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14 避けても来るのはどうしろと
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肩書だけは生徒会になりつつも、面倒事を減らせるだろうと思って受け入れてから1週間。
流石に、時間もそれなりに立てば物珍しさなどもなく、召喚士としてクラスにもなじむことができるようになって…‥‥
「いたはずなんだけどなぁ…‥‥今度は何をやった、ノイン」
「なにもしていまセン」
俺の問いかけに対して、そう答えるノイン。
うん、何もしていないというのは間違いだよね?
だって彼女の足元には…‥‥
「‥‥‥何故、タンクマンたちが倒れているんだよ。しかもなんでちょっと煙をだして焦げているんだ?」
「正当防衛‥‥‥というよりも、相手の自爆デス。水を撒いて警告はしたのですが、自ら突撃なさレテ‥‥‥」
…‥‥彼女の足元に転がっているのは、『タンクマン』という職業の適性を持ち、その学科に居るはずの生徒たち。
わざわざ職業に合わせての、特徴的な樽っぽいような鎧を着こなす彼らが倒れるさまは、まるで鋼鉄の樽がいくつも倒れているようにしか見えない。
というか、そもそもなぜ他の学科でもあるタンクマンたちがここにいるのか、ノインに聞いてみるも、彼女も今一つわからないようであった。
いわく、今日の座学の間、召喚獣としては各自自由に、各々の研鑽を行ったりしていたので、今日もその研鑽を行おうとしていた。
ノインの場合は、メイドゴーレムという事もあり、メイドとしての家事の研鑽‥‥‥本日は、学園内の清掃を進んで行っていたそうである。
彼女の掃除はほどほどにするようにあらかじめ言っているので、これはたいした噂にもならない。
綺麗に磨き過ぎて、透明になったガラス窓に突撃した鳥の話とか、廊下の床の反射を抑えるようにしているとか、精々その程度だった。
だがしかし、今回の場合、掃除中に…‥‥
「‥‥‥軽く水を撒いて、そこから雑巾で軽く拭くはずでしたが、彼らが突然現れたのデス」
そう言いながら、その状況を映すと言って、壁の方へ向き、右目が光って壁に何かを投影した。
それは、彼女が先ほどまで見ていた風景のようで、ご丁寧に音声まで記録されていた。
―――――――――――――
『ふぉぉぉぉぉ!!皆の衆、突撃だぁぁぁぁぁっ!!』
『『『いえっさぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』』』
『ン?皆様方、何を‥‥‥』
映像内で、迫りくるタンクマンたちの姿を見て、ノインは首をかしげたのか画像がほんの少し傾く。
ちょっと離れた場所から、ノインをめがけて駆け抜け抜けてくるタンクマンたち。
その走りは、重そうな鎧を着ているのにもかかわらず、その重さをものともせずに勢いよく、素早く駆け抜けてくる。
そのまま彼女の近くまで迫って来て、その表情は見えるが、何か決死のような顔である。
『このへん、水を撒いているので滑りやすく、危険デス』
そうノインが警告するも、彼らの走りは止まることなく、どんどん迫ってくる。
そして、あと数メートルほどというところで‥‥‥
『とおうっ!!』
先頭を駆け抜けるタンクマンの一人が、突如としてその場を跳躍した。
華麗に跳躍しつつも、かなりの重量の鎧を着こんでいるので、そう大きくは飛ばない。
すぐそばに来たかと思えば…‥‥
『どえっせえぇぇぇい!!』
ばっと一瞬、画面が暗転した。
何か布のような物で‥‥‥いや、違う。
その元は、ノインのメイド服のスカート部分であり、それを盛大にめくり上げたのだ。
『…‥‥』
スカートがパサリと戻り、目の前には血まみれになって倒れ込みながらも、悔いがないような顔で倒れ込むタンクマン。
そしてその周囲では、他の者たちもおり、何か待つような顔をして‥‥‥次の瞬間、画面に閃光が走った。
―――――――――――――
「…‥‥お仕置きを望んでいらしたようで、床が濡れていることを利用して、300V以上の電気を流して感電させまシタ」
そう淡々と言うノインの表情は変わりない。
いや、言うのであれば、倒れ込むタンクマンたちをゴミ屑以下の存在にでも見るかのような、冷ややかな眼であった。
「まぁ、私はメイドゴーレムですし、人間の羞恥心とは異なりますので、この程度のことなど特に気にも留めまセン。ですが、相手が増長しないように適度に殲滅するようにと、しているのデス」
「けっこう気にしてないか?」
「気にしていまセン」
そうは言うが、何かさらっと副音声のような物が聞こえたような気がする。
というかそもそも、なぜこのタンクマンたちはそのような命知らずな真似をしたのやら…‥‥いやまぁ、確かにノイン綺麗だけどさ、この学園でなんでそんなあほすぎる行為をしたのやら。
「‥‥‥生徒会長たちへ、この案件を申し出る事を推奨いたしマス。ついでにこの行為も公開しつつ、社会的抹殺も推奨いたしマス」
「やっぱり気にしてないか?」
何にしても、放置はできないだろう。
とにもかくにも、このタンクマンたちの謎の奇行は、何やら面倒事を予感させるのであった…‥‥
「しかし、ここへ放置して言っている間に、気絶から目を覚まして逃げないか?」
「対策は取っておきマス。適度に仕置きを施しマス」
「そのヴィンヴィン音を出しているの何?」
「超高性能毛根除去装置デス」
‥‥‥過剰防衛にならないか?いや、もうすでに相手は倒れているし、オーバーキルって方になるのか?
