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Chapter 1.0 ギルド≪猫と蜂蜜≫の仲間たち
4 ギルド、加入させてください!
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「ジュードさんは、アーカイブス……って言うのかな、アーカイブスになってからどれくらい経つんですか?」
「2か月。チノンも同じだよ。歳は離れているが、兄妹でね。同じ日にソウルズを始めたよ」
見た目だけで言えばそこまで離れているようには見えないが、纏っている雰囲気は明らかに一回りほど違いそうだ。
仲も良さそうだし。
「ジスはね、兄ぃと二人で他のアーカイブスを探してた時に知り合ったんだぁ」
「私もタビトさんと同じよ。ログアウトできなくて街を彷徨っていたの。そこでこの二人に声をかけられて」
「そうだったんですね……」
確かに同じだ。ジスレーヌさんとは違って、俺は自分から声をかけちゃったけど。
「ギルドにはあと二人アーカイブスがいるんだけど、あいにく今日は出払っているんだ――あぁ、食事の準備ができたみたいだよ。チノン、運ぶのを手伝ってあげて」
「はーい」
「私も手伝うわ」
「あ、俺も手伝います」
「タビくんは座ってて。お客さんなんだから!」
「ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな」
ほどなくして、目の前に沢山の料理が運ばれてきた。
肉料理、魚料理、サラダ、ワイン……。
ごま油や香草のような香ばしい匂いがゲームとはいえ食欲をそそる。けど……。
「ワイン……ゲームの世界とはいえ、お酒は……」
俺は現実世界じゃ一応成人しているけど、酒は飲めない。
大学で何度か飲み会に誘われたことはあるけど、あんな不味いものをゴクゴク飲む奴が信じられないんだ。
それでも半ば無理やり酒を勧められることがあるから、飲めない体質ということにしてその場をやり過ごすようになっていた。
「大丈夫だよ。キャラクターコンフィグを開いてみるといい。味調整の項目があるはずだ」
「味調整……ああ、ありました」
「その中にお酒の項目があるだろう? そこで甘みや苦みを調整できる」
なるほど。甘みや苦みの他にも、アルコール度数なんかも調整できるのか。
じゃあ普通のソフトドリンクと同じ味にしようと思ったら、甘さ全振りかな。アルコール度数も0にして……。
「おお! ぶどうジュースみたいな味になった!」
「タビくん、お酒飲めないんだ?」
「ああ、アルコールがダメなわけじゃないんだけど、味が苦手で……って、チノンはお酒飲んでいいのか? 未成年じゃないの?」
「あたし、成人してるよ?」
マジかよ。見た目どう見ても中学生くらいだぞ。
というか俺、いきなりチノンって呼び捨てにしちゃってるな。
向こうが早々にタビくんって呼んでくるから、引っ張られてしまった。
「それにしても、ゲームの中の料理とは思えない。完全に現実世界みたいな料理ですよね」
「このゲームの料理アイテムって、結構こだわって作られているのよ。料理の専門家が監修しているみたい」
いやぁ、そういうレベルじゃないような……。作り物のレベルを遥かに超えてると思うよ。
「さて、そろそろ本題に入ろうか。タビト君」
「はい」
俺は椅子ごとジュードさんの方へ向き直った。
ジュードさんがシステムメニューを操作すると、俺たちの目の前に大きなホワイトボードのような画面が現れた。
「会議システムだ。メンバーには僕を含めた4人を設定しているから、他人からは見えない」
ボード上に『アーカイブスとプレイヤーの違い』という文字がひとりでに入力された。
最近実用化され、ゲームなどに関わらず急速に普及している思考型入力インタフェースというやつだ。
これによってタイピング技術がほぼ過去のものとなってしまい、タイピングの速い大人たちの嘆きがニュース記事になっていたっけ。
