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5章 復讐は我にあり
5-82 力はちまちま、預かるようで
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‥‥‥各国では今、とある話が出ていた。
あの青薔薇姫の姿がついに人々の前に現れ、復活を宣言したという事を。
「そのせいで、悪人の自首が相次いで独房や監房などが定員オーバーになって順番待ちで列が付いている状態に、か・・・どんだけの影響が出てるんだよ、コレ」
ばさぁっと帝国で発行されている情報誌の帝国新聞を読み、俺はそうつぶやく。
怪我は既にすっかり治っており、ゆったりと馬車に揺られながら進む中で呼んでいるのだが‥‥‥たった数日程度でこうも後ろめたい人たちが続出して出てくるのは驚くところなのだろう。
「無理もないですわよ。わたくしが昔、青薔薇姫に関して聞いたことがありましたけれどもその時こそ悪人の大暗黒時代とも言われてまして、今よりもっと出ていたという話もあるぐらいですわ」
「そこそこの組織や微妙なところが多く出て、重いところなどはすぐに動かないようですが、盗賊狩りなどで得られる収入が減るというデメリットもあるようですネ」
いや本当に、我が母の話ながらどういうことなのかとツッコミをいれたい。
そう言えば、あの呪いの王の人も色々言っていたような気がするんだよなぁ。青薔薇姫こと母よ、貴方は一体何をどうしでかせば、こんな事態を引き起こせるのでしょうか。
そんな自分の母親に対する世間の評価に遠い目をしつつも、気にしないほうがいいのかと結論付ける。
考えてもダメな奴だろう。ゼナのやるとんでもない事を考えると同じレベルで扱えって話になるのかもしれない。
あの母にしてこのメイドもありか‥‥‥俺の人との縁って、どうなっているんだろうなぁ。
そう思いつつ、ひとまず現実逃避も兼ねて話を変えることにした。
「それにしても、夏季休暇に入ったが‥‥‥ルルシアも王国の方に来てよかったのか?こういう時は帝国の城に帰ってゆっくりと過ごしていてもよさそうなものなのにな」
「ふふふ、わたくしだって夏季休暇なら他国へ出ていきたいのですわ。そう、例えば魔獣被害は休みだろうとどこにでもあるからこそ、他国視察の建前でどんどんやれますもの!!」
「‥‥‥そういや、そういう事やっていたな」
ここ最近はずっと帝国の学園で一緒に過ごしていて忘れがちだったが、ルルシアは元々皇女だけどよく魔剣士として魔獣を狩るために外に出向くことが多かった。
同じ魔剣士や騎士たちを引き連れ、魔獣の被害に遭わないように帝国周辺の村々に出向き、何かが起こる前に素早く討伐するようなこともやっていたのである。
まぁ、その際に色々とあって重傷を負った末に、偶然俺たちが帰郷していた時に遭遇したのがあるが‥‥‥今となっては、だいぶ懐かしい出来事だ。
「けど、あの大怪我を負った出来事のせいで、やりづらくなってしまったのですわよねぇ。結果として貴方の事を知れて、縁を結べたのは良かったですけれどもね」
「あの護衛の騎士や魔剣士は今回は連れてこないのか?」
「今はそのあふれ出る悪人たちを捕縛させる方に向けてますわ。どこかの誰かのお母様のおかげで、手が足りないですものね」
「‥‥‥あー、うん」
何とも言えないというか、ちょっとばかりジト目で見られている気がする。
そんなことを言われても、文句を言うなら母にして欲しい。俺にどうこうできないからな。
その件もあって悪人捕縛でいっぱいな人が多くなると、ちょっとばかり治安が悪化する可能性もある。
そういう訳で、今回の夏季休暇の帰郷で、ついでにルルシアも来ることにしたらしい。安全な場所と言えばどこなのかと言われたら、一番に俺の下の方が良いようだ。
「しかしなぁ、破神布とかの襲撃を考えると、完全に安全とは言い切れないんだけどね」
「あ、そのあたりなら大丈夫デス。その組織は組織で、当分動けないでしょうからネ」
「ん?その口ぶりだとゼナ、既に動いてやったのか?いつものことだから驚く気もないけどな」
「…‥潰せてもないのですガ、私がやったわけではないのデス。そう、例え人がちょっとばかり合体してリアル阿修羅観音像モドキになっていたとしても、彼らが引き起こしたことなのでどうってこともないのデス」
「本当に何があった?」
この間からその手の話題に目をそらすようなそぶりを見せているけど、本気で何があったのかと問い詰めたい。
でもその反面、聴いたらヤバそうなこともしていそうな気配も漂っており、」聞き出すこともできない。
色々と馬車の中の空気が聞きにくいものになる中、ゆっくりと先へ向かうのであった…‥‥
「ところでなぜ馬車に乗っていきますの?フィーがドラゴンになって飛んでいく方が、早く着きそうですわよ」
「いや、今回あの子がいるから‥‥‥ドラゴン二体で飛んで行ったら、それこそ余計な混乱を招きかねないから自粛しているんだよ」
「あー‥納得しましたわ」
