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1章 出会いの春風は突風で
1-4 自分が出たいが、それはどうなのか
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王都へ向かうまで時間はあるが、それまで魔剣を入手した者たちにはやるべきことがある。
それは、ある程度の魔剣のコントロールであり、中々重要な事だったりするのだ。
考えてみよう。仮に火を出す魔剣を得た人が、うっかり室内で炎上させたら火事になるだろうし、雷を落とす魔剣の持ち主が濡れてしまって自爆のようなことになってしまう可能性がある。
魔剣の持つ力が大きいからこそ、習うよりも前にまずは魔剣の力に慣れる必要性があるのだが…‥‥
「‥‥‥本来、ご主人様を守るのは私の役目なので、ご主人様は戦う必要がありまセン。ですが、私を魔剣として使う想いがあるのならば、それに答えるのが魔剣としての私の正しい方法なのでしょウ」
「それはもっともな正論のような、何かおかしいようなものが混ざっている気がしなくもないんだが…‥一つ良いか?」
「何でしょうカ?」
「確かにさ、今朝起きた後に慣れたいから剣として使わせてくれとは頼んだ。でも、慣れるためとはいえ…‥その動き方の感覚をしっかり学ばせるためにという名目で、俺の身体を勝手に動かすなよ!!というか、どうやって俺を操っているんだよ!!」
「そこはこう、魔剣としての力デス」
「説明が雑だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺のツッコミへの微妙な対応に、思わず叫んでしまった。
魔剣に慣れるために、魔剣を獲得した者たちが練習をする場所はどこの地方にもある。
そしてこの辺境の田舎ともいえる場所にも用意されており、本日はそこである程度の感覚をつかもうと思ってやって来たのだが‥‥‥何をどうしたのか、現在俺の片手がゼナの手によって剣に変化しつつ、体の自由が利かない。
いや、自由が利かないではなく、魔剣そのものに乗っ取られていると言って良いだろう。しかも気持ち悪いぐらいに拘束感が無いどころかヌルヌル体が勝手に動き、確かに剣を振るう感覚は掴めそうなのだが精神的に来るものがある。
「メイドたるもの‥‥‥いえ、ここは魔剣として、ご主人様が扱いやすいように、自身の扱い方を覚え込ませる必要があるでしょウ。無駄な動きを無くし、より効果的に動きやすい身体の扱い方を実感させるのデス」
「確かに実感しやすいけど、魔剣に操られるって相当ヤバい字面をしている気しかしないんだが!!」
「言われてみればそうですが、大丈夫デス。そう、例えご主人様が気絶していても、私が代わりに動くこともできるのデス」
乗っ取って勝手に操るのは魔剣というよりももっと禍々しい呪われた代物ではなかろうか?
そう思いたいのだが、確かに彼女に体を操られているとはいえ、それとなくどう動かせばいいのか分かる部分もあり、色々とツッコミが追い付かない。っておい、今のジャンプで地面が踏み砕けたんだが、俺の力以上の何かも出てないか?
