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【1章】男爵令嬢メリンダの場合
2.夢のようなひとときと、残酷な現実
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風が静かに吹きすさぶ。
人気のない回廊で、ステファンがメリンダを見つめていた。
「わ……わたくしのことをお呼びになったのですか、殿下?」
こんなことは過去に一度もない。ステファンに呼び止められたことが俄には信じられず、メリンダは思わず目を瞬いた。
「ああ、そうだ。僕は君を待っていた」
ステファンが小さく息を吐き、額の汗をそっと拭う。とても些細な仕草なのに、それだけでメリンダはドキドキしてしまった。
(やっぱりステファン様は素敵。本当に綺麗なお方だわ)
どれだけ望みがないと分かっていても、恋心というものは簡単には捨てられないものだ。
おまけに、こんなにも近くで彼を見るのははじめてのこと。いけないことだと分かっていても、ついつい見惚れてしまう。
(ダメよ、ダメ! ステファン様に対して失礼じゃない)
こんなこと、王族相手に不敬極まりない行為だ。
そもそも、どうして彼はメリンダのことを呼び止めたのだろう? もしかしたら、自分でも気づかないうちに、彼を不快にさせてしまっていたのかもしれない。メリンダの顔が不安で一気に青ざめていった。
「申し訳ございません、殿下。わたくしは一体、どのような粗相をしでかしたのでしょうか……!」
深々と頭を下げつつ、メリンダはギュッと目を瞑る。
自分のなにが悪かったのか聞かなければ分からないあたりが情けない。おそらくはステファンも呆れてしまっただろう。
「粗相? 違うんだ、メリンダ。顔を上げてくれ」
けれど、ステファンは目を丸くし、メリンダの肩に優しく触れた。
(違うの……?)
良かったと胸をなでおろしつつ、彼女はそっと顔を上げる。
ステファンはとても優しい表情でメリンダのことを見つめていた。目があった瞬間、心臓が大きく跳ね上がり、身体が驚くほどに熱くなる。
「あの……殿下はわたくしの名前をご存知だったのですか?」
メリンダは大勢いる使用人のうちの一人でしかない。存在を認識されているかすら分からなかったというのに、ステファンは彼女の名前を呼んでくれた。
愚問だと分かっていながら、メリンダは思わずそう尋ねてしまう。嬉しくて、幸せで、堪らなかった。
「もちろんだ。僕はずっと、君と話がしてみたいと思っていた」
「本当ですか? とても光栄です!」
ステファンの言葉に、メリンダは涙が出そうになる。
この2年間、ステファンのことが好きだった。ずっと彼だけを思っていた。
こんなふうに声をかけられる想像をしては、どんなふうに返事をするか思い描き、幸せな気持ちに浸っていた。
まさかそれが叶う日が来るなんて夢にも思っていなかったというのに。
「あの、それでわたくしに何の御用でしょう?」
「用、というか……さっきも言ったように、僕は君と話がしたかったんだ。いつも妹に親身になって仕えてくれて、とても感謝している」
「まぁ……とんでもないことでございます。それがわたくしの仕事ですから」
存在を認識されているのみならず、仕事ぶりまで見てくれていたらしい。メリンダはなんだか自分がとても誇らしかった。
「いや、僕は本当に感心していたんだ。可愛いし、どんな仕事も笑顔でこなしている姿は見ていてとても清々しかった。素直で明るくて、同僚や侍女頭からの評判も良くて。妹だって『優しくて可愛いメリンダが大好きだ』と言っていた。君のような女性に出会えたことが僕は嬉しい」
ステファンはそう言って、メリンダの手をギュッと握る。メリンダの胸がドキドキと騒いだ。
(変なの。まるで殿下に口説かれているみたい。そんなこと、あるはずがないのに)
変な期待を抱かぬよう、メリンダは心のなかで自分を笑う。
妄想の一端が実現したからといって、何になるというのだろう? そもそも彼は婚約が決まったというし、メリンダに恋心を抱いているはずがない。王太子として、使用人の頑張りを労おうとしてくれているだけだ。
「ありがとうございます。そんなふうに言っていただけて、とても嬉しいです。殿下からのお言葉を胸に、これからも頑張りたいと思っています」
メリンダが言えば、ステファンは目を丸くし、不満げに表情を曇らせる。どうしてそんな顔をするのか分からなくて、メリンダはそっと首を傾げた。
「あの、殿下……?」
「もしかしてメリンダは、僕に興味がないのだろうか?」
「え? そんな、まさか……そのようなことはございませんが」
興味がない? 寧ろその逆。
本当は好きで好きでたまらなかった。婚約者ができた今だって、その気持ちはちっとも変わっていない。
当然、本人にそんなことは言えないので、メリンダは心のなかでそっと抗議をする。
「そうかな? 僕にはとても、そんなふうには見えない。これではまるで、僕だけが君を想っているかのようだ」
「いえ、そんな…………って、え?」
(君を想って?)