「まずは、飢餓の感覚。プレイヤーの時には無かった空腹の感覚がある。今感じているような味覚はプレイヤーにもあったが、食事は必須ではなかった。よって、今後は現実世界と同じように定期的に食事を獲ることになるだろう」
「飢餓を放置しているとどうなるんですか?」
「それも検証してみたが、概ね現実世界と同じ身体反応だった。つまり、とても耐えられるものではない」
「なるほど……食費の心配をしなきゃいけなくなるってことか」
「次に、痛覚。これも現実世界と同じだ。モンスターからダメージを受ければ相応の痛みがある」
「飢餓の感覚があるんだから、痛覚があるのも妥当か……。レベルが上がって、HPが増えれば痛みが軽くなったりしないんですか?」
「痛みの強さは、受けたダメージが最大HPに対して占める割合で決まる」
「つまり、最大HP100のアーカイブスが10のダメージを受けた痛みと、最大HP1000のアーカイブスが100のダメージを受けた痛みは同程度だということだ」
「いかに受けるダメージを小さくするかが重要ってことか……。確かこのゲームって、意図的に攻撃を避けることってできませんでしたよね」
ソウルズ・ワンダーリングの戦闘は基本的にリアルタイム制だけど、プレイヤーは敵の攻撃を意図して避けられないシステムになっている。
「そう、その点が次の違いだ。アーカイブスに限っては、自身の身体反応で相手の攻撃を避けることができるんだ」
「ということは、全体的に見ると普通に現実世界で戦うのと似たような感覚になるってことですか?」
「もちろんスキルごとの再使用規制時間、つまりリキャストタイムなんかの制限はあるけど、かなり近くなったことは間違いない」
つまり敵の攻撃を避けられなかったら、相当の痛みを味わう。最大HPの1割のダメージということは、それを10回食らったら死ぬようなダメージだという事だ。一体どれほどの痛みになるのか、考えたくもない。
「だが、安心してほしい。プレイヤーの時と変わらないこともある。それは、戦闘不能になっても実際に死ぬことはないということだ。死ねばこれまでと同じように、幾ばくかのデスペナルティを支払って拠点都市へ転送されるだけだ」
デスペナルティとはプレイヤーが死んでしまった場合のペナルティで、死んでから一定時間が経過して拠点都市に戻されると、所持金やアイテムの一部が減らされてしまうというものだ。
他にもプレイヤーキルというのがあって、他のプレイヤーに殺された場合は通常のデスペナルティに加えて金やアイテムを奪われてしまうらしい。
死なないという事実に少しホッとしたが、すぐにそれが間違っていることに気づいた。
死の苦しみを味わってなお、死ぬことができず生かされ続ける。その先に、いずれまた死がやってくるのだ。
「それからもう一つ」
「……はい」
「今のところ、ゲームに閉じ込められた人間がいる事実は大々的には知られていない――が、中には薄々感づいているプレイヤーもいるようだ。これは皆にも伝えているんだが、なるべくプレイヤーには僕達がアーカイブスだと言うことは知られないようにしたい」
「どうしてですか?」
「MMOを遊んでいるのは良いプレイヤーばかりではないということだよ」
俺は思わず息を呑んだ。
「もしプレイヤーキラーに狙われたら――」
「そう。掲示板やSNSで噂が立って、沢山のプレイヤーに面白半分で的にされたら、正に生き地獄だ」
「GMコールができないから、運営にも頼れないのよ」
「かといって、他のプレイヤーに助けを求めることもできないし」
ここまで静かに傍聴していたジスレーヌさんとチノンが口を開いた。
「殺されなくとも、監禁される危険性だってある。おまけに非戦闘エリアだと自殺することもできないから、脱出も難しくなる」
監禁……俺やジュードさんにとっても怖いが、女性のアーカイブスにとってはもっと恐ろしいだろう。
改めてアーカイブスでいることの怖さを認識したのか、食卓の雰囲気が暗くなってしまった。