「いえ、純粋にご主人様の力デス。常人は大抵自身の力をどこかでセーブしているので、こうやって操った時に限って普段以上の力を振るうことが可能になるのデス」
「それってつまり、ゼナが操ってない状態だと力がそこまで出ないということにもならないか?」
「そんなことは無いのデス。熟練になれば、意識して出せるようになりますからネ。ご主人様の呑み込み具合から見ても、中々のものですし、そう長くかからないとは思いますヨ」
「でも、普通じゃ出ない力を出させているってことは、後で反動があるんじゃ?」
「‥‥‥大丈夫デス。筋肉痛になったとしても、マッサージしてお世話いたしますからネ」
「その間に不安しかないんだが!?」
頼む相手を間違えたというべきか、魔剣として何かを盛大に間違えているというか、ツッコミ力を上げられている気しかしない。
しかし、そんなやり取りをしている間にも彼女は俺の身体を自由自在に動かし、様々な動きを覚え込ませてきている。
「んー、それにしてもご主人様は本当に呑み込みが早そうデス。初めて魔剣を持ったにしてはやけにスムーズに動きやすいのですが、何かやっていたのでしょうカ?」
「話を逸らすな!!‥‥‥まぁ、やっていたのかという質問に関しては、理由はあるけれどな」
‥‥‥魔獣を倒すために、魔剣を得るために何もしてこなかったわけではない。
ただその日偶然に手に入れたとしても、魔剣を扱うことができなければまさに宝の持ち腐れであり、持っている意味がない。
だからこそ、魔剣を手に入れた仮定と、入手できなかった場合の道も考えそれなりに自主的な特訓を密かに積み重ねていたりするのである。具体的には剣を振るう人の動きを真似ていたりするし、弟や妹たちの相手をしていれば否応なく体力も付くからな。
「なるほど‥‥‥隠れて努力をしているとは、感心デス。ご主人様のその想いが私を呼び寄せたのであれば、ソレはソレで運命的な出会いと言えるでしょウ」
「手に入れた結果が、メイドで現在俺を操っている魔剣だというのはすごい複雑だけどな」
誰が手に入れる事の出来た魔剣の姿がメイドで、使用時に所有者の身体を操る事が出来るような代物になると想像できただろうか?いや、普通はできない。
そもそもどうやって俺の身体を自由自在に動かしているのかも分からないし、魔剣としては異常としか言いようが無いだろう。
「でもちょっと、耳に挟むようなちゅうに…‥‥いえ、何でもないデス。ご主人様の努力のおかげで、やりやすいのであれば喜ばしい事なのデス」
「今ちょっとだけ、何か変な言葉を言いかけなかったか?」
「何でもないのデス。ああ、それはそうとしてそろそろ扱いに慣れてきたようですし、ここはひとつ私が直接相手をして実践してみませんカ?」
「え?」
何かをごまかそうとしているような気もするが、その言葉に操られた状態ながらも俺は首を傾げた。
今、彼女は俺の腕で剣になっているというのに、どうやって相手になるつもりなのだろうか?
「簡単な事デス。模造刀をご主人様に付けてもらうだけなのデス」
そう言うが早いが、体の操られていた感覚が消失し、腕から剣が消えて彼女がその場にメイドとしての姿に戻る。
そしてすぐに胸元からどこにどうやって入っていたんだと言う様な木製の刀を取り出してきた。
「‥‥‥確かに、ゼナの剣になった姿とうり二つの木刀なうえに、重さなんかもほぼ同じだな‥‥‥いつ用意した?」
「昨晩の間にデス。ご主人様がぐっすり眠っている中で、夜なべをして作ったのですヨ。まぁ、魔剣なので元々眠る必要性もないので、時間を有意義に使えたので良かったのデス」
準備が良いようで、しっかりと僕の腕に模造した木刀を装着させ、彼女が少し離れて前に立った。
