譫妄のラプソティは蒼穹に吸い込まれ何れは闇と戯れる...

壱、

降ったり止んだりで上がったり下がったり病める時も健やかなるときも俺の精神は晴れときどき豚だから夢破れたり願ったり叶ったり中臣鎌足、行って帰って死ぬまでものの一瞬、自宅待機して数分で餓死するのはやだからこれくらいならなんとか保つだろ？ッてンで宵越しのちゃんと銭は持って、傘は持たずにお兄さんどちらまで？ちょいとそこのコンビニまで、花嫁探しに！よろしいでんなァ？ほな！なんて流暢なこと言ってられないから、夏場は上半身裸で近所をうろついてる平身低頭ドラッギーなおじさんから言われたり俺も言ったりせずに、コンビニ強盗なんかもせずちょいとぶらり日照り旅、十手一人分、お願いします！なんて酔狂なことわりも入れずに清く正しく美しくいつでもどこでも力いっぱいがんばる子のオイラはコンビニ行ったはいいが行きはよいよい帰りはこわい、弾け飛んだ記憶のピース。メイトカロリーにＲ.Ｉ.Ｔ.Ｚ.プリーーーーーズ！！！！！そいつにコンビニ珈琲があれば生きていけると思ってる俺の狂い咲くエピソードはエピローグ。ドキドキするよなイカレタ人生。烏滸がましいかも知れないが晴れ晴れしい買い物を潔く無事終えて店を出たらば土砂降りによる荒天の洗礼、雷神さまから唾を引っ掛けられ風神さまから屁をぶっ掛けられヌタ神様からはいきなりビンタ喰らったような心持ちで、コンビニエンスストアーの庇で暫く雨宿りして帰って来たのだけれども、そしたら、俺は、果たして一体、如何やって！？何しに行って来たのだ！？と、最初、そこまで俺は耄碌したのかよ？やばいだろ？（いや、マジでッ！？）と訝ること数秒、玄関先の郵便受け傍らにに置きっぱ挿しっぱにしてあった筈の俺の〆〆クラゲ傘が忽然とと消え茫然自失、ずぶ濡れになりながらその足で放心状態のまんま夢遊病者の足取りで向かい、もしかしたら傘を持ってコンビニ行って買い物して店を出た途端、その持って来たことを忘れて傍らの傘置きであるじに見放された傘を置き去りにしてアホの如くに雨宿りしてから帰って来たのか？俺は！と、コンビニまでまたぞろ行って確認したのだけれども、やっぱり見当たらず。ほんの数分の間が魔の刻、眼を離した隙に急な雨、狐の嫁入り豪雨、こいつァちょうどいいや！ってンでってしてやられた！都会では自殺する若者それより大事なのは今日の雨、傘がない、行かなくちゃ。