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2章 光が輝き、空へ上がり始め
2-11 余計にやばい事をやらかすひとが、色々と片付けている
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「‥‥‥尋問からの情報収集後に、やらかしてきた背後の者たちを捕まえるために来たけど」
【シュルル…何で全滅しているの?】
宿屋での襲撃後、しっかり初心者でもやれる尋問を行い、今回の事件を起こした黒幕に関して、確認することが出来た。
案の定というべきか、この国から出る気になるレベルだったが…この国の第2~4王子たちが、あの襲撃者たちを雇った犯人だったようである。
数が多かったようだが、どうやら雇われた人たちが相談し合い、全員で僕らを襲撃した後に色々と決める事を考えていたらしい。
普通に考えて国滅ぼしの魔物がいる相手に対して、人数差がないと不味いだろうと思って手を組み合ったのだろうが、結果として捕まっているので意味がないだろう。
その事はどうでも良いから別に置いておくとして、情報を引き出したところ黒幕たちは都合の良いことに、それぞれ互いににらみ合うためなのか、同じ場所にいたらしい。
そこで、ギルドの方に襲撃者たちを引き渡し、再度専門家に任せて尋問を行い、情報の正確性をしっかりと確認してから捕縛のために人を集めてもらってやって来たのだが‥‥何故か、僕らが突撃する前に、王子たちが全滅していた。
【グラグラァ】
「見事に全員、生気が抜けているでござるな。命も失われているでござるし、脂肪たっぷりの油ギッシュ感も失われて、倒れている者たち全員骨と皮だけになっているでござるよ」
「本当に何があったんだ…?」
捕縛にやってきた人たちも、僕等も驚きを隠せない惨状。
そろっていた王子たちは見事に骨と皮だけの存在になっており、ぺらっぺらのガリガリの変わり果てた姿となっているようだ。
というか、よく見たら絡んできた不審人物らしいのもいるな…骨と皮だけになってだいぶ分からなくなっていたが、身に着けている装飾品は同じだから何とか判別できる。
「それでも、これは普通ありえないだろ」
普通に集まっているだけなのに、何をどうしてこうなったのか。
事情を知っている人がいないのか、この場所で生き延びている人たちがいないか捜索してみたが…結果は、何も得られなかった。
彼らと一緒だったらしいそれぞれの取巻きや臣下、その他にお金などで繋がっている人などもいたようだが、その人たちも同様に骨と皮になっており、証言できる人がいない。
むしろ、文字通りすぎて内臓すらも無くなっているかのような…本当の骨と皮になっている人しか残っていないようだ。
「どう考えても、絶対に不味い状況だろ。何でこの国の王子たちがそろって亡き者になっているんだよ‥‥」
何があったのかはわからない。でも、確実に言えることとすれば相当面倒なことが起きているという事ぐらいだろうか。
絶対に巻き込まれたら非常に面倒な類であり、このままこの国に滞在するのも不味いだろう。
「皆、今日は他の捕縛する人たちと話し合いをして宿に戻ったら、すぐに出国の用意をしよう」
【うん、そうした方が良いかも。ここに居たら確実に不味いもん】
【グラグラ】
「外的要因でなったのは間違いなさそうでござるからな。国を出たところでこの状況を作り上げたものがこの国に留まらずに出てくる可能性もあるでござるが、さっさと去ったほうが良さそうでござる」
なにやら余計にやばい感じの空気が出てきたようで、僕等はすぐにでもこの国から逃げようと画策する。
だがしかし、人の愚かさというのは、その考えすらも凌駕するほど素早く動きまくるようであった‥‥‥
【シュルル…何で全滅しているの?】
宿屋での襲撃後、しっかり初心者でもやれる尋問を行い、今回の事件を起こした黒幕に関して、確認することが出来た。
案の定というべきか、この国から出る気になるレベルだったが…この国の第2~4王子たちが、あの襲撃者たちを雇った犯人だったようである。
数が多かったようだが、どうやら雇われた人たちが相談し合い、全員で僕らを襲撃した後に色々と決める事を考えていたらしい。
普通に考えて国滅ぼしの魔物がいる相手に対して、人数差がないと不味いだろうと思って手を組み合ったのだろうが、結果として捕まっているので意味がないだろう。
その事はどうでも良いから別に置いておくとして、情報を引き出したところ黒幕たちは都合の良いことに、それぞれ互いににらみ合うためなのか、同じ場所にいたらしい。
そこで、ギルドの方に襲撃者たちを引き渡し、再度専門家に任せて尋問を行い、情報の正確性をしっかりと確認してから捕縛のために人を集めてもらってやって来たのだが‥‥何故か、僕らが突撃する前に、王子たちが全滅していた。
【グラグラァ】
「見事に全員、生気が抜けているでござるな。命も失われているでござるし、脂肪たっぷりの油ギッシュ感も失われて、倒れている者たち全員骨と皮だけになっているでござるよ」
「本当に何があったんだ…?」
捕縛にやってきた人たちも、僕等も驚きを隠せない惨状。
そろっていた王子たちは見事に骨と皮だけの存在になっており、ぺらっぺらのガリガリの変わり果てた姿となっているようだ。
というか、よく見たら絡んできた不審人物らしいのもいるな…骨と皮だけになってだいぶ分からなくなっていたが、身に着けている装飾品は同じだから何とか判別できる。
「それでも、これは普通ありえないだろ」
普通に集まっているだけなのに、何をどうしてこうなったのか。
事情を知っている人がいないのか、この場所で生き延びている人たちがいないか捜索してみたが…結果は、何も得られなかった。
彼らと一緒だったらしいそれぞれの取巻きや臣下、その他にお金などで繋がっている人などもいたようだが、その人たちも同様に骨と皮になっており、証言できる人がいない。
むしろ、文字通りすぎて内臓すらも無くなっているかのような…本当の骨と皮になっている人しか残っていないようだ。
「どう考えても、絶対に不味い状況だろ。何でこの国の王子たちがそろって亡き者になっているんだよ‥‥」
何があったのかはわからない。でも、確実に言えることとすれば相当面倒なことが起きているという事ぐらいだろうか。
絶対に巻き込まれたら非常に面倒な類であり、このままこの国に滞在するのも不味いだろう。
「皆、今日は他の捕縛する人たちと話し合いをして宿に戻ったら、すぐに出国の用意をしよう」
【うん、そうした方が良いかも。ここに居たら確実に不味いもん】
【グラグラ】
「外的要因でなったのは間違いなさそうでござるからな。国を出たところでこの状況を作り上げたものがこの国に留まらずに出てくる可能性もあるでござるが、さっさと去ったほうが良さそうでござる」
なにやら余計にやばい感じの空気が出てきたようで、僕等はすぐにでもこの国から逃げようと画策する。
だがしかし、人の愚かさというのは、その考えすらも凌駕するほど素早く動きまくるようであった‥‥‥
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