「さぁ、ご主人様。せっかく今の動きで感覚をつかめたのですし、忘れないうちにしっかり復習しましょウ。私が相手をするのデス」
「魔剣とは言え、メイドというか女性相手に切りかかりたくもないんだがな‥‥‥まぁ、相手をしてくれるのであれば、やってもらおうか」
あとちょっと、操られていたところの不満もぶつけたい。大体の動き方を理解できたけど、いい気分でもない。
そう言う訳で、俺は彼女に挑ませてもらうことにした。覚えさせられたからこそ、どうやって動けばいいのかしっかりと理解しているし、そうそう負ける事なんぞ‥‥‥
「あれぇ?ゼナ姉ちゃん、フィー兄ちゃんを背負っているけど、どうしたの?」
「フィー兄ちゃん、気絶しているし何があったの?」
「‥‥‥えっと、ちょっと興が乗り過ぎて、励み過ぎただけデス。私もまだまだメイドとして甘かったのもありマス」
‥‥‥それから日々の日課に、密かに自主的な特訓を追加するのであった。
うん、一つ目標が出来た。絶対に、彼女に圧勝するほど実力を高めてやる‥‥‥‥
それは、ある程度の魔剣のコントロールであり、中々重要な事だったりするのだ。
考えてみよう。仮に火を出す魔剣を得た人が、うっかり室内で炎上させたら火事になるだろうし、雷を落とす魔剣の持ち主が濡れてしまって自爆のようなことになってしまう可能性がある。
魔剣の持つ力が大きいからこそ、習うよりも前にまずは魔剣の力に慣れる必要性があるのだが…‥‥
「‥‥‥本来、ご主人様を守るのは私の役目なので、ご主人様は戦う必要がありまセン。ですが、私を魔剣として使う想いがあるのならば、それに答えるのが魔剣としての私の正しい方法なのでしょウ」
「それはもっともな正論のような、何かおかしいようなものが混ざっている気がしなくもないんだが…‥一つ良いか?」
「何でしょうカ?」
「確かにさ、今朝起きた後に慣れたいから剣として使わせてくれとは頼んだ。でも、慣れるためとはいえ…‥その動き方の感覚をしっかり学ばせるためにという名目で、俺の身体を勝手に動かすなよ!!というか、どうやって俺を操っているんだよ!!」
「そこはこう、魔剣としての力デス」
「説明が雑だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺のツッコミへの微妙な対応に、思わず叫んでしまった。
魔剣に慣れるために、魔剣を獲得した者たちが練習をする場所はどこの地方にもある。
そしてこの辺境の田舎ともいえる場所にも用意されており、本日はそこである程度の感覚をつかもうと思ってやって来たのだが‥‥‥何をどうしたのか、現在俺の片手がゼナの手によって剣に変化しつつ、体の自由が利かない。
いや、自由が利かないではなく、魔剣そのものに乗っ取られていると言って良いだろう。しかも気持ち悪いぐらいに拘束感が無いどころかヌルヌル体が勝手に動き、確かに剣を振るう感覚は掴めそうなのだが精神的に来るものがある。
「メイドたるもの‥‥‥いえ、ここは魔剣として、ご主人様が扱いやすいように、自身の扱い方を覚え込ませる必要があるでしょウ。無駄な動きを無くし、より効果的に動きやすい身体の扱い方を実感させるのデス」
「確かに実感しやすいけど、魔剣に操られるって相当ヤバい字面をしている気しかしないんだが!!」
「言われてみればそうですが、大丈夫デス。そう、例えご主人様が気絶していても、私が代わりに動くこともできるのデス」
乗っ取って勝手に操るのは魔剣というよりももっと禍々しい呪われた代物ではなかろうか?
そう思いたいのだが、確かに彼女に体を操られているとはいえ、それとなくどう動かせばいいのか分かる部分もあり、色々とツッコミが追い付かない。っておい、今のジャンプで地面が踏み砕けたんだが、俺の力以上の何かも出てないか?