いや、でもタンクマンの職業を顕現させている人って、確かドMが多かったような…‥‥仕置きになるのか?
流石に、時間もそれなりに立てば物珍しさなどもなく、召喚士としてクラスにもなじむことができるようになって…‥‥
「いたはずなんだけどなぁ…‥‥今度は何をやった、ノイン」
「なにもしていまセン」
俺の問いかけに対して、そう答えるノイン。
うん、何もしていないというのは間違いだよね?
だって彼女の足元には…‥‥
「‥‥‥何故、タンクマンたちが倒れているんだよ。しかもなんでちょっと煙をだして焦げているんだ?」
「正当防衛‥‥‥というよりも、相手の自爆デス。水を撒いて警告はしたのですが、自ら突撃なさレテ‥‥‥」
…‥‥彼女の足元に転がっているのは、『タンクマン』という職業の適性を持ち、その学科に居るはずの生徒たち。
わざわざ職業に合わせての、特徴的な樽っぽいような鎧を着こなす彼らが倒れるさまは、まるで鋼鉄の樽がいくつも倒れているようにしか見えない。
というか、そもそもなぜ他の学科でもあるタンクマンたちがここにいるのか、ノインに聞いてみるも、彼女も今一つわからないようであった。
いわく、今日の座学の間、召喚獣としては各自自由に、各々の研鑽を行ったりしていたので、今日もその研鑽を行おうとしていた。
ノインの場合は、メイドゴーレムという事もあり、メイドとしての家事の研鑽‥‥‥本日は、学園内の清掃を進んで行っていたそうである。
彼女の掃除はほどほどにするようにあらかじめ言っているので、これはたいした噂にもならない。
綺麗に磨き過ぎて、透明になったガラス窓に突撃した鳥の話とか、廊下の床の反射を抑えるようにしているとか、精々その程度だった。
だがしかし、今回の場合、掃除中に…‥‥
「‥‥‥軽く水を撒いて、そこから雑巾で軽く拭くはずでしたが、彼らが突然現れたのデス」
そう言いながら、その状況を映すと言って、壁の方へ向き、右目が光って壁に何かを投影した。
それは、彼女が先ほどまで見ていた風景のようで、ご丁寧に音声まで記録されていた。
―――――――――――――
『ふぉぉぉぉぉ!!皆の衆、突撃だぁぁぁぁぁっ!!』
『『『いえっさぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』』』
『ン?皆様方、何を‥‥‥』
映像内で、迫りくるタンクマンたちの姿を見て、ノインは首をかしげたのか画像がほんの少し傾く。
ちょっと離れた場所から、ノインをめがけて駆け抜け抜けてくるタンクマンたち。
その走りは、重そうな鎧を着ているのにもかかわらず、その重さをものともせずに勢いよく、素早く駆け抜けてくる。
そのまま彼女の近くまで迫って来て、その表情は見えるが、何か決死のような顔である。
『このへん、水を撒いているので滑りやすく、危険デス』
そうノインが警告するも、彼らの走りは止まることなく、どんどん迫ってくる。
そして、あと数メートルほどというところで‥‥‥
『とおうっ!!』
先頭を駆け抜けるタンクマンの一人が、突如としてその場を跳躍した。
華麗に跳躍しつつも、かなりの重量の鎧を着こんでいるので、そう大きくは飛ばない。
すぐそばに来たかと思えば…‥‥
『どえっせえぇぇぇい!!』
ばっと一瞬、画面が暗転した。
何か布のような物で‥‥‥いや、違う。
その元は、ノインのメイド服のスカート部分であり、それを盛大にめくり上げたのだ。
『…‥‥』
スカートがパサリと戻り、目の前には血まみれになって倒れ込みながらも、悔いがないような顔で倒れ込むタンクマン。
そしてその周囲では、他の者たちもおり、何か待つような顔をして‥‥‥次の瞬間、画面に閃光が走った。
―――――――――――――
「…‥‥お仕置きを望んでいらしたようで、床が濡れていることを利用して、300V以上の電気を流して感電させまシタ」
そう淡々と言うノインの表情は変わりない。
いや、言うのであれば、倒れ込むタンクマンたちをゴミ屑以下の存在にでも見るかのような、冷ややかな眼であった。
「まぁ、私はメイドゴーレムですし、人間の羞恥心とは異なりますので、この程度のことなど特に気にも留めまセン。ですが、相手が増長しないように適度に殲滅するようにと、しているのデス」
「けっこう気にしてないか?」
「気にしていまセン」
そうは言うが、何かさらっと副音声のような物が聞こえたような気がする。
というかそもそも、なぜこのタンクマンたちはそのような命知らずな真似をしたのやら…‥‥いやまぁ、確かにノイン綺麗だけどさ、この学園でなんでそんなあほすぎる行為をしたのやら。
「‥‥‥生徒会長たちへ、この案件を申し出る事を推奨いたしマス。ついでにこの行為も公開しつつ、社会的抹殺も推奨いたしマス」
「やっぱり気にしてないか?」
何にしても、放置はできないだろう。
とにもかくにも、このタンクマンたちの謎の奇行は、何やら面倒事を予感させるのであった…‥‥
「しかし、ここへ放置して言っている間に、気絶から目を覚まして逃げないか?」
「対策は取っておきマス。適度に仕置きを施しマス」
「そのヴィンヴィン音を出しているの何?」
「超高性能毛根除去装置デス」
‥‥‥過剰防衛にならないか?いや、もうすでに相手は倒れているし、オーバーキルって方になるのか?
いや、でもタンクマンの職業を顕現させている人って、確かドMが多かったような…‥‥仕置きになるのか?
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