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騎士王国ナイトガーデン編
変装しつつ、見守りましょう。
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2ヶ月ぶりの更新故、軽い前回までのあらすじ(箇条書き)
・ディー&ルーシア、騎士王国ナイトガーデン滞在
・第3王子レラーシアと、ルーシア、互いに恋心を抱いたようである。
・ディーと、女王ガルティアは、それぞれの利害を一致させ、二人をくっつけようかと画策。
・今回、お土産探しをルーシアに、本屋へのおつかいをレラーシアにさせ、場が買いでばったり鉢合わせさせる。
・後方で、その様子を変装した姿でディーとガルティアは互に見守る。
―――――――――――――――――――――――――――――
SIDEディー&ガルティア女王
「お、二人とも一緒に歩き始めたな」
「互いに行き先が近いようにしたとはいえ、幸先が良いのぅ」
ミミックゆえに表情が作りがたいディーであったが、顔がきちんとあれば、今のガルティア女王と同じようにニヤニヤしながら見ていたであろう。
一緒に歩き始めたルーシアと、レラーシアの動きを見て、こっそりディーとガルティア女王は後を付けていた。
‥‥‥とはいっても、素の姿のままではバレるので変装している。
ディーの場合は、とりあえず適当に用意した荷台に乗って、ただの荷物のふりを。
ガルティア女王の場合は、変装用の魔道具があるので行商人に化け、ディーを乗せた荷馬車を動かしていた。
「本屋と土産物の店だったらどっちの方が早く着くっけ?」
「土産物の方じゃな。ただ、本を見たいかもしれぬし二人ともまっすぐ行くじゃろう」
バレないように魔法で声をガルティア女王にディーが伝えると、ガルティア女王は小声で返答した。
「…‥‥しかし、ここで何か起きたほうが良いよな」
「うむ、ただ歩くだけでは面白くはないのじゃ。ここはまずお主が思いついたテンプレとやらを実行させる時かのぅ」
「実行できるか?」
「ああ、可能じゃ。計算上そろそろこの辺で…‥‥」
―――――――――
SIDEルーシア&レラーシア
‥‥‥互いに土産物と本という目的がありながらも、向かう方向は同じだったのでルーシアとレラーシアの二人は一緒に向かっていた。
「あら、レラーシア王子こんにちわー」
「ああ、こんにちわ」
「王子ー、今日はこっちの店でいい本が入っているぞー」
「それはできれば取っておいてくれ。今は母上に頼まれた物を取りに行くからな」
城下街を歩き、王子に気が付く者たちは皆気さくに王子に話かける。
その様子を見て、ルーシアは不思議に思った。
「あれ?レラーシアさんってもしかしてかなり慕われているのかニャ?」
「ん?そうかもしれないね。流石に母上のようにぶっ飛んで暴れまわらないが、やはり民の生活を知るのは上に立つ者の務めであり、その暮らしを守るために、たまにこうやって城下街に出ていたりするんだよ」
ルーシアのイメージ的には、こういった王子などは引きこもる感じがあったのだが、どうもそうではないらしい。
きちんと城下街を見てまわり、ときには辺境にもおもむき、しっかり皆を見て回る。
一人で出歩いているので危険性はないのかと言いたいが、どうやらレラーシアは引き籠りもやしでもなく、きちんと剣術なども習っているので、そこそこの相手なら大丈夫だというのだ。
「なるほど…‥いい王子様ニャ!」
にこやかにそういうルーシア。
その笑顔に、一瞬レラーシアはあっけに取られて、ついずっと見たくなったが‥‥‥恋愛的にはまだまだお子様なところがあるのか、すぐに表情を戻した。
「ああ、いい王子というか、上に立つ者として当たり前のことをしているだけさ。こういうのも母上に見て学んでいるからなぁ‥‥‥」
「あのガルティア女王様の息子だからかニャ?」
「そういうこと。民をいつも思い、僕らに対しても思ってキチンと接してくれる母上は手本としてもいいだろう。…‥‥たまに、かってに城を抜け出して行方不明になるのはやめてほしいけどね」
「あははは‥‥‥」
ちょっとガクッとしたレラーシアに、ルーシアは同情した。
けれども、互いに好印象はあり、良い雰囲気になっていたその時であった。
「きゃぁぁぁぁ!!」
「何だニャ!?」
「なんだ!?」