「まあ、現実的にはめったことで他のプレイヤーにバレることはないだろう。ゲームの中に閉じ込められるなんて、ほとんどの人にとっては想像の範囲外だからね。後は、なるべく死ななければいいだけだ」
「そう、死ななければいいのよ、タビト」
「ジスレーヌさん……」
「ここは元々ゲームの世界だから、絶対死なないっていうのは無理かもしれない。でもね、支え合う仲間がいれば、その確率はぐっと小さくなると思うの」
「ジスレーヌの言う通りだよ。このカフェテラス『RainWater』――いや、ギルド『猫と蜂蜜』はそのためにあるんだ」
「ギルド……」
「ふっふっふ。『猫と蜂蜜』マスターとして、タビくん、キミを当ギルドの正式メンバーとして迎え入れよう!」
チノンが立ち上がり、キメ顔でそう宣言した。
「え、ま、マスター!? マスターって、ジュードさんじゃないの!?」
「僕は参謀だよ。このギルドはね、アーカイブスとなったプレイヤーを支援する目的で立ち上げたギルドなんだよ。きっと、君にとって大きな助けとなるはずだ」
「そうだったんですね……」
そうか、さっきの『初心者』っていうのはアーカイブスの初心者ってことだったんだな。
もともとギルドに加入するアテも無かったし、普通に良い人たちだ。断る理由はないだろう。
「ギルド、加入させてください。これから、よろしくお願いします!」
◆
タビトがギルド『猫と蜂蜜』に加入した翌朝――
リンネから汽車で数時間のところにある、高地カノイ。
一年を通してどんよりとした天気。晴れているところを見た者はほとんどいない土地だ。
生息しているモンスターのレベルも高く、まだまだ数としては少ない高レベルプレイヤーにとっては美味しい狩場となっている。
軽甲冑を着たその男は既にHPがほとんど無かった。
血だらけの状態でうつ伏せに倒れている。
「ひ……ひぃ……痛い、痛いぃぃ……こ、ころさないで……ぐぁ!! ごふっ……ぁ………」
首に剣が突き立てられると、男は動かなくなった。
激しく血を飛び散らせ、ガラスが割れるようなエフェクトと共に跡形も無く消えてしまった。
「2か月。チノンも同じだよ。歳は離れているが、兄妹でね。同じ日にソウルズを始めたよ」
見た目だけで言えばそこまで離れているようには見えないが、纏っている雰囲気は明らかに一回りほど違いそうだ。
仲も良さそうだし。
「ジスはね、兄ぃと二人で他のアーカイブスを探してた時に知り合ったんだぁ」
「私もタビトさんと同じよ。ログアウトできなくて街を彷徨っていたの。そこでこの二人に声をかけられて」
「そうだったんですね……」
確かに同じだ。ジスレーヌさんとは違って、俺は自分から声をかけちゃったけど。
「ギルドにはあと二人アーカイブスがいるんだけど、あいにく今日は出払っているんだ――あぁ、食事の準備ができたみたいだよ。チノン、運ぶのを手伝ってあげて」
「はーい」
「私も手伝うわ」
「あ、俺も手伝います」
「タビくんは座ってて。お客さんなんだから!」
「ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな」
ほどなくして、目の前に沢山の料理が運ばれてきた。
肉料理、魚料理、サラダ、ワイン……。
ごま油や香草のような香ばしい匂いがゲームとはいえ食欲をそそる。けど……。
「ワイン……ゲームの世界とはいえ、お酒は……」
俺は現実世界じゃ一応成人しているけど、酒は飲めない。
大学で何度か飲み会に誘われたことはあるけど、あんな不味いものをゴクゴク飲む奴が信じられないんだ。
それでも半ば無理やり酒を勧められることがあるから、飲めない体質ということにしてその場をやり過ごすようになっていた。
「大丈夫だよ。キャラクターコンフィグを開いてみるといい。味調整の項目があるはずだ」
「味調整……ああ、ありました」
「その中にお酒の項目があるだろう? そこで甘みや苦みを調整できる」
