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誰のせい
しおりを挟む春日部のチンポは勃起していた。
ボクサーパンツを脱がす時引っ掛かり、その刺激に春日部は吐息を漏らした。
僕のをしゃぶりなから、尻コキされることを期待してチンポを勃てていたのかと思えば、悔しいくらいに興奮して、いっそ、ぶち込んでしまおうかという気になる。
したら大惨事になるからしないけど。
春日部はシンクの端を両手で掴み、尻を突き出した状態で僕を待っている。
後ろからでも少しだけ見える耳は、ピンク色に染まっている。
エロ過ぎ。
ヤバイくらいに興奮している一方で、この状況をもっとじっくり楽しみたいと算段する自分もいる。
いやらしく尻を撫で、揉んで、割り開くと、春日部の慎ましいアナルが丸見えになった。
春日部は僅かに抗議の声を上げたが、シンクを掴む手にぎゅっと力を入れ、恥ずかしさに耐えている。
そこを守るように周りに生えている毛を撫でると、それだけで春日部は期待で体を震わせた。
「っ、町屋、……頼むッ。」
「……春日部って、ほんと……エロいね。」
話しながら、チンポの先をアナルに擦り付けると、春日部は歓喜の声を上げた。
その後わざと何もせずにいると、春日部は腰をもじもじとさせ、泣きそうな声を出した。
「っ、町屋ァ、……もっと、っ、たのむよ。」
さっきの『頼む』よりも大分弱々しい。
「昨日みたいにすればいい?」
こくこくと前を向いたまま頷く春日部が可愛らしくて、どうせならもっと気持ち良くしてあげようと思い立った。
ちょっと待ってて、と言いベッドルームへ行き、ローションを持ち戻ってくると、春日部は素直にその体勢のままで待っていた。躾のいい犬のようで、愛しい。
春日部は戻ってきた僕の方へ顔だけを向けると、手に持っているものを見て、目を見開いた。その瞳には恐怖の色が宿っていて、誤解をさせたことに気がついた。
「大丈夫。入れたりはしないから。これ塗って擦るだけ。」
「ほんと、だな?」
「うん。せっかく唾液で濡らしてくれたのに、ごめんね?でも、すごく気持ちいいから、春日部も気に入るよ。」
それでも、ローションを使うことに多少の抵抗があるのか、不安げな顔をしている。
しかし、すごく気持ちいい、と僕が断言したこともあり、拒みきれないらしい。
ならばと、実践してみる。
キャップを開け、どろりとした液体を手に取り両手の平を合わせ温める。
春日部の背後から左手でチンポを掴み、ニュルッニュルッと手を動かし扱いてやると、すぐに春日部は艶かしい声を上げた。
扱きながら右手はアナルへ。
シワを撫でるように、ぬるぬる指を動かす。
「っ、気持ちいッ、は、……それ、ヤバッ。」
「でしょ?僕も一緒に気持ち良くなっていい?」
絶対入れないから、とシャツを捲って背中を舐めながら囁くと、春日部はまたこくこくと頷いた。
チンポとアナルから手を離し、普通のものより粘度の高いローションをまた手に取り、チンポにまぶす。
ベタベタになってしまった手は、申し訳ないがキッチンの手拭きタオルで拭わせてもらって、綺麗な手で春日部の腰に手を回す。
右手はチンポへ。
ローションを纏い、いやらしく光るチンポを尻の割れ目に沿わせ、腰を振る。
「っ、春日部の尻、く、凄く気持ち、いいよ。」
「う、うあ、ああッ、お前のチンポ、あ、擦れて、っ、ヤバッ。」
「春日部、自分で尻を動かしてみて?」
春日部は、そんな恥ずかしいことは嫌だと首を振ったが「そうすれば乳首も一緒に触ってあげられるよ」と囁くと、おずおずと尻をチンポに擦り付けるように上下に振った。
やがて、一番気持ちいいポイント――アナルがチンポのカサの部分に引っ掛かる動き――を見つけた春日部は、喘ぎながら必死に尻を押し付け、達した。
僕も春日部の痴態を見せられ、爆発寸前だった。
射精したことで、動きを止め、はーはーと息を吐く春日部から少し離れて、自分のチンポを扱いた。すぐに射精感が込み上げ、春日部のアナルに尿道口をくっ付けた。
チンポの先にヒクヒクと動くアナルを感じ、春日部が出した「あッ」という声に駄目押しをされ、吐き出した。
凄い勢いで出たが、残念ながら口を開けていないアナルには、僕の精液は一滴も入り込まず、尻を伝い股に流れ、そこからポタポタと落ちていった。
「ごめん、またかけちゃった。シャワー浴びよっか。」
脱力している春日部の手を引いて浴室に向かう。シャツを脱がせて表情を伺うと憂い顔。
おそらく、後悔とか罪悪感だとかに襲われている為だろう。
「俺、なんでこんなこと。……くそっ、なんでこんなに、気持ちいいんだよ。」
ぼそりと呟いた言葉に「春日部は何にも悪くないよ」と返し、胸の横にある痕に軽くキスをした。キスマークは昨日は赤かったのに、今は少し茶色く変色している。
シミ汚れのようで愛おしい。
唇を離して、春日部を見つめると、憂い顔から一転、怒ったような顔になり僕を睨んできた。
そして「じゃあ、やっぱりお前のせいなんだな」と吐き出した口は、奪うように激しく僕の唇を食んだ。
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