。
「意志の疎通が出来る幽霊、出来ない人魂。死後は、そのどちらかになる。条件は分からない。数で言えば、人魂が圧倒的に多い。おそらく、未練が強いかどうかが関係してるんだと思う。人魂や幽霊が最終的にどうなるのか、私は知らない」
彼は、曖昧な返答に失望した反面、(具体的な答えではなくて良かった)とも思った。詳細に教えてもらったとしても、死後の世界や、意識の状態が禄でも無いものならば、残された人生を暗澹と過ごす羽目になってしまう。
「あのさ、化け物がその辺にいるなら危険じゃないの? 俺ら、襲われるんじゃ」
「何だ、そんな事か」と言わんばかりに、早紀は答えた。
「超自然と関係ない事件・事故・災害の被害に遭う可能性の方が、遙かに高いと思うよ。実際、藤村君や周りの人も、これまで無事だったでしょ?」
こう言われてしまえば反論しづらい。ただ、見込みだけで納得しようとする事に、和義は強い抵抗があった。(事故なんかは、事前に準備や情報収集、注意をしたりして、ある程度の対策が出来る。そういったものと、被害にあう確率が低いとはいえ、対処しようのない超常の驚異を比較したくない)と思うのだ。
(それとも、実行可能な化け物対策があって、除霊等の具体的な方法を教えてもらえるんだろうか?)
れたりしないか不安なのだ。一馬が死んだ直後の荒れ具合を知っていれば、それも仕方のない事だった。
「死んだらどうなるの?」
平静の態度で質問されると、彼女は胸をなで下ろして語り始める。和義は、複雑な気持ちで耳を傾けた。たった一日で、死生観まで変えなければならない。
「意志の疎通が出来る幽霊、出来ない人魂。死後は、そのどちらかになる。条件は分からない。数で言えば、人魂が圧倒的に多い。おそらく、未練が強いかどうかが関係してるんだと思う。人魂や幽霊が最終的にどうなるのか、私は知らない」
彼は、曖昧な返答に失望した反面、(具体的な答えではなくて良かった)とも思った。詳細に教えてもらったとしても、死後の世界や、意識の状態が禄でも無いものならば、残された人生を暗澹と過ごす羽目になってしまう。
「あのさ、化け物がその辺にいるなら危険じゃないの? 俺ら、襲われるんじゃ」
「何だ、そんな事か」と言わんばかりに、早紀は答えた。
「超自然と関係ない事件・事故・災害の被害に遭う可能性の方が、遙かに高いと思うよ。実際、藤村君や周りの人も、これまで無事だったでしょ?」
こう言われてしまえば反論しづらい。ただ、見込みだけで納得しようとする事に、和義は強い抵抗があった。(事故なんかは、事前に準備や情報収集、注意をしたりして、ある程度の対策が出来る。そういったものと、被害にあう確率が低いとはいえ、対処しようのない超常の驚異を比較したくない)と思うのだ。
(それとも、実行可能な化け物対策があって、除霊等の具体的な方法を教えてもらえるんだろうか?)
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