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Ver.5.0 ~世界の焔と、導きの篝火~
ver.5.1-103 元は何が良いのだろうか
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プレイヤーの手によって開かれる、オンライン上のコスプレイベント。
現実では確実に着こなすのが難しいような代物であったとしても、装備品としてどうにか着ることが出来るのであれば、多少の無茶は押しとおるもの。
でも、そこまで凝ったものを作る気は無いのでやりこみ過ぎるわけではないが…参加すると決めれば、ある程度のものを着たくもなる。
「でも、どういうのが良いのか…基本的には魔導船を擬人化したような衣装が進められているけど、流石に女装するのはなぁ」
「黒き女神で女の子になれるよね?」
「絶対に黒き女神の姿でコスプレする気はないぞ」
というか、以前コスプレモドキなことになったような…バニーもコスプレに該当するのだろうか。アレは、嫌な黒歴史だった…
そんな過去のことを思い出しつつ、ハルはミントと一緒に何にコスプレするか話し合う。
なお、コスプレ用装備の素材に関しては、グレイ号船内で作成が可能なので、特殊なモンスターのドロップアイテムを使用することが無ければ、大抵のものがそろえることが可能だろう。
「うーん、船つながりで乗り物関係とか…ああ、アニメとかであるような列車や車が変改した姿とかいいかも」
「パワードスーツみたいに、手足のほうの武装に集中させた方が、動きやすさもあるかもね」
ちょうどいいものがないか調べてみると、結構多い。
サイズ等は違うので手を加える必要はあるが、それでもどれも面白そうに見えてくるだろう。
「うん、どれも良いな…パワードスーツみたいにするのも良いけど、がちがちに固めてロボットぽくなるのもありか」
「ハルがそれを選ぶなら、私は合わせてヒロイン役のコスプレが良いかも。どれが良いのかな?蒸気合体戦士だと爆殺エンジェルだし、勇者ものだと呪妖精とかあるし…これがこれで迷うね」
「ちょっと待って、なんか物騒なヒロインばかりじゃない?明らかに主役のメカよりやばそうなんだけど」
「いやいや、流石に一部だけだよ。でも、それなら違う作品の魔法少女ものとかアイドルものとか、そっちの方にしたほうが良いのかな?君は完璧で無敵のとか…」
うーん、それならば問題ないのだろうか。
下手に変なのを選択するよりも、まともな方を選択してもらったほうが良いかもしれない。
「ところでハル、コスプレをすると決めて材料を揃えても、作ってもらう宛てはどうするの?」
「ロロ、作れるか?」
【問題ないのデス。衣服の裁縫に関しては、使用人としての仕事としてお任せアレなのデス!】
力強い返事をしてもらったので、装備品作成に関しては問題ないだろう。
【しかし、ただのコスプレ衣装装備なのももったいないですネ。今後の運用も可能なように、実用的なものにいたしましょうカ?】
「例えばどういう風にできるの?」
【音声認識で、変形ですネ。あとは、グレイ号からエネルギーを転送して、バッテリーなしでの発行システムや、ビームを発射等…】
武装を付けたら誤爆の恐れがあるので、それはやめてもらいたい。
けれども、後での運用を考えるのならば、イベント後に付けてもらっても良いのかもしれない。
色々と案を練りつつ、着実に準備を進めていくのであった…
ポッペ~ン♪
「ん?何の音?」
「あ、メールの着信音だ。最近ちょっと変えて…おや、ぽっけねこさんからのお誘いメールだ。…コスプレ用資材&AL調達のために、宇宙海賊狩りを行えないか、って内容か…うーん、資材はグレイ号で作成できるけど、狩りに行くのも悪くはないかもね」
フレンドと協力するのも良いし、ちょっとは宇宙フィールド内を平和にできそうだからありか。
ん?でもネット情報を見ると、最近宇宙海賊がちょっと減りつつあるってニュースもあるが…まぁ、絶滅していないのであれば、問題あるまい。多分。
現実では確実に着こなすのが難しいような代物であったとしても、装備品としてどうにか着ることが出来るのであれば、多少の無茶は押しとおるもの。
でも、そこまで凝ったものを作る気は無いのでやりこみ過ぎるわけではないが…参加すると決めれば、ある程度のものを着たくもなる。
「でも、どういうのが良いのか…基本的には魔導船を擬人化したような衣装が進められているけど、流石に女装するのはなぁ」
「黒き女神で女の子になれるよね?」
「絶対に黒き女神の姿でコスプレする気はないぞ」
というか、以前コスプレモドキなことになったような…バニーもコスプレに該当するのだろうか。アレは、嫌な黒歴史だった…
そんな過去のことを思い出しつつ、ハルはミントと一緒に何にコスプレするか話し合う。
なお、コスプレ用装備の素材に関しては、グレイ号船内で作成が可能なので、特殊なモンスターのドロップアイテムを使用することが無ければ、大抵のものがそろえることが可能だろう。
「うーん、船つながりで乗り物関係とか…ああ、アニメとかであるような列車や車が変改した姿とかいいかも」
「パワードスーツみたいに、手足のほうの武装に集中させた方が、動きやすさもあるかもね」
ちょうどいいものがないか調べてみると、結構多い。
サイズ等は違うので手を加える必要はあるが、それでもどれも面白そうに見えてくるだろう。
「うん、どれも良いな…パワードスーツみたいにするのも良いけど、がちがちに固めてロボットぽくなるのもありか」
「ハルがそれを選ぶなら、私は合わせてヒロイン役のコスプレが良いかも。どれが良いのかな?蒸気合体戦士だと爆殺エンジェルだし、勇者ものだと呪妖精とかあるし…これがこれで迷うね」
「ちょっと待って、なんか物騒なヒロインばかりじゃない?明らかに主役のメカよりやばそうなんだけど」
「いやいや、流石に一部だけだよ。でも、それなら違う作品の魔法少女ものとかアイドルものとか、そっちの方にしたほうが良いのかな?君は完璧で無敵のとか…」
うーん、それならば問題ないのだろうか。
下手に変なのを選択するよりも、まともな方を選択してもらったほうが良いかもしれない。
「ところでハル、コスプレをすると決めて材料を揃えても、作ってもらう宛てはどうするの?」
「ロロ、作れるか?」
【問題ないのデス。衣服の裁縫に関しては、使用人としての仕事としてお任せアレなのデス!】
力強い返事をしてもらったので、装備品作成に関しては問題ないだろう。
【しかし、ただのコスプレ衣装装備なのももったいないですネ。今後の運用も可能なように、実用的なものにいたしましょうカ?】
「例えばどういう風にできるの?」
【音声認識で、変形ですネ。あとは、グレイ号からエネルギーを転送して、バッテリーなしでの発行システムや、ビームを発射等…】
武装を付けたら誤爆の恐れがあるので、それはやめてもらいたい。
けれども、後での運用を考えるのならば、イベント後に付けてもらっても良いのかもしれない。
色々と案を練りつつ、着実に準備を進めていくのであった…
ポッペ~ン♪
「ん?何の音?」
「あ、メールの着信音だ。最近ちょっと変えて…おや、ぽっけねこさんからのお誘いメールだ。…コスプレ用資材&AL調達のために、宇宙海賊狩りを行えないか、って内容か…うーん、資材はグレイ号で作成できるけど、狩りに行くのも悪くはないかもね」
フレンドと協力するのも良いし、ちょっとは宇宙フィールド内を平和にできそうだからありか。
ん?でもネット情報を見ると、最近宇宙海賊がちょっと減りつつあるってニュースもあるが…まぁ、絶滅していないのであれば、問題あるまい。多分。
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