メリンダの聞き間違えでなければ、ステファンはたしかにそう口にした。自分の耳が信じられず、メリンダは呆然と目を見開く。
と、そのとき、メリンダの唇を熱い何かが塞いだ。
彼女は思わず目を瞬き、己になにが起こったのかを分析する。
滑らかな美しい肌と、エメラルドのように綺麗な緑色の瞳、風に揺れる美しい金色の髪――――あまりにも至近距離過ぎて、メリンダにはそれしか見えない。
腰を抱き寄せるたくましい腕、頬を撫でる手のひらの感触、それから唇を覆う温もり。心臓がバクバクと鳴り響き、上手に息ができない。
(嘘、でしょう?)
夢だとすればあまりにもメリンダに都合が良く、けれど現実だとするならば驚くほど残酷だ。
メリンダの好きな人――――ステファンは公爵令嬢との婚約が決まった。
けれど今、彼はメリンダにキスをしている。
甘くて、あまりにも苦い口づけ。
メリンダは胸が張り裂けそうな心地がした。
人気のない回廊で、ステファンがメリンダを見つめていた。
「わ……わたくしのことをお呼びになったのですか、殿下?」
こんなことは過去に一度もない。ステファンに呼び止められたことが俄には信じられず、メリンダは思わず目を瞬いた。
「ああ、そうだ。僕は君を待っていた」
ステファンが小さく息を吐き、額の汗をそっと拭う。とても些細な仕草なのに、それだけでメリンダはドキドキしてしまった。
(やっぱりステファン様は素敵。本当に綺麗なお方だわ)
どれだけ望みがないと分かっていても、恋心というものは簡単には捨てられないものだ。
おまけに、こんなにも近くで彼を見るのははじめてのこと。いけないことだと分かっていても、ついつい見惚れてしまう。
(ダメよ、ダメ! ステファン様に対して失礼じゃない)
こんなこと、王族相手に不敬極まりない行為だ。
そもそも、どうして彼はメリンダのことを呼び止めたのだろう? もしかしたら、自分でも気づかないうちに、彼を不快にさせてしまっていたのかもしれない。メリンダの顔が不安で一気に青ざめていった。
「申し訳ございません、殿下。わたくしは一体、どのような粗相をしでかしたのでしょうか……!」
深々と頭を下げつつ、メリンダはギュッと目を瞑る。
自分のなにが悪かったのか聞かなければ分からないあたりが情けない。おそらくはステファンも呆れてしまっただろう。
「粗相? 違うんだ、メリンダ。顔を上げてくれ」
けれど、ステファンは目を丸くし、メリンダの肩に優しく触れた。
(違うの……?)
