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133 トラウマって治せるのか
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【ピッギャァァァァァ!!】
口がないのに、全身を震わせ、咆哮をあげる巨大メタリックスライム。
多くの目玉が全身にありつつ、金属光沢はそのまま、サイズだけが巨大になったその姿は‥‥‥
「‥‥‥何だろう、今すっごい悪寒が。というか、トラウマが‥‥‥」
「ご主人様、大丈夫でしょうカ?」
「あんまり大丈夫じゃないな…‥‥」
…‥‥夏季休暇前の、海で出くわしたゲイザーの事を、何故か思い出させられた。
あれも巨大で丸めで、目玉たっぷり…‥‥似ているその姿に、捕食されたトラウマが何か蘇ったような気がする。
あの時とは状況も異なるし、ノイン製の装備もあるので捕食される心配も特にないが‥‥‥トラウマって、そう簡単に消えないことを実感した。妹トラウマのゼネの気持ちが、今なら非常に分かるような気がする。
【ピッギャァァァァ!!】
っと、トラウマにやや蝕まれそうな中で、スライムが咆哮をあげ、目玉をぎょろぎょろと動かす。
ゲイザーより気持ち悪さは高いが、それでも目玉の質感が違うせいかちょっと軽減されている。
シュルルル!!
「あ、カトレアの木の根だ」
っと、ここで流石に見ているだけでは不味そうだと判断したのか、生やした大木の方にいたカトレアが攻撃を仕掛けたらしく、スライムの足元から大量の根っこが飛び出し、巻き付き始めた。
このまま動きを固定できればよかったが‥‥‥
【ピギャァァァ!!】
バァァァン!!
「はじけとんだ!?」
「いえ、分裂しただけのようデス」
締め上げられ、固定されたかと思った次の瞬間、スライムが一気にはじけ飛んだ。
まとまっていてはだめだと判断したのか、根っこの隙間から飛び出し、一気に大量のスライムに分かれ、再び違う場所で集合し、また巨大なスライムへと変貌する。
ここで今度は、隙間なくした方が良いと判断したのか、アナスタシアが起こしたらしい吹雪が一気にスライムを包み込み、氷像に変える。
‥‥‥が、こちらも意味がなかった。
バキィィィン!!
「‥‥‥膨らんで、内側から割った」
「何かと知能が高いようでござるな‥‥‥」
拘束手段が通じないとでも言いたいのか、ありとあらゆる手法をかいくぐるスライム。
俺たちの方も見ているだけではなく、ノインがねっとりとした粘着弾を使って固定を試みたり、金属なら融解するかと思ってルビーが超高温のブレスを吐くも、どれもこれもはじけ飛び、回転して無効化し、様々な手段を防御していく。
なんというか、文字通りの鉄壁である。
【ピギィィィィィア!!】
咆哮をあげ、攻撃に耐えきったことを自慢するかのように体を震わせる巨大メタリックスライム。
遠目だが、どことなくカトレアたちが悔しそうな顔をしている。
【ピギピッギヤァァ!!】
っと、ここで防御の姿勢から一転し、攻撃へ移ろうとする動きが出た。
表面の転々とした目玉が一斉にぐわっと見開き、一瞬金属な肌が目玉のみの姿に置き換わる。
【ピギャアアアア!!】
声を上げ、同時に各目玉の上に、光球体が現れ始める。
ポンポンッと出現し、正面にあたる目玉の方へ集中していく。
「…‥‥不味いですネ。エネルギーを集中しているようデス」
「威力予想は?」
「あのゲイザー以上デス」
目玉たっぷりモンスターの特技というべきか、あの巨大メタリックスライムは各目玉に集めたエネルギーを集中させ、ビームを放つつもりのようである。
あのゲイザーは水流であったが、本来はこっちの方がある意味正しい攻撃手段らしく、威力の予想も大きなものになるようだ。
【ピギャアアアアアアアアス!!】
「っ!リリス、全力防御へ、ノイン、ロケットパンチで彼女をビームの正面へ!」
「グゲェ!」
「了解デス!!」
カトレアたちがいる大木の方へ向けられたビームに対して、俺は素早く指示を出す。
ノインがリリスの箱をつかみ、一気にふっ飛ばしてビームの真正面へ。
そしてリリスが素早く箱を閉じ、受け止める。
ドォォォォォォン!!