突然城下街で出た悲鳴。
その方向を二人が見てみれば、なにやらどたどたとひょろいおっさんが何かを抱えて走っていた。
その後ろでは、走る女性が。
「ひったくりよぉぉぉ!!」
「今月の生活費が入ったカバンを返してぇぇぇ!!」
そのひったくりは人ごみを押しのけ、逃げようとしていた。
‥‥‥けれども、彼は運が悪かった。
その向かう先には、ルーシアたちがいて、未知を防ぐように立っていたのである。
「どけどけどけぇぇぇ!!」
邪魔だと言わんばかり、腕を振り回し向かってくるひったくり。
けれども、そんなものに対しては、二人は弱者としか見えなかった。
「レラーシアさん!」
「わかっている!!」
速攻でアイコンタクトをかわし、二人は動いた。
「足払い!」
ずざぁぁぁ!!っと足元にルーシアが潜り込み、ひったくりのおっさんの足を蹴り飛ばし、転ばさせる。
「がっつ!?」
勢いあまってゴロゴロと転がり、何とかひったくりが体を起こそうとした時、手足に激痛を感じた。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」
「ひったくりを捕らえたぞ!!」
見事に関節技を決め、レラーシアはひったくりを取り押さえたのであった。
―――――――――――――――――――――――
SIDEディー&ガルティア女王
「‥‥‥あれぇ?なんか思っていたのと違う」
「ま、まぁ、結果オーライじゃないかのぅ?」
ひったくりが駆けつけてきた衛兵たちに連行され、ルーシアとレラーシアがお礼を言われている姿を見ながら、後を付けていたディーとガルティア女王はそうつぶやいた。
人ごみの多い城下街ではひったくりが出ることもあり、こうやってタイミング来てくれることもある。
なので、この場合てっきりルーシアの前にレラーシアが立ち、彼一人で押さえるだろうと二人は考えていたのだが‥‥‥まさかの彼女も参戦して、二人で協力してひったくりを捕らえるとは考えもつかなかったのである。
「そういえば、ルーシアも一応そこそこ強いんだっけか」
すっかり忘れていたが、彼女は動きが素早い猫の獣人でもあり、冒険者で案外強い。
それに、たまにディーと一緒に特訓をしていたりするので、さらに強くなっているはずである。
その為、今回守られるのではなく、互いに協力してひったくりを捕まえる流れになってしまったようであった。
「互いに一瞬でアイコンタクトして連携したし、そのあたりは即席でも心が通じたかな?」
「相性は良さそうなのじゃが‥‥‥あ、今カップルに間違われて、互いに顔を赤くしたのじゃ。脈はあるようじゃが‥‥‥ヘタレじゃのぅ」
「全くだよなぁ」
互いに好き勝手言ったが、結果としては、どうやら互いに意識し始めたようである。
「よし、次に目的地へたどり着く前に、テンプレ2を実行したほうが良いか」
「そのあたりは準備万端じゃ!」
ぐっと指を立て、そう言い切ったガルティア。
…‥‥すでに、テンプレとなるであろうことをいくつも偶然なるように仕込み、作戦は無事に遂行されている。
その事を知らぬのは、ルーシアとレラーシアだけであり、ディーとガルティア女王はニヤニヤしながら見守るのであった。
「‥‥‥そういえば、ガルティア女王陛下。貴女の息子の第2王子も今この城下街にいるのでは?」
「テンプレ仕込みにはちょうどいいじゃろう。・・・・・・我が子とはいえ、どうも誤った道に進もうとしておるようじゃし、一度ここで痛い目を見てもらったほうが良いからのぅ」
母としての顔を持ちつつ、女王の立場として国を思うガルティア女王。
利益となるためにも、間違った道へ行こうとしているらしい第2王子を利用するのにもためらいはなく、ここでうまい事まともになってくれるよう狙っているようであった‥‥‥
―――――――――
【作者からのお知らせ】
久し振りの更新、お待たせいたしました。やや不定期ですが、こちらの更新も何とかしていきたいと思います。
現在、連載中の作品である『黄金の魔導書使い -でも、騒動は来ないで欲しいー 』も、どうぞよろしくお願いいたします。
・ディー&ルーシア、騎士王国ナイトガーデン滞在
・第3王子レラーシアと、ルーシア、互いに恋心を抱いたようである。
・ディーと、女王ガルティアは、それぞれの利害を一致させ、二人をくっつけようかと画策。
