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【第一章】第一次セトラ村攻防戦
【第二話】セトラ村
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村長は、カラバという名の男性だった。
困り果てている僕の話しにしっかりと耳を傾け、落ち着かせてくれた。
日本という国に居たが、いつの間にかここで倒れていた事も、全て喋った。
「うむ、カイト殿の事情は分かったが・・・」
カラバは腕を組み、僕をここに連れて来た青年と目を合した。
青年はカシュカといい、村長の息子で、ここの自警団の団長をしているという。
「残念だが、私はニホンという国は聞いた事がない。また、カイト殿のような服装も、ここらでは見た事がないな」
部屋着を着ているので、やはり僕は直前まで自室に居たのだ。
「父上、俺が見たところ、カイトは悪い人のようには見えない。盗賊や、罪人ということはないと思う」
盗賊だなんて、やはり時代感覚が僕と違う。
「そうだな、このまま村から出て行っても危険だろうし、カイト君さえ良ければここで暮らさないか?」
僕にとっては、願ってもない事だった。
ここがどこなのか分からず、お金も持っていないのだ。
因みに、部屋着を着ているだけで、スマホなどは何も持っていない。連絡手段も皆無である。
「良いのですか?」
「ああ、しかし働いてはもらうぞ。ただで食わせる余裕は、この村には無いからな」
カラバは笑いながら言った。
カシュカも大きく頷いているので、納得してくれたようだ。
いつか日本に帰るにしても、すぐには無理だ。この村で生活していきながら、少しづつ手掛かりを探していけばいい。
「たしか空き家があったな、カシュカ?」
「ああ、小さいが、一人で住むには充分だろう」
早速僕はカシュカに連れられ、その空き家に向かった。
セトラ村の北には高い山があり、その麓にこの村は位置している。
周囲には田畑が広がっており、村人のほとんどが農業をしているようだ。
村の各所には作物を保存する倉庫のようなものが建っており、そこでの作業は女性が行っていた。
日本では考えられないような生活が、ここでは行われている。
何百年も前の時代にタイムスリップしたようだった。
「ここだ」
カシュカが指差したのは、古めかしい小屋だった。
何年か手入れがされていないようで、蜘蛛の巣などが至る所に張っている。
「小屋の整理は手伝おう。あと、火の起こし方や洗濯、家事のやり方なども教えておく」
あれやこれやと、物事が進んでいた。
その日はカシュカと小屋の掃除をして終わり、夕食は村長の家でご馳走になった。
翌日にはカシュカに家事を教えてもらい、生活に必要な道具などもカラバ村長が揃えてくれた。
あっという間に、知らない土地での一人暮らしが始まったのだった。
そしていつの間にか、三ヶ月の月日が流れた・・・。
困り果てている僕の話しにしっかりと耳を傾け、落ち着かせてくれた。
日本という国に居たが、いつの間にかここで倒れていた事も、全て喋った。
「うむ、カイト殿の事情は分かったが・・・」
カラバは腕を組み、僕をここに連れて来た青年と目を合した。
青年はカシュカといい、村長の息子で、ここの自警団の団長をしているという。
「残念だが、私はニホンという国は聞いた事がない。また、カイト殿のような服装も、ここらでは見た事がないな」
部屋着を着ているので、やはり僕は直前まで自室に居たのだ。
「父上、俺が見たところ、カイトは悪い人のようには見えない。盗賊や、罪人ということはないと思う」
盗賊だなんて、やはり時代感覚が僕と違う。
「そうだな、このまま村から出て行っても危険だろうし、カイト君さえ良ければここで暮らさないか?」
僕にとっては、願ってもない事だった。
ここがどこなのか分からず、お金も持っていないのだ。
因みに、部屋着を着ているだけで、スマホなどは何も持っていない。連絡手段も皆無である。
「良いのですか?」
「ああ、しかし働いてはもらうぞ。ただで食わせる余裕は、この村には無いからな」
カラバは笑いながら言った。
カシュカも大きく頷いているので、納得してくれたようだ。
いつか日本に帰るにしても、すぐには無理だ。この村で生活していきながら、少しづつ手掛かりを探していけばいい。
「たしか空き家があったな、カシュカ?」
「ああ、小さいが、一人で住むには充分だろう」
早速僕はカシュカに連れられ、その空き家に向かった。
セトラ村の北には高い山があり、その麓にこの村は位置している。
周囲には田畑が広がっており、村人のほとんどが農業をしているようだ。
村の各所には作物を保存する倉庫のようなものが建っており、そこでの作業は女性が行っていた。
日本では考えられないような生活が、ここでは行われている。
何百年も前の時代にタイムスリップしたようだった。
「ここだ」
カシュカが指差したのは、古めかしい小屋だった。
何年か手入れがされていないようで、蜘蛛の巣などが至る所に張っている。
「小屋の整理は手伝おう。あと、火の起こし方や洗濯、家事のやり方なども教えておく」
あれやこれやと、物事が進んでいた。
その日はカシュカと小屋の掃除をして終わり、夕食は村長の家でご馳走になった。
翌日にはカシュカに家事を教えてもらい、生活に必要な道具などもカラバ村長が揃えてくれた。
あっという間に、知らない土地での一人暮らしが始まったのだった。
そしていつの間にか、三ヶ月の月日が流れた・・・。
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