「グゲェェ――――――!!」
…‥‥正面からビームが来たが、リリスの箱に直撃しても、彼女に傷ひとつも付かなかった。
が、威力というか、作用反作用の法則というべきもので、空中では足場もなく、ビームをそこで止めて爆発させたはいいモノの、放物線を描いてふっ飛ばされた。
「‥‥‥うわ、威力シャレにならないというか‥‥‥」
「主殿、今ので集中はダメだと、相手は気が付いたようでござるよ」
ルビーの言葉に、スライムの方へ目を向けて見れば、またビームを発射しようとしていた。
だが、今度は集中させることはせず、各目玉にその光を留めているだけ。
「分散して撃つ気か」
一本の極太であろうとも、リリスがいれば問題ない。
だがしかし、流石に拡散されてしまえば全てをカバーしきる事もできないし、被害が出てしまう。
「ノイン、カトレア、ルビー、ゼネ、アナスタシア!!それぞれの遠距離攻撃である程度の防御!!リリスは再召喚でリザ、素早く動けるお前で運びながら各自受け止めろ!!」
「「「「「「了解!!」」」」」」
「グゲェ!!」
ふっ飛ばされたリリスを召喚し直し、リザに手渡す。
避難していた各生徒たちも、遠距離攻撃が使える者たちが協力して攻撃を相殺する。
「この程度、拡散光線砲で撃ち落とせマス」
「新作木の実爆弾連続発射ですわ!!」
「拡散火炎放射!!」
「儂、攻撃は得意ではないがのぅ、まぁ、狙いを惑わせる幻術ならできるのじゃ」
「凍らせ、目玉ぶっさす」
…‥‥さらっと物騒な言葉が聞こえたような気がしたが、各自も手分けをして拡散された光線を撃ち消し合う。
攻撃をこうも簡単に防がれたせいで、スライムの方は唖然としているようだが、今が一番の隙であろう。
「‥といっても、攻撃手段がなぁ」
分裂される時点で、まとめて攻撃しようにも逃れてしまうし、凍らせてもはじけ、縛ってもはじけ、金属を痛める意味で高温低温を上下させても意味もなさそう。
だが、手段が無いわけではない。
先ほどから観察していて分かったが、あの巨体では、元の小さなメタリックスライムの時のように跳ねる事もできなければ、移動するのも一苦労。
と言うか、転がって攻撃しようにもぶよぶよっとしたスライムボディでやりにくいようだし、だからこそあのビーム連射での攻撃をしているのだろうが…‥‥その部分を見れば、対策は可能だ。
「…‥‥カトレア、あのスライムの足元の地面、全部掘りつくせないか?」
飛行し、彼女達の元へ戻り、カトレアにそう問いかける。
「ん?穴を作るぐらいであれば、栄養分を吸い尽くせばできますわね。でも、それでどうにかなるものですの?」
「どうにかなるというか、まず相手の動きを狭めるためにだ」
「‥‥‥了解ですわ!」
俺の言葉にどういうことなのか疑問に思ったようだが、直ぐに彼女は実行した。
攻撃を放ちまくっているスライムの足元は御留守だったようで、伸ばされていた木の根に気が付かれていない。
「養分は、後で色々と返すためにも蓄えまして…‥‥では、一気飲みですわね」
そう言うが早いが、ごくんという音がした後に、ズンっと音を立て、直ぐにスライムの巨体が地に沈んだ。
いや違う、できた穴に見事にすっぽりとはまり込んだだけだ。
【ピギャァァァアス!?】
突然の地面の変化に、戸惑いの声を上げるメタリックスライム。
ビームの連射も止み、慌てて動こうとするが重い巨大では跳ねて脱出もできない。
だからこそ分裂し、身軽になって脱出しようとしたが…‥‥そうは問屋が卸さない。
「アナスタシア、蓋をしろ!」
「わかった、氷の蓋、作る」
ぐっと指を立て、彼女がさっと手を振ると穴の上を覆うように大きな氷の膜ができ、スライムたちが脱出できなくなった。
隙間なく凍り尽くし、なおかつ掘る事もできないようにカトレアの木の根が先回りをして、周囲の地面を今度は水分を奪ってがちがちにしてしまう。
「さてと、これでまとめて捕縛できたようなものだし…‥‥ノイン、あいつらって元々人工的に合成されて、出来たスライムだよな?」
「そうデス」
「だったら、元の材料に戻せないか?」
「…‥‥可能と言えば可能ですネ。ただ、少し時間が必要ですが、よろしいでしょうカ」
「ああ、なんとかここで留めるようにしてもらうからな」
…‥‥最初から、こうすればよかったのかもしれない。
無理に戦闘せずに、無力化を先にすれば無駄な労力はなかっただろう。
でもまぁ、まとめて捕まえるための考えを巡らせるだけの時間も必要だったし、最初からできるわけもない。
とにもかくにも捕縛され、穴に閉じ込められたメタリックスライムたち。
後はゆっくりと、ノインが分解薬を完成させるまで、俺たちは逃げないように念入りに閉じ込めておくのであった‥‥‥‥
「‥‥‥とは言え、分解したあとの液体をどう処理するかが問題ですネ」
「金属だし、合金とかにできないのか?」
「色々混ざって、純度が低いですからね…‥‥産業廃棄物と言うやつになりますネ。処分が非常に面倒デス」
口がないのに、全身を震わせ、咆哮をあげる巨大メタリックスライム。
多くの目玉が全身にありつつ、金属光沢はそのまま、サイズだけが巨大になったその姿は‥‥‥
「‥‥‥何だろう、今すっごい悪寒が。というか、トラウマが‥‥‥」
「ご主人様、大丈夫でしょうカ?」
「あんまり大丈夫じゃないな…‥‥」
…‥‥夏季休暇前の、海で出くわしたゲイザーの事を、何故か思い出させられた。
あれも巨大で丸めで、目玉たっぷり…‥‥似ているその姿に、捕食されたトラウマが何か蘇ったような気がする。
あの時とは状況も異なるし、ノイン製の装備もあるので捕食される心配も特にないが‥‥‥トラウマって、そう簡単に消えないことを実感した。妹トラウマのゼネの気持ちが、今なら非常に分かるような気がする。
【ピッギャァァァァ!!】
っと、トラウマにやや蝕まれそうな中で、スライムが咆哮をあげ、目玉をぎょろぎょろと動かす。
ゲイザーより気持ち悪さは高いが、それでも目玉の質感が違うせいかちょっと軽減されている。
シュルルル!!