なお、今回火炎竜の少女も一緒にである。彼女の監視の役目はゼナにあり、ゼナは俺の魔剣として一緒に来るため同行することになった様だ。
そんな彼女は今、馬車の揺れが居心地よかったのか爆睡しているけどな…‥‥
あの青薔薇姫の姿がついに人々の前に現れ、復活を宣言したという事を。
「そのせいで、悪人の自首が相次いで独房や監房などが定員オーバーになって順番待ちで列が付いている状態に、か・・・どんだけの影響が出てるんだよ、コレ」
ばさぁっと帝国で発行されている情報誌の帝国新聞を読み、俺はそうつぶやく。
怪我は既にすっかり治っており、ゆったりと馬車に揺られながら進む中で呼んでいるのだが‥‥‥たった数日程度でこうも後ろめたい人たちが続出して出てくるのは驚くところなのだろう。
「無理もないですわよ。わたくしが昔、青薔薇姫に関して聞いたことがありましたけれどもその時こそ悪人の大暗黒時代とも言われてまして、今よりもっと出ていたという話もあるぐらいですわ」
「そこそこの組織や微妙なところが多く出て、重いところなどはすぐに動かないようですが、盗賊狩りなどで得られる収入が減るというデメリットもあるようですネ」
いや本当に、我が母の話ながらどういうことなのかとツッコミをいれたい。
そう言えば、あの呪いの王の人も色々言っていたような気がするんだよなぁ。青薔薇姫こと母よ、貴方は一体何をどうしでかせば、こんな事態を引き起こせるのでしょうか。
そんな自分の母親に対する世間の評価に遠い目をしつつも、気にしないほうがいいのかと結論付ける。
考えてもダメな奴だろう。ゼナのやるとんでもない事を考えると同じレベルで扱えって話になるのかもしれない。
あの母にしてこのメイドもありか‥‥‥俺の人との縁って、どうなっているんだろうなぁ。
そう思いつつ、ひとまず現実逃避も兼ねて話を変えることにした。
「それにしても、夏季休暇に入ったが‥‥‥ルルシアも王国の方に来てよかったのか?こういう時は帝国の城に帰ってゆっくりと過ごしていてもよさそうなものなのにな」
「ふふふ、わたくしだって夏季休暇なら他国へ出ていきたいのですわ。そう、例えば魔獣被害は休みだろうとどこにでもあるからこそ、他国視察の建前でどんどんやれますもの!!」
「‥‥‥そういや、そういう事やっていたな」
ここ最近はずっと帝国の学園で一緒に過ごしていて忘れがちだったが、ルルシアは元々皇女だけどよく魔剣士として魔獣を狩るために外に出向くことが多かった。
同じ魔剣士や騎士たちを引き連れ、魔獣の被害に遭わないように帝国周辺の村々に出向き、何かが起こる前に素早く討伐するようなこともやっていたのである。
まぁ、その際に色々とあって重傷を負った末に、偶然俺たちが帰郷していた時に遭遇したのがあるが‥‥‥今となっては、だいぶ懐かしい出来事だ。
「けど、あの大怪我を負った出来事のせいで、やりづらくなってしまったのですわよねぇ。結果として貴方の事を知れて、縁を結べたのは良かったですけれどもね」
「あの護衛の騎士や魔剣士は今回は連れてこないのか?」
「今はそのあふれ出る悪人たちを捕縛させる方に向けてますわ。どこかの誰かのお母様のおかげで、手が足りないですものね」
「‥‥‥あー、うん」
何とも言えないというか、ちょっとばかりジト目で見られている気がする。
そんなことを言われても、文句を言うなら母にして欲しい。俺にどうこうできないからな。
その件もあって悪人捕縛でいっぱいな人が多くなると、ちょっとばかり治安が悪化する可能性もある。
そういう訳で、今回の夏季休暇の帰郷で、ついでにルルシアも来ることにしたらしい。安全な場所と言えばどこなのかと言われたら、一番に俺の下の方が良いようだ。
「しかしなぁ、破神布とかの襲撃を考えると、完全に安全とは言い切れないんだけどね」
「あ、そのあたりなら大丈夫デス。その組織は組織で、当分動けないでしょうからネ」
「ん?その口ぶりだとゼナ、既に動いてやったのか?いつものことだから驚く気もないけどな」
「…‥潰せてもないのですガ、私がやったわけではないのデス。そう、例え人がちょっとばかり合体してリアル阿修羅観音像モドキになっていたとしても、彼らが引き起こしたことなのでどうってこともないのデス」
「本当に何があった?」
この間からその手の話題に目をそらすようなそぶりを見せているけど、本気で何があったのかと問い詰めたい。
でもその反面、聴いたらヤバそうなこともしていそうな気配も漂っており、」聞き出すこともできない。
色々と馬車の中の空気が聞きにくいものになる中、ゆっくりと先へ向かうのであった…‥‥
「ところでなぜ馬車に乗っていきますの?フィーがドラゴンになって飛んでいく方が、早く着きそうですわよ」
「いや、今回あの子がいるから‥‥‥ドラゴン二体で飛んで行ったら、それこそ余計な混乱を招きかねないから自粛しているんだよ」
「あー‥納得しましたわ」
なお、今回火炎竜の少女も一緒にである。彼女の監視の役目はゼナにあり、ゼナは俺の魔剣として一緒に来るため同行することになった様だ。
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