・今回、お土産探しをルーシアに、本屋へのおつかいをレラーシアにさせ、場が買いでばったり鉢合わせさせる。
・後方で、その様子を変装した姿でディーとガルティアは互に見守る。
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SIDEディー&ガルティア女王
「お、二人とも一緒に歩き始めたな」
「互いに行き先が近いようにしたとはいえ、幸先が良いのぅ」
ミミックゆえに表情が作りがたいディーであったが、顔がきちんとあれば、今のガルティア女王と同じようにニヤニヤしながら見ていたであろう。
一緒に歩き始めたルーシアと、レラーシアの動きを見て、こっそりディーとガルティア女王は後を付けていた。
‥‥‥とはいっても、素の姿のままではバレるので変装している。
ディーの場合は、とりあえず適当に用意した荷台に乗って、ただの荷物のふりを。
ガルティア女王の場合は、変装用の魔道具があるので行商人に化け、ディーを乗せた荷馬車を動かしていた。
「本屋と土産物の店だったらどっちの方が早く着くっけ?」
「土産物の方じゃな。ただ、本を見たいかもしれぬし二人ともまっすぐ行くじゃろう」
バレないように魔法で声をガルティア女王にディーが伝えると、ガルティア女王は小声で返答した。
「…‥‥しかし、ここで何か起きたほうが良いよな」
「うむ、ただ歩くだけでは面白くはないのじゃ。ここはまずお主が思いついたテンプレとやらを実行させる時かのぅ」
「実行できるか?」
「ああ、可能じゃ。計算上そろそろこの辺で…‥‥」
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SIDEルーシア&レラーシア
‥‥‥互いに土産物と本という目的がありながらも、向かう方向は同じだったのでルーシアとレラーシアの二人は一緒に向かっていた。
「あら、レラーシア王子こんにちわー」
「ああ、こんにちわ」
「王子ー、今日はこっちの店でいい本が入っているぞー」
「それはできれば取っておいてくれ。今は母上に頼まれた物を取りに行くからな」
城下街を歩き、王子に気が付く者たちは皆気さくに王子に話かける。
その様子を見て、ルーシアは不思議に思った。
「あれ?レラーシアさんってもしかしてかなり慕われているのかニャ?」
「ん?そうかもしれないね。流石に母上のようにぶっ飛んで暴れまわらないが、やはり民の生活を知るのは上に立つ者の務めであり、その暮らしを守るために、たまにこうやって城下街に出ていたりするんだよ」
ルーシアのイメージ的には、こういった王子などは引きこもる感じがあったのだが、どうもそうではないらしい。
きちんと城下街を見てまわり、ときには辺境にもおもむき、しっかり皆を見て回る。
一人で出歩いているので危険性はないのかと言いたいが、どうやらレラーシアは引き籠りもやしでもなく、きちんと剣術なども習っているので、そこそこの相手なら大丈夫だというのだ。
「なるほど…‥いい王子様ニャ!」
にこやかにそういうルーシア。
その笑顔に、一瞬レラーシアはあっけに取られて、ついずっと見たくなったが‥‥‥恋愛的にはまだまだお子様なところがあるのか、すぐに表情を戻した。
「ああ、いい王子というか、上に立つ者として当たり前のことをしているだけさ。こういうのも母上に見て学んでいるからなぁ‥‥‥」
「あのガルティア女王様の息子だからかニャ?」
「そういうこと。民をいつも思い、僕らに対しても思ってキチンと接してくれる母上は手本としてもいいだろう。…‥‥たまに、かってに城を抜け出して行方不明になるのはやめてほしいけどね」
「あははは‥‥‥」
ちょっとガクッとしたレラーシアに、ルーシアは同情した。
けれども、互いに好印象はあり、良い雰囲気になっていたその時であった。
「きゃぁぁぁぁ!!」
「何だニャ!?」
「なんだ!?」
突然城下街で出た悲鳴。
その方向を二人が見てみれば、なにやらどたどたとひょろいおっさんが何かを抱えて走っていた。
その後ろでは、走る女性が。
「ひったくりよぉぉぉ!!」
「今月の生活費が入ったカバンを返してぇぇぇ!!」
そのひったくりは人ごみを押しのけ、逃げようとしていた。
‥‥‥けれども、彼は運が悪かった。
その向かう先には、ルーシアたちがいて、未知を防ぐように立っていたのである。
「どけどけどけぇぇぇ!!」
邪魔だと言わんばかり、腕を振り回し向かってくるひったくり。