「あ、カトレアの木の根だ」
っと、ここで流石に見ているだけでは不味そうだと判断したのか、生やした大木の方にいたカトレアが攻撃を仕掛けたらしく、スライムの足元から大量の根っこが飛び出し、巻き付き始めた。
このまま動きを固定できればよかったが‥‥‥
【ピギャァァァ!!】
バァァァン!!
「はじけとんだ!?」
「いえ、分裂しただけのようデス」
締め上げられ、固定されたかと思った次の瞬間、スライムが一気にはじけ飛んだ。
まとまっていてはだめだと判断したのか、根っこの隙間から飛び出し、一気に大量のスライムに分かれ、再び違う場所で集合し、また巨大なスライムへと変貌する。
ここで今度は、隙間なくした方が良いと判断したのか、アナスタシアが起こしたらしい吹雪が一気にスライムを包み込み、氷像に変える。
‥‥‥が、こちらも意味がなかった。
バキィィィン!!
「‥‥‥膨らんで、内側から割った」
「何かと知能が高いようでござるな‥‥‥」
拘束手段が通じないとでも言いたいのか、ありとあらゆる手法をかいくぐるスライム。
俺たちの方も見ているだけではなく、ノインがねっとりとした粘着弾を使って固定を試みたり、金属なら融解するかと思ってルビーが超高温のブレスを吐くも、どれもこれもはじけ飛び、回転して無効化し、様々な手段を防御していく。
なんというか、文字通りの鉄壁である。
【ピギィィィィィア!!】
咆哮をあげ、攻撃に耐えきったことを自慢するかのように体を震わせる巨大メタリックスライム。
遠目だが、どことなくカトレアたちが悔しそうな顔をしている。
【ピギピッギヤァァ!!】
っと、ここで防御の姿勢から一転し、攻撃へ移ろうとする動きが出た。
表面の転々とした目玉が一斉にぐわっと見開き、一瞬金属な肌が目玉のみの姿に置き換わる。
【ピギャアアアア!!】
声を上げ、同時に各目玉の上に、光球体が現れ始める。
ポンポンッと出現し、正面にあたる目玉の方へ集中していく。
「…‥‥不味いですネ。エネルギーを集中しているようデス」
「威力予想は?」
「あのゲイザー以上デス」
目玉たっぷりモンスターの特技というべきか、あの巨大メタリックスライムは各目玉に集めたエネルギーを集中させ、ビームを放つつもりのようである。
あのゲイザーは水流であったが、本来はこっちの方がある意味正しい攻撃手段らしく、威力の予想も大きなものになるようだ。
【ピギャアアアアアアアアス!!】
「っ!リリス、全力防御へ、ノイン、ロケットパンチで彼女をビームの正面へ!」
「グゲェ!」
「了解デス!!」
カトレアたちがいる大木の方へ向けられたビームに対して、俺は素早く指示を出す。
ノインがリリスの箱をつかみ、一気にふっ飛ばしてビームの真正面へ。
そしてリリスが素早く箱を閉じ、受け止める。
ドォォォォォォン!!