良かったと胸をなでおろしつつ、彼女はそっと顔を上げる。
ステファンはとても優しい表情でメリンダのことを見つめていた。目があった瞬間、心臓が大きく跳ね上がり、身体が驚くほどに熱くなる。
「あの……殿下はわたくしの名前をご存知だったのですか?」
メリンダは大勢いる使用人のうちの一人でしかない。存在を認識されているかすら分からなかったというのに、ステファンは彼女の名前を呼んでくれた。
愚問だと分かっていながら、メリンダは思わずそう尋ねてしまう。嬉しくて、幸せで、堪らなかった。
「もちろんだ。僕はずっと、君と話がしてみたいと思っていた」
「本当ですか? とても光栄です!」
ステファンの言葉に、メリンダは涙が出そうになる。
この2年間、ステファンのことが好きだった。ずっと彼だけを思っていた。
こんなふうに声をかけられる想像をしては、どんなふうに返事をするか思い描き、幸せな気持ちに浸っていた。
まさかそれが叶う日が来るなんて夢にも思っていなかったというのに。
「あの、それでわたくしに何の御用でしょう?」
「用、というか……さっきも言ったように、僕は君と話がしたかったんだ。いつも妹に親身になって仕えてくれて、とても感謝している」
「まぁ……とんでもないことでございます。それがわたくしの仕事ですから」
存在を認識されているのみならず、仕事ぶりまで見てくれていたらしい。メリンダはなんだか自分がとても誇らしかった。
「いや、僕は本当に感心していたんだ。可愛いし、どんな仕事も笑顔でこなしている姿は見ていてとても清々しかった。素直で明るくて、同僚や侍女頭からの評判も良くて。妹だって『優しくて可愛いメリンダが大好きだ』と言っていた。君のような女性に出会えたことが僕は嬉しい」
ステファンはそう言って、メリンダの手をギュッと握る。メリンダの胸がドキドキと騒いだ。
(変なの。まるで殿下に口説かれているみたい。そんなこと、あるはずがないのに)
変な期待を抱かぬよう、メリンダは心のなかで自分を笑う。
妄想の一端が実現したからといって、何になるというのだろう? そもそも彼は婚約が決まったというし、メリンダに恋心を抱いているはずがない。王太子として、使用人の頑張りを労おうとしてくれているだけだ。
「ありがとうございます。そんなふうに言っていただけて、とても嬉しいです。殿下からのお言葉を胸に、これからも頑張りたいと思っています」
メリンダが言えば、ステファンは目を丸くし、不満げに表情を曇らせる。どうしてそんな顔をするのか分からなくて、メリンダはそっと首を傾げた。
「あの、殿下……?」
「もしかしてメリンダは、僕に興味がないのだろうか?」
「え? そんな、まさか……そのようなことはございませんが」
興味がない? 寧ろその逆。
本当は好きで好きでたまらなかった。婚約者ができた今だって、その気持ちはちっとも変わっていない。
当然、本人にそんなことは言えないので、メリンダは心のなかでそっと抗議をする。
「そうかな? 僕にはとても、そんなふうには見えない。これではまるで、僕だけが君を想っているかのようだ」
「いえ、そんな…………って、え?」
(君を想って?)
メリンダの聞き間違えでなければ、ステファンはたしかにそう口にした。自分の耳が信じられず、メリンダは呆然と目を見開く。
と、そのとき、メリンダの唇を熱い何かが塞いだ。
彼女は思わず目を瞬き、己になにが起こったのかを分析する。
滑らかな美しい肌と、エメラルドのように綺麗な緑色の瞳、風に揺れる美しい金色の髪――――あまりにも至近距離過ぎて、メリンダにはそれしか見えない。
腰を抱き寄せるたくましい腕、頬を撫でる手のひらの感触、それから唇を覆う温もり。心臓がバクバクと鳴り響き、上手に息ができない。
(嘘、でしょう?)
夢だとすればあまりにもメリンダに都合が良く、けれど現実だとするならば驚くほど残酷だ。
メリンダの好きな人――――ステファンは公爵令嬢との婚約が決まった。
けれど今、彼はメリンダにキスをしている。
甘くて、あまりにも苦い口づけ。
メリンダは胸が張り裂けそうな心地がした。
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