けれども、そんなものに対しては、二人は弱者としか見えなかった。
「レラーシアさん!」
「わかっている!!」
速攻でアイコンタクトをかわし、二人は動いた。
「足払い!」
ずざぁぁぁ!!っと足元にルーシアが潜り込み、ひったくりのおっさんの足を蹴り飛ばし、転ばさせる。
「がっつ!?」
勢いあまってゴロゴロと転がり、何とかひったくりが体を起こそうとした時、手足に激痛を感じた。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」
「ひったくりを捕らえたぞ!!」
見事に関節技を決め、レラーシアはひったくりを取り押さえたのであった。
―――――――――――――――――――――――
SIDEディー&ガルティア女王
「‥‥‥あれぇ?なんか思っていたのと違う」
「ま、まぁ、結果オーライじゃないかのぅ?」
ひったくりが駆けつけてきた衛兵たちに連行され、ルーシアとレラーシアがお礼を言われている姿を見ながら、後を付けていたディーとガルティア女王はそうつぶやいた。
人ごみの多い城下街ではひったくりが出ることもあり、こうやってタイミング来てくれることもある。
なので、この場合てっきりルーシアの前にレラーシアが立ち、彼一人で押さえるだろうと二人は考えていたのだが‥‥‥まさかの彼女も参戦して、二人で協力してひったくりを捕らえるとは考えもつかなかったのである。
「そういえば、ルーシアも一応そこそこ強いんだっけか」
すっかり忘れていたが、彼女は動きが素早い猫の獣人でもあり、冒険者で案外強い。
それに、たまにディーと一緒に特訓をしていたりするので、さらに強くなっているはずである。
その為、今回守られるのではなく、互いに協力してひったくりを捕まえる流れになってしまったようであった。
「互いに一瞬でアイコンタクトして連携したし、そのあたりは即席でも心が通じたかな?」
「相性は良さそうなのじゃが‥‥‥あ、今カップルに間違われて、互いに顔を赤くしたのじゃ。脈はあるようじゃが‥‥‥ヘタレじゃのぅ」
「全くだよなぁ」
互いに好き勝手言ったが、結果としては、どうやら互いに意識し始めたようである。
「よし、次に目的地へたどり着く前に、テンプレ2を実行したほうが良いか」
「そのあたりは準備万端じゃ!」
ぐっと指を立て、そう言い切ったガルティア。
…‥‥すでに、テンプレとなるであろうことをいくつも偶然なるように仕込み、作戦は無事に遂行されている。
その事を知らぬのは、ルーシアとレラーシアだけであり、ディーとガルティア女王はニヤニヤしながら見守るのであった。
「‥‥‥そういえば、ガルティア女王陛下。貴女の息子の第2王子も今この城下街にいるのでは?」
「テンプレ仕込みにはちょうどいいじゃろう。・・・・・・我が子とはいえ、どうも誤った道に進もうとしておるようじゃし、一度ここで痛い目を見てもらったほうが良いからのぅ」
母としての顔を持ちつつ、女王の立場として国を思うガルティア女王。
利益となるためにも、間違った道へ行こうとしているらしい第2王子を利用するのにもためらいはなく、ここでうまい事まともになってくれるよう狙っているようであった‥‥‥
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【作者からのお知らせ】
久し振りの更新、お待たせいたしました。やや不定期ですが、こちらの更新も何とかしていきたいと思います。
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関s他う←観察?だと思う。
パソでローマ字打ちだと思うから、
正しい文字の推理は可能だけど、、、
投稿前に確認してください。
楽しく読ませていただいています。さて、最新話でディーの会話の中に、誤字と打ち込みのミスがありましたので、お伝えします。
了解。
確認し、修正を行います
楽しく拝見させていただいております…が!
あまりにも誤字が多くて、意味が分からなくなる箇所も多く見受けられます、アイデアは良いのに、読む気力が削がれるのが勿体無いと思います。
誤字に気をつけ今後も頑張って下さい。
基本ストーリー重視ですが、出来るだけ直す機会があれば直していきたいと思います。
読んでくださり、どうもありがとうございます。