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壱、
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…あ、そー言えば、こないだ某所某中学校の近くを通ったら、ライク・ゴミ屋敷なテイストのファサード佇まい雰囲気、隣家境界線には擁壁ではなく土塀でもなくコンクリートブロックが建っていたのだけれどもそんな家が在って、その、家屋とコンクリートブロックの間の空間を埋めるようにして、我々からしたらゴミでしかないものの、しかし、その家屋の住民からしたらお宝でしかないものと思われるものが、大体、人間の身長の高さぐらいまでところどころまちまちではあるものの堆く降り積もり敷き詰めて在って(所謂、デッドスペースの有効活用)、建物のすぐ眼ノ前を通る道路、その限界ギリギリまで、元は庭であったと思しき場所にもなんか その家での生活から排出されたものではないと思われる 廃棄物、例えば、自動車のパーツだとか看板広告、家庭用電化製品に、仏壇仏具、及び 工事現場の廃材などに至るまで、ありとあらゆる種別のゴミと云うゴミがまるでリサイクルを希望し自らの意思をもって集まったかの如く集結していて現場はあたかもプログレッシヴ ゴミ フェスティバル、の・よ・う・な状態、近くを 通る人、そのひとりひとりに望む望まざるの選択と選択に掛かる時間の猶予を与えず我々の心を突き動かし 捉えて 離さず 掻き乱し 撹乱 & 惑乱(& 訳、判らん!)、千々に砕け散った 心を再構築するサーチ & デストロイの魂で人心掌握 お手のもの、所謂、人心の乱を巻き起こし、また、好む好まざるに拘わらずアイキャッチを免れることは 決して叶わずドキドキハラハラせずにはいられず意識 H.A.Z.A.R.D. ,仰け反るような 次元の歪みに心奪われながらマイハートはガチ拉致されて朦朧としながら、暫時、恍惚として我に返らずだったのだけれども、ゴミの山の中には 見開きページが 開かれたまんま廃棄されている 週刊誌が、わざわざオレの眼につくように 置いているように 在ってそれに 眼をやると、何故か、オレが突撃スクープされていて、カラー・ページ特集。公園なんか何十年も行っていないのにもかかわらずどっかの公園のベンチに腰掛けている。オレは其処で一体何をしていたのだ?そして、今、ここで何をしているのだ?また、写真の実像はピントがズレていてボヤけてい、なんだか虚像のようで余りはっきりせずぼうっとしているものの確かにオレらしい。だって、名前がそう書いてある。非現実的な出来事に現を抜かし、精神状態、煉獄のようなありさまであったのにもかかわらず、それを誤魔化すようにして涼しい 顔をして通り過ぎようとした刹那、家屋とコンクリートブロックのあいだの空間を埋めるようにしてゴミが降り積もっていると先に述べたのだけれどもはたと見たら、実は、地に足をつけることが出来る僅かなスペース空間が存在してい、デッドスペースの中にもリヴィングスペース憩いの場、ゴミが敷き詰められた場所の僅かにゴミが占領していないエリアに老婆がひとり立っていて、何やら問わず語りをしていたのだけれども、オレは全く聴いてはいなかったし聴きたいとも思わなかった。自らの気配も消え失せるよう、意識を遥か遠く彼方に追いやってしまおうとしていたところ、ふと気づくと、老婆は既にその場所から居なくなっていた。そして、ゴミを掻き分け、こちらに 向かって 歩いて 来ている。今にも眼の前に立ちはだかろうとしているそんな老婆を前に、周りを見渡すと、パトカーの赤色灯が周辺地域を照らしている。辺りは密やかにZ.A.W.A.M.E.K.I.始め 一刻も早くこの場所から離れたくなった。老婆から何か話し掛けられそうに なったのだけれども、N.A.N.D.A.K.A. おそろしくなって、何か言おうとしていたのだけれとも、何も聴かず、嗄れた呼び留めるような声の後ろ髪を振り切って半ば に近い速度で歩きながら、もう大丈夫だろうと思ったのだけれども それでも まだ 気配を感じて 後ろをふと 振り返ると、瞳がキラリと輝く黒い仔猫が執拗な迄にオレの後をついて来る。そして、いつの間にか二足歩行で横並び、伴走するようにして一緒に歩いていて、もしもこちらから何か話し掛けたら普通の猫に戻ってしまうのだろうか?とオレは考えたのでずうっと黙って歩いていた。すれ違おうとした女の人が不思議そうにオレたちの顔を覗き、 「あなたたちは堕落したこの世界を美しいと思う?」と、N.A.N.I.Y.A.R.A.意味深なことを告げて去って行った。傍らの桜が綺麗だった。しかし、その桜は構図が妙だ。こちらから俯瞰して見たような構図となり地平面に対して平行に生えている。オルガンで奏でられた輪舞曲が流れている。この世のものとは、到底 思えないような。釘男(手足に釘が突き刺さっている)が、手足を暴れさせて歩道橋から豪快に落ちて来た。そして、「標本にして売られてしまう~!」と、叫ぶ。鉄製の柵を捻じ曲げて、オレは観覧車に黒猫と一緒に乗ろうとした...
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