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355 やらかされる前に蓋は必要だったが
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‥‥‥人生というのは、わからないものである。
そう最初に告げ、国王は退任前の言葉語りだす。
「遊び人」という職業を、王座に就いている間に起きた出来事に対して活用した日々を。
自身が妃と共に子を得て、ついに自身の今いる座を渡す心境を。
国王という地位は、確かに国内においては最大の地位を誇るだろう。
けれども、それと同時に家族の父親としての立場でもあり、子供たちに地位を巡っての争いで失うようなことはさせたくはなく、そのために色々と実行し、未然に防いできた日々を語り上げる。
それは一人の王としての話であり、子を守ろうとした父親の話。
普段何かと滅茶苦茶な国王ではあったが…‥‥退任前に語るその言葉はまともどころか、非常に感激できるよう内容であり、何時しか聞いていた人々は涙を流し始める。
「…‥‥そして、ついに我が子たちに王位を渡す時は来た。今までついていた座ではあったが…‥‥此度、ついに譲り、隠居をすると宣言しよう。老いた身はもはやこの国の場にふさわしくはなく…‥‥今のこの国を作り上げるのは、若い子供たちの力だからだ!!」
そう言いきり、語り終えたところで拍手喝さいの嵐が巻き起こり、全員の国王に対しての認識を改めさせられる。
ああ、なんていい話しだったんだ、滅茶苦茶振り回す国王が、実はこんなに考えていたんだと口々に人々はつぶやき、語り合い、今の間隙に心を震わせる。
「そしてここで発表しよう!!国王の座を次に渡し、未来を託す相手として選んだ息子は…‥‥!!」
何処からともなくドラムロールが流れ始め、ついに決まるのかと全員が緊張しながらその成り行きを見守る。
告げられる相手でもある皇子たちもまた緊張しているようで、その表情は硬いが…‥‥ついにその音は止まり、国王の声が響き渡った。
「…‥‥選べなかったので、ここにで逃げさせてもらおう!国王としての座を降りるが、最後の王命として城伯に、いや、新しい国の国王となったディー国王となるものに気決めてもらう!!」
「「「「「‥‥‥はい?」」」」」
一瞬、何を言っているのだろうかと、全員の思いが一致してそろって変な声が出た。
そして、あっけに取られてしまったせいで、反応に遅れ‥‥‥次の瞬間、国王の姿は消え失せた。
そう、ぽちっとなにやら手元にボタンを取り出しておして、落下して消え失せたかのような…‥‥
「‥‥‥なぁ、あの逃走手段には、なんか身に覚えがあるような」
「そう言えば、昔ご主人様が攫われた手段に、落とし穴に落とされて輸送されるというのありましたが、その手段を応用した逃走をしたようですネ」
「つまり?」
「このヴィステルダム王国の次期国王の決定権をご主人様に押し付けて、逃亡したようデス」
「「「「「‥‥‥‥最後の最後で、面倒事を引き起こしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!」」」」」
まさかの決定権放棄というか、準備の良すぎる責任押し付け逃走劇というか。
一瞬で起きた出来事がようやく理解され、その場にいた全員の想いと声が一つになって揃い、思わず叫んでしまう。
‥‥‥数時間後、両王子に対してどうするべきかと悩まされ、何重にも重ねた協議の結果、新国王として第1王子を、その補佐として第2王子として決め、納得してもらった。
そして決まると同時に素早く協定を結び、逃走した国王陛下、いや、元国王捕縛作戦を決行するのであった‥‥‥
そう最初に告げ、国王は退任前の言葉語りだす。
「遊び人」という職業を、王座に就いている間に起きた出来事に対して活用した日々を。
自身が妃と共に子を得て、ついに自身の今いる座を渡す心境を。
国王という地位は、確かに国内においては最大の地位を誇るだろう。
けれども、それと同時に家族の父親としての立場でもあり、子供たちに地位を巡っての争いで失うようなことはさせたくはなく、そのために色々と実行し、未然に防いできた日々を語り上げる。
それは一人の王としての話であり、子を守ろうとした父親の話。
普段何かと滅茶苦茶な国王ではあったが…‥‥退任前に語るその言葉はまともどころか、非常に感激できるよう内容であり、何時しか聞いていた人々は涙を流し始める。
「…‥‥そして、ついに我が子たちに王位を渡す時は来た。今までついていた座ではあったが…‥‥此度、ついに譲り、隠居をすると宣言しよう。老いた身はもはやこの国の場にふさわしくはなく…‥‥今のこの国を作り上げるのは、若い子供たちの力だからだ!!」
そう言いきり、語り終えたところで拍手喝さいの嵐が巻き起こり、全員の国王に対しての認識を改めさせられる。
ああ、なんていい話しだったんだ、滅茶苦茶振り回す国王が、実はこんなに考えていたんだと口々に人々はつぶやき、語り合い、今の間隙に心を震わせる。
「そしてここで発表しよう!!国王の座を次に渡し、未来を託す相手として選んだ息子は…‥‥!!」
何処からともなくドラムロールが流れ始め、ついに決まるのかと全員が緊張しながらその成り行きを見守る。
告げられる相手でもある皇子たちもまた緊張しているようで、その表情は硬いが…‥‥ついにその音は止まり、国王の声が響き渡った。
「…‥‥選べなかったので、ここにで逃げさせてもらおう!国王としての座を降りるが、最後の王命として城伯に、いや、新しい国の国王となったディー国王となるものに気決めてもらう!!」
「「「「「‥‥‥はい?」」」」」
一瞬、何を言っているのだろうかと、全員の思いが一致してそろって変な声が出た。
そして、あっけに取られてしまったせいで、反応に遅れ‥‥‥次の瞬間、国王の姿は消え失せた。
そう、ぽちっとなにやら手元にボタンを取り出しておして、落下して消え失せたかのような…‥‥
「‥‥‥なぁ、あの逃走手段には、なんか身に覚えがあるような」
「そう言えば、昔ご主人様が攫われた手段に、落とし穴に落とされて輸送されるというのありましたが、その手段を応用した逃走をしたようですネ」
「つまり?」
「このヴィステルダム王国の次期国王の決定権をご主人様に押し付けて、逃亡したようデス」
「「「「「‥‥‥‥最後の最後で、面倒事を引き起こしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!」」」」」
まさかの決定権放棄というか、準備の良すぎる責任押し付け逃走劇というか。
一瞬で起きた出来事がようやく理解され、その場にいた全員の想いと声が一つになって揃い、思わず叫んでしまう。
‥‥‥数時間後、両王子に対してどうするべきかと悩まされ、何重にも重ねた協議の結果、新国王として第1王子を、その補佐として第2王子として決め、納得してもらった。
そして決まると同時に素早く協定を結び、逃走した国王陛下、いや、元国王捕縛作戦を決行するのであった‥‥‥
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