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四章
三十二話
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駅周辺に襲来した化け物の集団は、早紀達が全て倒し終えていた。彼女達も何度か異界に捕らわれたのだが、その間に和義は悪狐達と遭遇したのだ。
巨躯の悪狐を葬った一撃が、周囲の異界を破壊し尽くした後で、彼女たちはようやく異変に気がついた。
ロータリーの上空に浮かぶ、早紀の顔形や上半身の体型は、普段の状態と殆ど変わりが無い。しかし細部までよく見れば、球体関節人形となっている事が分かった。白い肩出しのワンピースを着た、等身大の人形だ。髪は絵美と同じ茶色に染まり、血色の炎が腰から足元までを包み込んでいる。それは、薔薇を逆さまにしたような形で、陰影の中に時折顔のようなものが映った。
すぐ側に、絵美もいる。彼女も球体関節人形の姿形となっており、黒い肩出しのワンピースを身につけていた。髪も化ける前の早紀と同じく黒色になり、やはり黒色の薔薇の炎を纏っている。そして、柄が彼女の身の丈程もある大鎌を、力無く右手で持っていた。
姉妹の格好は、お互いの体を真似たかの様だった。
和義の霊力が異常な状態になっている事を感じ取ると、早紀は絵美や達也を残して移動し始めた。
巨躯の悪狐を葬った一撃が、周囲の異界を破壊し尽くした後で、彼女たちはようやく異変に気がついた。
ロータリーの上空に浮かぶ、早紀の顔形や上半身の体型は、普段の状態と殆ど変わりが無い。しかし細部までよく見れば、球体関節人形となっている事が分かった。白い肩出しのワンピースを着た、等身大の人形だ。髪は絵美と同じ茶色に染まり、血色の炎が腰から足元までを包み込んでいる。それは、薔薇を逆さまにしたような形で、陰影の中に時折顔のようなものが映った。
すぐ側に、絵美もいる。彼女も球体関節人形の姿形となっており、黒い肩出しのワンピースを身につけていた。髪も化ける前の早紀と同じく黒色になり、やはり黒色の薔薇の炎を纏っている。そして、柄が彼女の身の丈程もある大鎌を、力無く右手で持っていた。
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和義の霊力が異常な状態になっている事を感じ取ると、早紀は絵美や達也を残して移動し始めた。
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