なるほど。甘みや苦みの他にも、アルコール度数なんかも調整できるのか。
じゃあ普通のソフトドリンクと同じ味にしようと思ったら、甘さ全振りかな。アルコール度数も0にして……。
「おお! ぶどうジュースみたいな味になった!」
「タビくん、お酒飲めないんだ?」
「ああ、アルコールがダメなわけじゃないんだけど、味が苦手で……って、チノンはお酒飲んでいいのか? 未成年じゃないの?」
「あたし、成人してるよ?」
マジかよ。見た目どう見ても中学生くらいだぞ。
というか俺、いきなりチノンって呼び捨てにしちゃってるな。
向こうが早々にタビくんって呼んでくるから、引っ張られてしまった。
「それにしても、ゲームの中の料理とは思えない。完全に現実世界みたいな料理ですよね」
「このゲームの料理アイテムって、結構こだわって作られているのよ。料理の専門家が監修しているみたい」
いやぁ、そういうレベルじゃないような……。作り物のレベルを遥かに超えてると思うよ。
「さて、そろそろ本題に入ろうか。タビト君」
「はい」
俺は椅子ごとジュードさんの方へ向き直った。
ジュードさんがシステムメニューを操作すると、俺たちの目の前に大きなホワイトボードのような画面が現れた。
「会議システムだ。メンバーには僕を含めた4人を設定しているから、他人からは見えない」
ボード上に『アーカイブスとプレイヤーの違い』という文字がひとりでに入力された。
最近実用化され、ゲームなどに関わらず急速に普及している思考型入力インタフェースというやつだ。
これによってタイピング技術がほぼ過去のものとなってしまい、タイピングの速い大人たちの嘆きがニュース記事になっていたっけ。
「まずは、飢餓の感覚。プレイヤーの時には無かった空腹の感覚がある。今感じているような味覚はプレイヤーにもあったが、食事は必須ではなかった。よって、今後は現実世界と同じように定期的に食事を獲ることになるだろう」
「飢餓を放置しているとどうなるんですか?」
「それも検証してみたが、概ね現実世界と同じ身体反応だった。つまり、とても耐えられるものではない」
「なるほど……食費の心配をしなきゃいけなくなるってことか」
「次に、痛覚。これも現実世界と同じだ。モンスターからダメージを受ければ相応の痛みがある」
「飢餓の感覚があるんだから、痛覚があるのも妥当か……。レベルが上がって、HPが増えれば痛みが軽くなったりしないんですか?」
「痛みの強さは、受けたダメージが最大HPに対して占める割合で決まる」
「つまり、最大HP100のアーカイブスが10のダメージを受けた痛みと、最大HP1000のアーカイブスが100のダメージを受けた痛みは同程度だということだ」
「いかに受けるダメージを小さくするかが重要ってことか……。確かこのゲームって、意図的に攻撃を避けることってできませんでしたよね」
ソウルズ・ワンダーリングの戦闘は基本的にリアルタイム制だけど、プレイヤーは敵の攻撃を意図して避けられないシステムになっている。
「そう、その点が次の違いだ。アーカイブスに限っては、自身の身体反応で相手の攻撃を避けることができるんだ」
「ということは、全体的に見ると普通に現実世界で戦うのと似たような感覚になるってことですか?」
「もちろんスキルごとの再使用規制時間、つまりリキャストタイムなんかの制限はあるけど、かなり近くなったことは間違いない」
つまり敵の攻撃を避けられなかったら、相当の痛みを味わう。最大HPの1割のダメージということは、それを10回食らったら死ぬようなダメージだという事だ。一体どれほどの痛みになるのか、考えたくもない。
「だが、安心してほしい。プレイヤーの時と変わらないこともある。それは、戦闘不能になっても実際に死ぬことはないということだ。死ねばこれまでと同じように、幾ばくかのデスペナルティを支払って拠点都市へ転送されるだけだ」