「いえ、純粋にご主人様の力デス。常人は大抵自身の力をどこかでセーブしているので、こうやって操った時に限って普段以上の力を振るうことが可能になるのデス」
「それってつまり、ゼナが操ってない状態だと力がそこまで出ないということにもならないか?」
「そんなことは無いのデス。熟練になれば、意識して出せるようになりますからネ。ご主人様の呑み込み具合から見ても、中々のものですし、そう長くかからないとは思いますヨ」
「でも、普通じゃ出ない力を出させているってことは、後で反動があるんじゃ?」
「‥‥‥大丈夫デス。筋肉痛になったとしても、マッサージしてお世話いたしますからネ」
「その間に不安しかないんだが!?」
頼む相手を間違えたというべきか、魔剣として何かを盛大に間違えているというか、ツッコミ力を上げられている気しかしない。
しかし、そんなやり取りをしている間にも彼女は俺の身体を自由自在に動かし、様々な動きを覚え込ませてきている。
「んー、それにしてもご主人様は本当に呑み込みが早そうデス。初めて魔剣を持ったにしてはやけにスムーズに動きやすいのですが、何かやっていたのでしょうカ?」
「話を逸らすな!!‥‥‥まぁ、やっていたのかという質問に関しては、理由はあるけれどな」
‥‥‥魔獣を倒すために、魔剣を得るために何もしてこなかったわけではない。
ただその日偶然に手に入れたとしても、魔剣を扱うことができなければまさに宝の持ち腐れであり、持っている意味がない。
だからこそ、魔剣を手に入れた仮定と、入手できなかった場合の道も考えそれなりに自主的な特訓を密かに積み重ねていたりするのである。具体的には剣を振るう人の動きを真似ていたりするし、弟や妹たちの相手をしていれば否応なく体力も付くからな。
「なるほど‥‥‥隠れて努力をしているとは、感心デス。ご主人様のその想いが私を呼び寄せたのであれば、ソレはソレで運命的な出会いと言えるでしょウ」
「手に入れた結果が、メイドで現在俺を操っている魔剣だというのはすごい複雑だけどな」
誰が手に入れる事の出来た魔剣の姿がメイドで、使用時に所有者の身体を操る事が出来るような代物になると想像できただろうか?いや、普通はできない。
そもそもどうやって俺の身体を自由自在に動かしているのかも分からないし、魔剣としては異常としか言いようが無いだろう。
「でもちょっと、耳に挟むようなちゅうに…‥‥いえ、何でもないデス。ご主人様の努力のおかげで、やりやすいのであれば喜ばしい事なのデス」
「今ちょっとだけ、何か変な言葉を言いかけなかったか?」
「何でもないのデス。ああ、それはそうとしてそろそろ扱いに慣れてきたようですし、ここはひとつ私が直接相手をして実践してみませんカ?」
「え?」
何かをごまかそうとしているような気もするが、その言葉に操られた状態ながらも俺は首を傾げた。
今、彼女は俺の腕で剣になっているというのに、どうやって相手になるつもりなのだろうか?
「簡単な事デス。模造刀をご主人様に付けてもらうだけなのデス」
そう言うが早いが、体の操られていた感覚が消失し、腕から剣が消えて彼女がその場にメイドとしての姿に戻る。
そしてすぐに胸元からどこにどうやって入っていたんだと言う様な木製の刀を取り出してきた。
「‥‥‥確かに、ゼナの剣になった姿とうり二つの木刀なうえに、重さなんかもほぼ同じだな‥‥‥いつ用意した?」
「昨晩の間にデス。ご主人様がぐっすり眠っている中で、夜なべをして作ったのですヨ。まぁ、魔剣なので元々眠る必要性もないので、時間を有意義に使えたので良かったのデス」
準備が良いようで、しっかりと僕の腕に模造した木刀を装着させ、彼女が少し離れて前に立った。
「さぁ、ご主人様。せっかく今の動きで感覚をつかめたのですし、忘れないうちにしっかり復習しましょウ。私が相手をするのデス」
「魔剣とは言え、メイドというか女性相手に切りかかりたくもないんだがな‥‥‥まぁ、相手をしてくれるのであれば、やってもらおうか」
あとちょっと、操られていたところの不満もぶつけたい。大体の動き方を理解できたけど、いい気分でもない。
そう言う訳で、俺は彼女に挑ませてもらうことにした。覚えさせられたからこそ、どうやって動けばいいのかしっかりと理解しているし、そうそう負ける事なんぞ‥‥‥
「あれぇ?ゼナ姉ちゃん、フィー兄ちゃんを背負っているけど、どうしたの?」
「フィー兄ちゃん、気絶しているし何があったの?」
「‥‥‥えっと、ちょっと興が乗り過ぎて、励み過ぎただけデス。私もまだまだメイドとして甘かったのもありマス」
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