「グゲェェ――――――!!」
…‥‥正面からビームが来たが、リリスの箱に直撃しても、彼女に傷ひとつも付かなかった。
が、威力というか、作用反作用の法則というべきもので、空中では足場もなく、ビームをそこで止めて爆発させたはいいモノの、放物線を描いてふっ飛ばされた。
「‥‥‥うわ、威力シャレにならないというか‥‥‥」
「主殿、今ので集中はダメだと、相手は気が付いたようでござるよ」
ルビーの言葉に、スライムの方へ目を向けて見れば、またビームを発射しようとしていた。
だが、今度は集中させることはせず、各目玉にその光を留めているだけ。
「分散して撃つ気か」
一本の極太であろうとも、リリスがいれば問題ない。
だがしかし、流石に拡散されてしまえば全てをカバーしきる事もできないし、被害が出てしまう。
「ノイン、カトレア、ルビー、ゼネ、アナスタシア!!それぞれの遠距離攻撃である程度の防御!!リリスは再召喚でリザ、素早く動けるお前で運びながら各自受け止めろ!!」
「「「「「「了解!!」」」」」」
「グゲェ!!」
ふっ飛ばされたリリスを召喚し直し、リザに手渡す。
避難していた各生徒たちも、遠距離攻撃が使える者たちが協力して攻撃を相殺する。
「この程度、拡散光線砲で撃ち落とせマス」
「新作木の実爆弾連続発射ですわ!!」
「拡散火炎放射!!」
「儂、攻撃は得意ではないがのぅ、まぁ、狙いを惑わせる幻術ならできるのじゃ」
「凍らせ、目玉ぶっさす」
…‥‥さらっと物騒な言葉が聞こえたような気がしたが、各自も手分けをして拡散された光線を撃ち消し合う。
攻撃をこうも簡単に防がれたせいで、スライムの方は唖然としているようだが、今が一番の隙であろう。
「‥といっても、攻撃手段がなぁ」
分裂される時点で、まとめて攻撃しようにも逃れてしまうし、凍らせてもはじけ、縛ってもはじけ、金属を痛める意味で高温低温を上下させても意味もなさそう。
だが、手段が無いわけではない。
先ほどから観察していて分かったが、あの巨体では、元の小さなメタリックスライムの時のように跳ねる事もできなければ、移動するのも一苦労。
と言うか、転がって攻撃しようにもぶよぶよっとしたスライムボディでやりにくいようだし、だからこそあのビーム連射での攻撃をしているのだろうが…‥‥その部分を見れば、対策は可能だ。
「…‥‥カトレア、あのスライムの足元の地面、全部掘りつくせないか?」
飛行し、彼女達の元へ戻り、カトレアにそう問いかける。
「ん?穴を作るぐらいであれば、栄養分を吸い尽くせばできますわね。でも、それでどうにかなるものですの?」
「どうにかなるというか、まず相手の動きを狭めるためにだ」
「‥‥‥了解ですわ!」
俺の言葉にどういうことなのか疑問に思ったようだが、直ぐに彼女は実行した。
攻撃を放ちまくっているスライムの足元は御留守だったようで、伸ばされていた木の根に気が付かれていない。
「養分は、後で色々と返すためにも蓄えまして…‥‥では、一気飲みですわね」
そう言うが早いが、ごくんという音がした後に、ズンっと音を立て、直ぐにスライムの巨体が地に沈んだ。
いや違う、できた穴に見事にすっぽりとはまり込んだだけだ。
【ピギャァァァアス!?】
突然の地面の変化に、戸惑いの声を上げるメタリックスライム。
ビームの連射も止み、慌てて動こうとするが重い巨大では跳ねて脱出もできない。
だからこそ分裂し、身軽になって脱出しようとしたが…‥‥そうは問屋が卸さない。
「アナスタシア、蓋をしろ!」
「わかった、氷の蓋、作る」
ぐっと指を立て、彼女がさっと手を振ると穴の上を覆うように大きな氷の膜ができ、スライムたちが脱出できなくなった。
隙間なく凍り尽くし、なおかつ掘る事もできないようにカトレアの木の根が先回りをして、周囲の地面を今度は水分を奪ってがちがちにしてしまう。
「さてと、これでまとめて捕縛できたようなものだし…‥‥ノイン、あいつらって元々人工的に合成されて、出来たスライムだよな?」
「そうデス」
「だったら、元の材料に戻せないか?」
「…‥‥可能と言えば可能ですネ。ただ、少し時間が必要ですが、よろしいでしょうカ」
「ああ、なんとかここで留めるようにしてもらうからな」
…‥‥最初から、こうすればよかったのかもしれない。
無理に戦闘せずに、無力化を先にすれば無駄な労力はなかっただろう。
でもまぁ、まとめて捕まえるための考えを巡らせるだけの時間も必要だったし、最初からできるわけもない。
とにもかくにも捕縛され、穴に閉じ込められたメタリックスライムたち。
後はゆっくりと、ノインが分解薬を完成させるまで、俺たちは逃げないように念入りに閉じ込めておくのであった‥‥‥‥
「‥‥‥とは言え、分解したあとの液体をどう処理するかが問題ですネ」
「金属だし、合金とかにできないのか?」
「色々混ざって、純度が低いですからね…‥‥産業廃棄物と言うやつになりますネ。処分が非常に面倒デス」
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