デスペナルティとはプレイヤーが死んでしまった場合のペナルティで、死んでから一定時間が経過して拠点都市に戻されると、所持金やアイテムの一部が減らされてしまうというものだ。
他にもプレイヤーキルというのがあって、他のプレイヤーに殺された場合は通常のデスペナルティに加えて金やアイテムを奪われてしまうらしい。
死なないという事実に少しホッとしたが、すぐにそれが間違っていることに気づいた。
死の苦しみを味わってなお、死ぬことができず生かされ続ける。その先に、いずれまた死がやってくるのだ。
「それからもう一つ」
「……はい」
「今のところ、ゲームに閉じ込められた人間がいる事実は大々的には知られていない――が、中には薄々感づいているプレイヤーもいるようだ。これは皆にも伝えているんだが、なるべくプレイヤーには僕達がアーカイブスだと言うことは知られないようにしたい」
「どうしてですか?」
「MMOを遊んでいるのは良いプレイヤーばかりではないということだよ」
俺は思わず息を呑んだ。
「もしプレイヤーキラーに狙われたら――」
「そう。掲示板やSNSで噂が立って、沢山のプレイヤーに面白半分で的にされたら、正に生き地獄だ」
「GMコールができないから、運営にも頼れないのよ」
「かといって、他のプレイヤーに助けを求めることもできないし」
ここまで静かに傍聴していたジスレーヌさんとチノンが口を開いた。
「殺されなくとも、監禁される危険性だってある。おまけに非戦闘エリアだと自殺することもできないから、脱出も難しくなる」
監禁……俺やジュードさんにとっても怖いが、女性のアーカイブスにとってはもっと恐ろしいだろう。
改めてアーカイブスでいることの怖さを認識したのか、食卓の雰囲気が暗くなってしまった。
「まあ、現実的にはめったことで他のプレイヤーにバレることはないだろう。ゲームの中に閉じ込められるなんて、ほとんどの人にとっては想像の範囲外だからね。後は、なるべく死ななければいいだけだ」
「そう、死ななければいいのよ、タビト」
「ジスレーヌさん……」
「ここは元々ゲームの世界だから、絶対死なないっていうのは無理かもしれない。でもね、支え合う仲間がいれば、その確率はぐっと小さくなると思うの」
「ジスレーヌの言う通りだよ。このカフェテラス『RainWater』――いや、ギルド『猫と蜂蜜』はそのためにあるんだ」
「ギルド……」
「ふっふっふ。『猫と蜂蜜』マスターとして、タビくん、キミを当ギルドの正式メンバーとして迎え入れよう!」
チノンが立ち上がり、キメ顔でそう宣言した。
「え、ま、マスター!? マスターって、ジュードさんじゃないの!?」
「僕は参謀だよ。このギルドはね、アーカイブスとなったプレイヤーを支援する目的で立ち上げたギルドなんだよ。きっと、君にとって大きな助けとなるはずだ」
「そうだったんですね……」
そうか、さっきの『初心者』っていうのはアーカイブスの初心者ってことだったんだな。
もともとギルドに加入するアテも無かったし、普通に良い人たちだ。断る理由はないだろう。
「ギルド、加入させてください。これから、よろしくお願いします!」
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タビトがギルド『猫と蜂蜜』に加入した翌朝――
リンネから汽車で数時間のところにある、高地カノイ。
一年を通してどんよりとした天気。晴れているところを見た者はほとんどいない土地だ。
生息しているモンスターのレベルも高く、まだまだ数としては少ない高レベルプレイヤーにとっては美味しい狩場となっている。
軽甲冑を着たその男は既にHPがほとんど無かった。
血だらけの状態でうつ伏せに倒れている。
「ひ……ひぃ……痛い、痛いぃぃ……こ、ころさないで……ぐぁ!! ごふっ……ぁ………」
首に剣が突き立てられると、男は動かなくなった。
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